僕は、2019年の4月12日、ちょうど、スリランカの正月シーズンに、スリーパーダ (別名 : アダムスピーク) を訪れた。
目的は、スリーパーダの山頂から、御来光を見るため。
今回は、その時の様子を紹介しながら、スリーパーダを登山する上で、必要なものなど、伝えていけたらいいなと思う。
スリーパーダのアクセスについては、下記の記事で詳しく書いてるので、そちらを参考にして欲しい。
関連記事 : 聖なる山「スリーパーダ (アダムスピーク)」のアクセス方法。
スリーパーダの御来光を求めて
夜中1時過ぎに、登山開始!
僕は、ナヌオヤ駅周辺のゲストハウスに宿泊していたので、ナヌオヤ駅からナラタニアまでやってきた。
関連記事 : ナヌオヤ駅からナラタニアへ。御来光を拝むため、スリーパーダの山頂を目指す。
ナヌオヤ駅からハットン駅までは、電車で行き、ハットン駅からは、バスで、ナラタニアまで。
ナラタニアに着いたのは、夜中の1時過ぎ。
実際に予定よりも、1時間早く着いてしまった。
だが意外と、登山者は、ちらほらといた。
バスの運転手に、「スリーパーダの登山は、上の写真の道を真っ直ぐ進め。」と言われたので、とりあえず、そのまま進んでみる。
暗くてよくわからなかったが、なんとなくで進んで行き、なんか橋を渡った。
たまに、矢印の書かれた看板があり、その道なりに進む。
「ブッダの神聖な足跡は、こっち→」だという看板も。
スリーパーダは、山頂の岩にある足跡が神聖なものとされている。
その足跡を仏教徒は、ブッダの足跡とし、ヒンドュー教徒は、シヴァ神のものと信じてる。
つまり、この矢印は、山頂方面を指している。
そのまま歩いていくと、
二手に分かれる道が出てきた。
実は、この道、
どちらを通っても、結局、同じ道へとなる。
右に進むと、お寺があり、寄付を求められる。
みんな1000Rs支払っていて、支払わざる追えない環境になる。
なので、寄付したくない人は、左手の道を進もう。
そのまま進んでいると、このような大きな門が現れる。
この門を通り抜けたら、スリーパーダの登山が、スタートだ。
因みに、スリーパーダの登山は、ほぼ全て階段。
約1km近い高さを階段で登っていくので、なかなか大変。
因みに、ここから山頂までの道中の写真はない。
暗くて写真をちゃんと撮れなかったので、バックに閉まってしまった。
また、ガイドブックなどには、
ヘッドライトが必須と書かれていたものの、正直、なくても登ることは可能。
薄暗い電気はついてるので、ライトがないと、階段が見えないなんてことはない。
だが、一応、ヘッドライトを持っておくと、便利な時もある。
あと、トイレについてだが、登る途中に、何箇所かある。
スリランカのトイレは、紙がないので、トイレットペーパーは、1つ持参しておいた方が良い。
またトイレは20Rsかかるので、20Rs札を何枚か用意しておくと良いだろう。
意外と長い、山頂への道
最初の方は、階段の傾斜が緩やかで楽なのだが、途中からけっこう急になってくる。
夜中で、けっこう涼しめではあるが、登ってる最中は、半袖半ズボンで、十分暑い。
因みに、登ってる途中に、天気が良ければ、星空が見えるのだが、半端なく綺麗だ。
エアーズロックやモニュメントバレーで見た時並みの満天な星空だった。
もしスリーパーダを登る時があったら、ぜひ、立ち止まった時に、空を見上げてみて欲しい。
登山口から、山頂までにかかる時間であるが、
一般的に、大人は、3〜4時間くらいらしい。
でも、体力がある人は、3時間以内で登れると思う。
僕は、3時間で山頂すぐ下の最後のポイントに着いた。
山頂で、2時間待つのは嫌だったので、そのポイントにある飲食店の椅子に座って時間を潰していた。
朝の4時前には、山頂すぐ下の飲食店で休憩していたが、
どんどん人が増えてきたので、4時半には、山頂へ行ってしまうことにした。
この光って、黄色に見える建物は、もう山頂のエリア。
ここから先は、靴を脱がないといけない。
結局、山頂には、4時半頃着いたのだが、もう大渋滞。
とりあえず、真っ暗でどっから太陽が昇ってくるのかわからなかったので、携帯のコンパスで、東向きを探し、場所取りをした。
5時20分には、もうこのくらいの明るさになる。
この感じで行くと、御来光を見れそうだ。
時間が経つにつれ、どんどん明るくなってくる。
南東向きの景色も、すごく綺麗。
そして、遂に、
スリーパーダの御来光
僕にとって、これが、人生初の御来光だったのだが、想像以上に美しかった。
普通のサンライズとは、ひと味違った。
疲れと眠気を吹っ飛ばし、癒しと愛を感じる太陽光。笑
因みに、御来光 (サンライズ) は、朝の6時ピッタリくらいだった。
そして、周りの景色も素晴らしい。
御来光も見たし、十分写真も撮れたので、また少し場所を変えてみる。
しかし、この大渋滞。笑
なかなか前に進めない。
スリランカの正月シーズン (4/11-4/17) と被ってしまったので、現地のスリランカ人が、溢れるほどいたのだ。
この中をかき分けて、反対側へ向かう。
どこを見渡しても、素晴らしい景色。
因みに、山頂にも、トイレがある。
だが、トイレットペーパーは、ない。
山頂は、冬並みに寒いので、トイレをしたくなりがちだ。
なんか、三兄弟みたいな山もある。
これは、太陽が昇ってくる方角と反対方向にある山。
とにかく、どこを見渡しても綺麗。
スリランカで、高い位置から周りを見渡すと、「やっぱり、緑の島だなぁ。」と実感する。
因みに、山頂での服装についてだが、上の写真が少し参考になるかもしれない。
僕が訪れたのは、4月で、最も暖かい季節であるが、
山頂は、ダウンジャケットが欲しいくらい。
ユニクロのウルトラジャケットとかは、持ち運びにも便利だからおすすめ。
あと、個人的には、手袋が欲しかった。
御来光を待っている間に、手がかじかんで、写真を撮りにくかった。
でも、登る途中は、半袖半ズボンで十分なので、リュックの中に入れやすい、コンパクトな防寒着があると助かる。
時刻は、もう7時。
写真も十分撮り終えたし、下山することに。
7時ごろには、山頂も、いくらかスペースが出来てる。
因みに、御来光を見るのであれば、この階段付近の場所を確保した方が良い。
結構山頂のエリアはスペースが狭く、建物が邪魔で、御来光を見れる東向きのスペースが少ない。
もし写真を考えてるのであれば、西側のトイレ付近のスペースからは、山頂の建物が邪魔で、御来光を見れないので、注意が必要だ。
下山に関しては、また別の記事で書きたい。
最後に (まとめ)
個人的に、登山で必要だと思ったもの。
☆ トイレットペーパー
・ ヘッドライト
・ 20Rs (トイレの料金)
☆ ダウンジャケット (ユニクロのウルトラライトダウンなど)
・ 手袋 (日の出待ちの時寒いので)
☆ Tシャツの替え
登ってる最中は、半袖半ズボンに、薄手のジャンバーみたいな格好が、個人的には、ベストだった。
最初は、少し寒いので、羽織るものがあると良いが、しばらく階段を登っていると、暑くなってくるので、半袖半ズボンでもいける。
また、登山に必要なものの中でも、
僕が1番これがあれば良かったと後悔したものは、
「Tシャツの替え」だ。
山頂に着いた時、御来光まで、30分〜1時間くらい待つ時間があるのだが、汗だくになったTシャツが、余計に自分の体温を奪って、寒く感じた。
出来れば、山頂に着いた時に、一旦、Tシャツを着替えるのが、おすすめだ。
御来光の時間は、朝の6時ちょうどくらい。
なので、山頂には、最低でも、朝の5時には着いておきたい。
一般的には、ナラタニアの登山口を夜中の1時〜2時を目安にスタートする人が多い。
自分の歩くペースなどを考えて、御来光に間に合うように出発しよう。
関連記事 : 聖なる山「スリーパーダ (アダムスピーク)」のアクセス方法。
☆あると便利な持ち物☆
・トイレットペーパー
・ヘッドライト
・20Rs (トイレの料金)