ホートンプレインズ国立公園の行き方は、ヌワラエリヤからの日帰りツアーが、おすすめ。




ホートンプレインズ国立公園 (Horton Plains NP) は、スリランカの中央高地に位置する世界遺産の1つ。

絶滅保護種の動植物が多く、中でも、「カオムラサキラングールが生息してる」という情報を入手したので、僕は、この国立公園をどうしても訪れてみたかった。

ホートンプレインズ国立公園への行き方

ホートンプレインズ国立公園

まず、ホートンプレインズ国立公園へアクセスするための拠点になる町は、

ヌワラエリヤ (ナヌオヤ駅周辺を含む)」か、「ハプタレー」。

赤ピン・・・ホートンプレインズ国立公園
青ピン・・・ヌワラエリヤ (ナヌオヤ駅周辺含む)
緑ピン・・・ハプタレー

地図の感じだと、ハプタレー (緑ピン) が1番近そうに感じるが、ヌワラエリヤ (青ピン) からの方が、10分ほど早く着く。

個人での行き方

個人で行く場合、「パッティポラ (Pattipola) 駅」が、最寄り。

ハプタレーからのアクセスだと、「オヒヤ (Ohiya) 駅」だが、2駅とも、無人駅並みの駅。

バスもないし、トュクトュクは基本待機してる可能性は低い。

仮にトュクトュクを捕まれられたら、片道45分ほどで、公園事務所までたどり着く。

ただ1番の問題は、電車の本数がかなり少なく、早朝の便だと、4時前にパッティポラ駅に着くので、6時オープンの国立公園には早過ぎる。

そして、次の便だと、10時半くらいの到着で、ホートンプレインズ国立公園の見所であるワールズエンド (地の果て) には、12時過ぎになるため、霧がかかってしまい、景色を見逃してしまう。

なので、ホートンプレインズ国立公園に関しては、

個人で行くのは、正直、おすすめできない

日帰りツアーが、おすすめ!

ヌワラエリヤやハプタレーの宿なら、往復の送迎車を手配してくれる。

僕は、ナヌオヤ駅周辺の「Yoho The Train View」に宿泊していたが、そこでは、往復の送迎代が、「4500Rs (約2925円)」だった。

片道1時間で、僕がハイキングしてる時間は駐車場で待っていてくれ、また宿まで1時間かけて送ってくれる感じ。

因みに、この日帰りツアーは、色々アレンジ出来る。

ホートンプレインズ国立公園を訪れた後に、紅茶工場を見学するとか、別の滝を見に行くとか。

その辺は、宿のオーナーと相談して、予定と金額の交渉が必要だ。

早朝に訪れるのが、ベスト!

ハイキングコースの地図

ホートンプレインズ国立公園は、昼でも、夕方でもなく、

早朝に訪れるのが、基本だ。

理由は、この国立公園の1番の見所であるワールズエンド (地の果て) は、10時を過ぎると、霧がかかってきて、景色が見えなくなってしまうから。

ワールズエンド (地の果て)

晴れていると、こんな感じで見える。

また、昼過ぎになると、現地の人がたくさんやってきて、溢れてくるし、暑いので、1番は、早朝がおすすめ。

それに、早朝の空気は、かなり澄んでいて、気持ちが良い。

日帰りツアーの流れ (僕の場合)

なので、観光客のほとんどは、早朝に訪れる。

それでは、基本的なツアーのスケジュールを記したい。

☆1日の流れ☆

4時30分 : 起床。
5時05分 : ナヌオヤ駅周辺の宿を出発。
6時00分 : 国立公園のゲートに到着。
6時20分 : ゲートを超える。
6時40分 : ハイキング開始。
7時55分 : ワールズエンド
9時35分 : ハイキング終了。
10時05分 : 駐車場を出発し、宿へ。
10時20分 : 国立公園のゲートを出る。
11時30分 : ナヌオヤ駅周辺の宿に到着。

これは、僕が、実際にホートンプレインズを訪れた時のスケジュール。

ホートンプレインズ国立公園への日帰りツアーは、朝5時に、ヌワラエリヤ周辺の宿を出発するのが、一般的。

ハイキングは、3時間〜3時間半あれば十分。

ホートンプレインズ国立公園の入場料

それでは、次に、ホートンプレインズ国立公園の入場料 (チケット) に関して書きたい。

先ほど、送迎代は、4500Rsだと書いたが、そこに、国立公園の入場料は含まれていない。

なので、国立公園のゲートで、入場料の支払いを個人で済ませないといけない。

国立公園のゲート前

朝の6時に、国立公園のゲートに着いたのだが、上の写真のように、何台も既に車が停まってる。

6時に、ゲートはオープンするが、5時45分くらいに着いておくのが、理想かもしれない。

基本的に、ドライバーは、そのまま車に残って、観光客が、チケットを買いに行く。

理由は、そうしないと、車が邪魔になった時に、車を動かせなくなるから。

チケット売り場

上の写真のところが、チケット売り場。

僕が着いた頃には、なかなかの行列。

チケットを買うための列

因みに、ホートンプレインズは、ヌワラエリヤよりも寒い。

服装に注意が必要だが、上の2枚の写真が、少し参考になるかもしれない。

正直、上の写真に映ってる人たちの服装は、だいぶ薄着なので、あの格好だと、寒く感じる。

歩きやすい靴に、長ズボンで、上は、パーカーとか、ユニクロのウルトラライトジャケットとかでもいいと思う。

僕が訪れたのは、4月で、ホートンプレインズの気温が最も高い季節だったので、他の時期に行くと、もっと寒い確率が高い。

チケットを購入

チケットのレシート

結局、20分並んで、遂にチケットを購入。

ガイドブック (地球の歩き方) には、入場料4000Rsと書かれていたが、実際は、「5000Rs」だった。

入場料の内訳を見てみると、サービスチャージが、かなり高いことがわかる。

そして、スリランカ人の価格と観光客の価格が、40倍違う。

これは、ホートンプレインズ国立公園だけでなく、スリランカ国内全てに言える。

ホテル代のサービスチャージや税金、国立公園の入場料も、観光客から多く取るシステムになっている。

因みに、国立公園の入場料は、何人で訪れるかで、1人あたりの入場料が大きく変化する。

僕は、1人だったので、「5000Rs」だったが、2人だと、1人あたり「4000Rs」とかだったりする。

なので、ホートンプレインズ国立公園の入場料は、

大体、4000Rs〜5000Rsだと思っておくと良い

購入時の注意点

車のナンバー

チケットの購入時に、車のナンバーを聞かれるので、チケットを購入しに行く前に、車のナンバープレートの写真をとっておこう。

チケット購入時に、それを見せないと、チケットを購入できないので、気をつけよう。

トイレを済ませておこう。

トイレ

トイレは、全部で2,3箇所しかない。

1つは、チケット売り場 (国立公園のゲート) の近く。

ここのトイレは、無料だった気がする。でも、公園内のトイレは、20Rsかかる。

チケット買う直前か、直後に行っておくのが、おすすめ。

このゲートを抜けた後に、駐車場があり、その付近にも確か1つあったが、約10kmのハイキングコースには、1箇所しかない。

*トイレットペーパーは、持参しておくべき*

ホートンプレインズ国立公園

国立公園のチケット売り場の真横のゲートを抜けると、車で20分ほどしたら、駐車場に着く。

そこで、ドライバーは待機していてくれ、観光客は、ハイキングをしに行く。

ハイキングの様子については、次回の記事で、紹介したい。

まとめ (最後に)

ホートンプレインズ国立公園へ行き方など、基本情報をまとめると、

ホートンプレインズ国立公園の基本情報

開演時間 : 6時〜18時
休園日 : なし (スリランカの正月時期も空いてた)
魅力 : 澄んだ空気, ワールズエンド, 滝, カオムラキサラングール
4月の気温 : 朝 (10〜15度), 昼 (15〜27度)
入場料 : 5000Rs (1人での参加の場合)
送迎代 : 4500Rs (ヌワラエリヤ周辺の宿を拠点にした場合)
トイレ : 20Rs (トイレットペーパーなし)

*ホートンプレインズの朝は、寒いので、ハイキングの格好に何か羽織る物を持って行った方が良い。服装に注意が必要だ。*

1番良いのは、ヌワラエリヤの宿を拠点にしてしまうこと。

それか、ハプタレーの宿だ。

正直、キャンディとか、ハットンとか、他の街からでもアクセスできないことはない。

ただ、早朝の到着は難しいので、見所のワールズエンドが、かなり高い確率で見れないし、あの辺は、かなりのクネクネ道なので、車で、3時間とか移動してたら、確実に車酔いすると思う。

ハイキングを開始する時点で、ノックアウトされてる可能性が高い。笑

なので、ホートンプレインズ国立公園へ行きたい人は、

ヌワラエリヤ (ナヌオヤ駅周辺を含む) の宿を拠点にするのが、おすすめだ