アンバランゴダの「仮面博物館 (Mask Museum)」は、ぜひ、寄り道すべき!




悪魔の仮面で有名な町「アンバランゴダ (Ambalangoda)」。

今では、スリランカの色んな場所でお土産として売られてる「悪魔の仮面」は、元々、アンバランゴダ周辺の地域の悪魔祓いの儀式に使われていたらしい。

僕自身、悪魔の仮面に関する知識は全くなかったのだが、『仮面博物館 (Mask Museum)』が、この町にあると知り、「なんか面白そうだなぁ。」と思って、行ってみることにした。

コロンボなどの店でも、仮面自体は売られてるが、仮面工場のほとんどは、アンバランゴダの町に数多くあるのだ。

アンバランゴダへの行き方

僕は、ちょうど、スリランカ南部の町『ゴール (Galle)』に滞在していて、

その時に、「ゴール周辺の海岸沿いの町であるヒッカドュワ、ウェリガマ、アンバランゴダら辺を日帰りで訪れてみようかなぁ。」とは思っていた。

でも、全てを訪れる時間はなかったので、どれかに絞る必要があったのだが、

たまたま、泊まっていたゲストハウスのリビングに、悪魔の仮面が飾ってあって、それが、アンバランゴダへ行く後押しとなった。

ゴールからアンバランゴダ

・ゴールのバスターミナル (青色バスマーク)
・アンバランゴダのバスターミナル (オレンジ色のバスマーク)
・仮面博物館 (赤ピン)

アンバランゴダへ行く方法は色々あるけれど、僕は、ゴールからバスで訪れたので、今回は、その方法を紹介したいと思う。

観光客にとって、1番ベストなバスでの行き方は、ゴールのバスターミナルからアンバランゴダのバスターミナルへ行く方法。

それが、最も確実だ。

ゴールのバスターミナル

まずは、ゴールのバスターミナルで、「アンバランゴダ (Ambalangoda)」行きのバス停を探す。

僕は適当に探していてすぐ見つかったが、わからなければ、周りの人が親切に教えてくれると思う。

バスの正面上に、必ず「AMBALANGODA」と表記されてるので、そこは、バスを乗る前に、きちんと確認しておこう。

僕の時は、10時40分にバスターミナルに到着したのだが、

アンバランゴダ行きのバスの出発は、「10時45分」だった。

そして、料金は、「80Rs」。

やっぱり、「地球の歩き方 (2018〜2019)」に書かれてるバスの料金は、どれも違うんだよね…。

それよりも、20,30Rs高いのが、実際の値段だった。

それはさておき、海岸沿いを突っ走って行くバス。

40分ぐらい経つと、ヒッカドュワのバス停に到着した。

ヒッカドュワのバス停

バス停っぽいバス停ではなかったが、3分ほど停車。

そして、再び出発。

正面の建物が、バスターミナル

アンバランゴダのバスターミナルには、12時ちょうどに、到着。

ゴールのバスターミナルからは、「1時間10分」ぐらいの所要時間だった。

アンバランゴダのバスターミナル (オレンジ色のバスマーク) から、仮面博物館 (赤ピン) までは、徒歩10分前後。

どんな感じの町なのか、ゆっくりと見たかったので、歩いて行くことにした。

アンバランゴダの町並み

アンバランゴダのメイン通りは、上の写真のような感じ。

ちょこちょこ、「Mask」と書かれた看板が目に入る。

ガヤガヤしていたので、僕は、裏通りで、仮面博物館まで向かうことにした。

仮面工場は、いくつかある。

だが、お昼の時間だったからか、観光客は全くいない。

自分がピンとくる仮面があれば買って帰ろうと思っていたが、なかったので、スルーした。

仮面博物館 (Ariyapala Mask Museum)

GoogleMapを頼りに歩いていると、10分,15分で、仮面博物館に、たどり着いた。

思ったよりも、小さくてコンパクトな場所だった。

左下の1階が、博物館になっていて、1階のガレージのような場所が、仮面工場に。そして、2階が、仮面ショップになっている。

まずは、博物館へと足を運ぶ。

仮面博物館内へ

まず、入り口の扉に彫刻が、なされてる。

ゴージャスではなく、質素な感じだが、面白い。

仮面博物館

博物館の中では、こんな感じ。

因みに、この博物館の見学は、無料

入り口近くには、2つの仮面が置かれていた。

壁に仮面が色々展示されてる。

顔は割りかしどれも似てるけど、それ以外が結構違う。

鬼?

それよりも、僕は、左側の壁に書かれてるおじさんが気になった。

この壁絵、すごく好き。

かなり良い感じに、おじさんが描かれてると思う。

表情とか、首の傾き具合、壁色もグッドだ。

これ (上の写真) は、悪魔祓いの儀式の様子なのかな?

ナイスポーズ。

なんか、昔の時代の村の一面みたい。

あれ???

おじさんの大事なところがない。…

気持ち悪い仮面の集まり。怖い。

割とゆっくり目に、見学していたけれど、かなり小さめの博物館なので、15分,20分で、見終わった。

適当に見たら、5分もかからないくらいの大きさ。

見た感じ古いというか、結構前に作られた仮面が展示されてるような気がしたけど、古いながらも、手入れされてるというか、ケアされてる感は伝わってきた。

続いては、仮面工場の方へ行ってみることに。

仮面工場の様子

同じ建物のガーレージ的なところにある。

工場内

こんな感じのスペースで、仮面を職人さんが作ってるみたい。

僕が行ったのは、12時半ごろだったので、職人さんは作業してた。

因みに、この博物館の営業時間は、「8時30分〜17時30分」までだが、工場の職人さんは、15時か、16時くらいで家に帰っちゃう人も多いらしい。

なので、あんまり遅い時間に行くと、工場で作業してる人の様子は見られないかもしれない。

一応、休館日はなくて、営業は毎日しているようだ。

仮面を触っても良い?」と聞いてみると、「良いよ。」と言われたので、仮面を持ってみたのだが、想像以上に軽かった。

こちらでは、最終工程を作ってるみたい。

色塗り中だ。

職人さんたちは、黙々と作業をしていた。

個人的に、仮面を作る過程にはあんまり興味なかったし、なんかあんまり話しかけると、作業の邪魔になりそうだったから、少し遠目に観察しながら、チップを寄付しておいた。

因みに、チップは、この箱の仮面の口から入れるスタイル。

最初は、どっから入れるのかわかんなくて、迷ってたら、職人さんが、入れる場所を教えてくれた。笑

最後は、ガレージ横にいた猫の写真を撮って終わり。

工場を見学した後は、2階の仮面ショップへ行った。

そこは写真撮影禁止だったので、写真はないが、結構たくさん仮面があって、僕が、コロンボの空港とか、他の場所で売られてた仮面より、質が良くて、種類も、大きさもすごく豊富だった。

個人的に、ピンとくるものはなかったので、何も買わなかったが、仮面を欲しい場合は、一度足を運ぶ価値のあるお店なんじゃないかな。

仮面博物館に行ってみた感想

僕自身は、悪魔祓いの儀式とかには、あんまり興味なかったので、ただ実際に足を運んでみて、博物館の展示品を眺めてただけだけど、思ったよりも、楽しめた。

絶対行った方がいい。」とは言えないけれど、個人的には、「行ってよかったなぁ。」と思った

コロンボからゴールへ車で行くなら、寄り道もできるし、ヒッカドュワやベントタからも、かなり近いので、機会があれば、立ち寄ってみたら、面白いと思う。

アンバランゴダの町歩き自体は、つまらないので、おすすめはしないけれど。

仮面博物館 (Ariyapala Mask Museum)

営業時間 : 8時30分〜17時30分
入館料 : 無料
休みの日 : なし
アクセス : バス (ゴールから80Rsで、所要時間1時間10分), トュクトュク (ゴールフォート内から片道、2000Rs。往復だと、3000Rs)



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