ワールズエンド (地の果て) !?ホートンプレインズ国立公園で、ハイクを楽しむ。




前回は、ホートンプレインズ国立公園への「行き方や入場料」などについて紹介したので、

記事 → ホートンプレインズ国立公園の行き方は、ヌワラエリヤからの日帰りツアーが、おすすめ。

今回は、国立公園内でのハイキングの様子をお届けしたいなと思う。

目指せ、「ワールズエンド (地の果て)」!?

ホートンプレインズ国立公園までの道中

朝5時に、ナヌオヤ駅周辺 (ヌワラエリヤ) の宿を出発し、ホートンプレインズ国立公園へと向かった。

5時過ぎまでは、真っ暗だったが、5時半くらいには明るくなってくる。

そして、オレンジ、黄色、ターコイズブルーの青空が、超綺麗だった。

途中から、山道を登っていくのだが、6時前くらいになると、

朝日が、東の山の上から顔を出してくる。

朝が早くて眠いかもしれないが、天気が良いと、空の色がすごく綺麗なので、起きておくのが、おすすめ。

この看板が見えると、すぐ国立公園のゲートがあり、そこでチケットを購入し、公園内へ入場だ。

ゲートを通過後は、20分くらい車を走らせると、駐車場があり、そこに車を止め、そこから歩いていく。

この道を真っ直ぐ行き、右へ行くと、

インフォメーションセンター & ミニ博物館的な場所がある。

正直、見応えはないが、ハイキングを終えた後にでも、軽く寄って見ると良い。

先ほどの道を左へ曲がると、上の写真のような看板があり、そこから先が、本格的な国立公園内だ。

国立公園のメインエリヤへ

ここで、チケットを見せて、荷物チェックを受ける。

因みに、ここで、ペッドボトルのラベルは、剥がされるので、事前に剥がしておくのもあり。

さあ、このゲートを抜けて、ハイキングスタートだ。

チケットチェックを抜け、少し歩くと、草原が広がっていた。

さすが、ホートンプレインズ。

山や林のエリアよりも、草原のエリアの方が、大きい。

なんか、正直、スリランカっぽくない景色が広がっている。

空気が澄んでいて、アップダウンも少なく、ハイキングにピッタリな場所だ。

しばらく真っ直ぐ進んでいると、

分かれ道に出くわした。

みんなどっちから行くのか悩んでる。笑

結論から言うと、基本一本道なので、左回りか、右回りの選択だ。

この地図を見ても、あまりよくわからないが、

左回りだと、リトルワールズエンド→ワールズエンド→ベーカーズフォール。という順番。

右回りだと、最初に、ベイカーズフォールを見る形になる。

1番の見どころのワールズエンドは、左回りでも、右回りでも、距離はあまり変わらない。

なので、どっちから回るのかはそんなに関係ないが、僕は、左回りしたので、その順に紹介していきたい。

左回りのハイキング

左回りだと、まず林の中へ進んでいく。

こんな感じの道を歩いていく。

途中で、素敵な花を見つけた。

これは、どうやら、スリランカの固有の花で、

Binara と呼ばれるもの。

上の写真の中にある紫色の花だ。

今度は、ピンク色の岩肌が見えてきた。

アップで撮ると、こんな感じ。

スリランカには、ダンブッラの近くに、ローズクオーツマウンテンという山もあるが、これは、ローズクオーツとはまた違うのかな…。

ここまで、結構歩いてきたが、遂に、道が開けてきた。

リトル・ワールズエンド (Little World’s End)

看板の上を見上げると、

素敵な景色が広がっている。

かなり良い天気で、霧が全くかかってない。

リトルワールズエンドでも、十分凄い。

スリランカって、緑の国で素晴らしいなと思う。

なかなかの断崖絶壁だけれど、木がたくさんあるから、割とマイルドに見える。

十分景色を味わったので、本家のワールズエンドを目指す。

その途中に、遂にご対面。

絶滅危惧種「カオムラサキラングール」

実は、僕が、ホートンプレインズ国立公園に来た1番の理由は、カオムラサキラングールと出会うため。

この猿以外のスリランカの猿は、簡単に出会えるが、こやつだけ、滅多に見られない。

ウィルパットュやヤーラ、ウダワラウェに行っても、99%見られない。

生息地も限られていて、しかも、人に気がつくと、颯爽と逃げていくので、全然写真も撮らせてもらえない。

なかなか貴重なサルなのだ。

こんな感じで、なかなか顔を見せてくれない。

スリランカに生息するハイイロオナガザルと外見は似てるけれど、違う。

普通にハイキングしてたら、見逃すので、アンテナを張りながら、探すことが大事。

木の揺れる音や鳴き声で、発見するのが、最も自然な発見方法かもしれない。

因みに、彼らは、集団行動なので、1匹見つけたら、近くに必ず仲間がいる。

結構頻繁に仲間同士でコミュニケーションを取ってる。

5分くらい観察していると、他のハイカー達が3,4人ほどやって来た。

喋りながら歩きて来たので、サルが気が付き、奥の方へ逃げて行ってしまった。

カオムラサキラングールの逃げる速さは、半端なく早い。

彼らが逃げてる時に撮れた1枚の写真。

僕を見てくれたのは、この一瞬だけ。

それ以外、5,6分で、一度も顔をこちらへ向けてくれることはなかった。

ワールズエンド (地の果て)

サルに逃げられたので、ワールズエンドを目指すことに。

そして、数分で到着。

下の写真のところが、ワールズエンドのスポット。

左側の絶壁を見てみよう。

こんな感じ。

結構、ワールズエンドって、霧がかかってる時間が長いので、ホートンプレインズへ行った人でも、晴れたワールズエンドの景色を見れた人は少ないようだ。

意外と貴重な1枚!?

正直な感想を言うと、リトルワールズエンドとそんな大差ない。笑

でも、本家の方が、広い範囲を見れる。

ズームで、奥の方を取ってみたけど、一面緑だ。

因みに、早朝来たハイカーの多くは、このワールズエンドあたりで、朝食をとる人たちが多い。

あとは、写真を撮るのに夢中になったり、集団で景色の前を占領する中国人に苛立っている欧米人もいたり…。笑

まあ、正直、ワールズエンド (地の果て) というのは、大袈裟かもしれないけど、綺麗な景色であることは間違いない。

もし晴れていれば…。

実際に、ワールズエンドなのかはさておき、「ワールズエンド」って名前は、かっこいいなと思う。

しばらく、景色を味わって、軽くサンドイッチを食べ、

次は、滝 (ベイカーズフォール) だ。

ベイカーズフォール (滝)

この辺は、少し森っぽくなっていた。

アップダウンも、多少ある。

上の写真は、階段を乗ってる時に撮った写真だが、この階段を降りていくと、ベイカーズフォールだ。

因みに、ベイカーズフォールの近くに公園内唯一のトイレがある。

20Rsかかるが、必要があるなら、利用しておくべきだと思う。

角度はあるが、川へと降りれる細い道もある。

観光客は、欧米人ばっかり。

これが、川のところから撮ったベイカーズフォールの写真。

水が綺麗。自然な自然。

滝を見たあとは、一旦、階段を登り、再び、道なりを進んでいく。

9時を過ぎると、だいぶ暑くなってくる。

そして、スリランカ人 (現地の人) が、増えてくる。

ホートンプレインズは、普通に綺麗な自然のハイキングコースって感じ。

綺麗な自然の中を歩いていると、あの分かれ道へ戻って来た。

ハイキングの時間は、ちょうど3時間。

大体、このハイキングコースは、10kmくらいらしい。

荷物も色々あったので、結構疲れた。笑

まあ、スリーパーダを登るよりは、全然楽だけど…。

関連記事 : スリーパーダの御来光は、想像以上に綺麗だった。だが、山頂は、大渋滞!?

最後に (まとめ)

ホートンプレインズ国立公園は、ハイキングを楽しむ場所って感じかな。

自然がすごく綺麗だが、スリランカ固有の植物や絶滅危惧種のサル (カオムラサキラングール) もいる。

他にも、スリランカオオリスやサンバーという大きな鹿もいるので、アンテナを張りながらハイキングを楽しむのが、おすすめ。

ホートンプレインズ国立公園の行き方や入場料などについては、下記の記事で詳しく書いてるので、そちらを参考にして欲しい。

関連記事 : ホートンプレインズ国立公園の行き方は、ヌワラエリヤからの日帰りツアーが、おすすめ。



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