東アフリカ3週間の一人旅、『旅の計画のプロセス (過程)』




なぜ、アフリカへ!?

元々、アフリカには、行きたいと思っていた。

と言っても、小さい頃からではなく、約4年前くらいからだが….。

僕は、20才の時に、『バケットリスト (死ぬまでにやりたいことリスト)』を書いた。

当時思いつく限り、それを実現可能かなんて一切無視して、紙に書き出した。

そして、そのリストの一つに、僕は、

アフリカで生命を感じること」と書いていた。

よっぽど、その頃の自分は、元気を失ってしまっていたのだろう。笑

生命力を感じて、自分が生きてるという実感を得たかったのかもしれない。

アメリカ横断で学んだこと

2016年の夏に、アメリカを横断して、様々な写真を撮ってきた。

自然、都市、建築、野生動物、人物、食べ物、作品などなど。

対象など絞らずに片っ端から

そして、色んな対象の写真を撮る中で自分は、「自然」と「野生動物」の写真を撮るときに喜びを感じてるのに気が付いた。

「やっぱり、自然が好き」なんだなぁと、自分の中で、よりハッキリした。

因みに、

野生動物」に関心を持った大きなきっかけは、『ヘラジカとの出逢い』なのだが、それを書くと、長くなるので、ここでは省略する。

2018年の年始に立てた抱負

2016年に、アメリカ横断を終え、次に海外へ行くとしたら、「アフリカ」へ行きたいと思っていた。

その時は、なぜ行きたいのか自分でもよく分かってなかった。ただ、「アフリカ」へ行ってみたいという思いは、強かった。

でも、いつか行けたらいいなでは、ずっと行けないままで終わると思ったので、とりあえず、「期限だけ決める」ことにした。

そして、2018年の年始に、

2年以内に、アフリカへ行く。

という抱負を立てた。

アフリカへ行く目標を立てたものの、知り合いや友達でアフリカへ行った人は、いなかったし、頭で、いくら考えても、自分が、アフリカのどこへ行きたいのか、どのように旅したいのかなど、全く分からなかった。

まあでも、期限は、2年もあるし、少しずつアフリカの情報を集めてみようと思い、一歩ずつ、足を動かしていこうと決めた。

5つの「Action」

ネットで、アフリカのことを調べてると、「アフリカ旅行の道祖神」というアフリカを専門に取り扱ってる日本の旅行会社を知った。

東京に店舗を持ってるみたいだったので、直接訪ねてみることに。

行ってみて、これが得られるという打算は何もなかったが、行ってみないと、一歩も前進しないと思ったので、とりあえず、行ってみた。

1. 「アフリカ旅行の道祖神」へ

アフリカ旅行の道祖神のホームページ

オフィスへ行くと、温かく迎えられ、空きテーブルへ。

*行ったのは、2018年の1月〜2月頃かな*

 そして、1人の男性スタッフがやって来て、その方に、色々アフリカのパンフレットを紹介して頂いた。

その中のパンフレットを見ていて、1番驚いたのが、価格。

ケニアとタンザニアのサファリが、9日間 (飛行機の移動込み) で、約75万円???

アメリカを旅するより、4倍高けえ!

正直アフリカは発展してるイメージがなかったので、東南アジアくらい安いと思ってた。

なんでこんなに値段が高いのだろう?と、疑問に思いながら、パンフレットを見ていると、

どうやら、テント泊ではなく、ロッジ泊で、ロッジ泊だと、ケニア・タンザニアは、1泊2,3万以上するというのがわかった。

東アフリカのロッジ泊は、

先進国の高級ホテル」に泊まるのと、価格的に同じだ。

正直僕は、サファリをして、野生動物が見れれば良かったので、他で、もっと価格が安く、キャンピングツアーを探そうという結論になった。

僕は、「アフリカ旅行の道祖神」で、ツアーを手配してもらったことはないので、詳しくはわからないが、親切な会社だと思う。

ただ、完全に仕事をリタイヤしてる人など、お金と時間に余裕ある人向けに、ビジネスをしてるので、正直、若者には、おすすめ出来ないかな。

お金と時間に余裕があって、アフリカへ行きたい方は、ぜひ一度店舗に行ってみると、良いと思う。

収穫1

正直、最初は、アフリカを縦断しようかなぁと思っていた。

でも、アフリカ旅行の道祖神のスタッフに、「ケニアだけでもいいんじゃない!?」的なこと言われて、ケニア周辺だけに、絞るのもありだなぁと思った。

またアメリカのように、2,3ヵ月旅するのも疲れるし、今回は、2,3週間くらいで、旅の計画を練ることにした。

2. 「STA TRAVEL 池袋店」へ

STA TRAVELのホームページ

アフリカ旅行の道祖神へ行った1,2ヵ月後くらいに、「STA TRAVEL 池袋店」を訪れた。

アメリカ横断やその前の自分の旅の多くを手配してもらったいつもお世話になっている旅行会社だ。

オフィスへ行き、「2年以内に、アフリカへ行きたくて、まだ具体的に決まってないんですけど、掛かる費用など、大まかに把握したいなと思ってます。」と伝えると、2つ紹介して頂いた。

A)Kenya & Uganda Gorilla Adventure (ケニア、ウガンダ)

■期間:2018年 9/14-9/25 (12日間)
■料金:USD3099 (1USD/112.74) 349,400円
■ツアー手配料金:5400円
■航空券:¥133,800/諸税、燃油込み カタール航空(予約後21日以内に発券)

合計料金:¥488,600

B)Delta & Falls Overland (南アフリカ、ナミビア)

■期間:2018年 9/14-9/22 (9日間)
■料金:USD1349 (1USD/112.74) 152,100円
■ツアー手配料金:5400円
■航空券:¥198,800/諸税、燃油込み カタール航空(予約後21日以内に発券)

合計料金:¥356,300

でも、どちらも、個人的に、ピント来なかったので、保留した

因みに、「A)のKenya & Uganda Gorilla Adventure」の価格が高いのは、『ゴリラトレッキング』があるから。

ゴリラのいる国立公園は、入場料が、1日1人6万〜8万円かかる。

野生のゴリラは、生息する地域はかなり限られていて、アフリカのウガンダとコンゴとルワンダの国境沿いあたりにしかいない。

かなり有名な動物だが、野生で見るには、めちゃくちゃ貴重な動物だ。

収穫2

飛行機の値段がハッキリしたこと

日本から南アフリカだと、航空券が、約20万くらいで、

ケニアだと、約13万で行けることがわかった。

アフリカへ行くなら、9月に行きたいと思ってたので、とりあえず、9月までに、どのくらいの予算を用意出来そうか一度計算してみることに。

あと、今回は、ビクトリアフォールズを見たりするよりも、

サファリで野生動物を見たいと思ったので、「ケニア」、もしくは、「ケニアタンザニア」に絞ることに決めた。

3. ネットや本で「下調べ」

その後は、『地球の歩き方 (東アフリカ編)』を買った読んだり、ネットで色々検索していた。日本語での情報量は少なかったので、英語でも検索した。

その中で、自分は、「マサイマラ」と「セレンゲティ」、そして、「ンゴロンゴロ」に行きたいと強く感じた。

なので、その三ヵ所を通る現地のキャンプツアーを探してみると、

4. 「Safari.com」というサイトを発見!

Safari.comのホームページ

Safari.com (英語のサイト) は、ツアー会社ではなく、アフリカの現地のサファリツアー会社を数多く紹介するエージェント(代理店)みたいな感じ。

ただ、気になるサファリツアーを見つけた場合は、そのサファリ会社に、直接メールなどで問い合わせて、予約や決済を行う形。

普通の代理店だと、予約や決済も、代わりにやってくれるが、その分、手数料が掛かる。

このSafari.comで、マサイマラとセレンゲティ、ンゴロンゴロのを通るキャンプツアーを検索すると、「6日 or 10〜13日のツアー」があった。

その中で、ちゃんとしてそうな会社、信頼できそうな会社で、自分が行きたいルートだけ回るツアーを1ヶ月くらい色々考えていた。

そして、ある時に、「11日のツアーだなぁ」と思い始めて、

11日のツアーを探すと、

Baboon Budget Safarisのホームページ

最初にはなかった、『Baboon Budget Safaris』という会社が、 Safari.comのサイトに出てきた。

そして、結局、2社にメールを送ったのだが、一つ目は、返信返ってこず。

でも、『Baboon Budget Safaris』は、メールの返信が早く丁寧で、こちらの疑問にも答えてくれたし、自分のやるべきこともきちんと誘導してくれたので、この会社のサファリに参加することにした。

結局、予約したサファリツアーは、

Day1 : ナイロビ→マサイマラ

Day2 : マサイマラ

Day3 : マサイマラ→ナクル湖

Day4 : ナクル湖→アンボセリ

Day5 : アンボセリ

Day6 : アンボセリ→アルーシャ 

Day7 : アルーシャ→マニヤラ湖

Day8 : マニヤラ湖→ンゴロンゴロ

Day9 : ンゴロンゴロセレンゲティ

Day10 : セレンゲティ→アルーシャ

Day11 : アルーシャ→空港

という感じ。

5. 再び、「STA TRAVEL 池袋店」へ

とりあえず、参加するサファリツアーも予約でき、

あとは、「飛行機の予約」。

実は、ネットで色々調べてる際に、『ザンジバル島』というタンザニアの島を知ってしまった。

このザンジバル島は、『ストーンタウン』というアラブ系の独特な街がある。

ザンジバル島

船から撮られたザンジバル島の風情ある写真」と「“ストーンタウン”という名前の響き」に惚れてしまい、

サファリを終えたら、このザンジバル島に行きたいと思い始めていた。

そこで、当初予定していた飛行機ではなく、

・行き : 日本 (成田国際空港)→カタール (ドーハ空港経由)→ケニア (ナイロビ空港)

・帰り : タンザニア (ダルエスサラームの空港)→カタール(ドーハ空港経由)→日本 (成田国際空港)

という航空券を予約した。

まとめ

かなり長くなってしまったが、大まかにまとめると、

こういう感じのプロセスを経て、具体的な旅の計画が決まった。

約8ヶ月間かけて

オフの日など、合間の時間をぬって、少しずつアフリカの旅の準備をした。

今回は、ほとんど全部自分1人でプロデュースしたので、旅行会社の仕事をしてる気分だった。

これが、自分のためではなく、人のためにやってたら、仕事だ。笑

あと、アフリカへ行く上で、準備したことは、

・「ケニア」と「タンザニア」のビザを取得すること。

・黄熱病の予防接種

この2つは、また別の記事で書こうと思う。

最後に

このアフリカへの旅の計画を練る上で、学んだことは、

どんなに小さな一歩でも、行動に移すことで、何かしら得られる」ということ。

打算なんて要らない。どんなことを得られるかなんて、やってみなきゃわからない。とりあえず、どんなに小さな一歩でも踏み出してみることが大切だなぁと改めて感じた。

あと、自分の本当にやりたいことをきちんと知るには、一つ一つ深く掘り下げて行く必要がある。

自分が行動する過程で、夢や目標から自分に目掛けて、必要な情報がやってくる。

頭で考えただけで、自分のやりたいことなんて、具体的にわからない。

なんか地球はそういうシステムになってるというか、そういう場所なんだなぁと痛感した。

だいぶ長くなってしまったので、ここで終わりにしたいと思う。

この記事が、これからアフリカを旅したい人、海外へ興味がある人に、少しでも役に立ったら嬉しい。



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