ナヌオヤ駅からナラタニアへ。御来光を拝むため、スリーパーダの山頂を目指す。




スリランカで随一の聖山「スリーパーダ」を訪れる方法は、いくつかあるのだが、

僕は、ナヌオヤ駅周辺の宿を拠点にして、アクセスした。

なので、今回は、その行き方 (ナヌオヤ駅からナラタニアまでのアクセス方法) を紹介出来たらいいなと思う。

前回の記事 : 聖なる山「スリーパーダ (アダムスピーク)」のアクセス方法。

ナヌオヤ駅からナラタニアへ。

まず、ナヌオヤ駅 (茶色のピン) とナラタニア (紫色のピン) の位置関係を把握したい。

ナラタニア (紫色のピン) が、スリーパーダ (赤色のピン) の登山口となっている。

ナヌオヤ駅からナラタニアまで、直接車で行けば、約2時間で着くらしい。

宿の人に、その方法が楽だと勧められたが、往復8000Rs (約5200円) だったので、断った。

タクシーや車を使わずに移動する方法は

まず、ナヌオヤ駅 (茶色のピン) からハットン駅 (青色のピン) まで、電車で行く。

そして、ハットン駅からナラタニアまでは、バスで移動する。

因みに、ハットン駅からナラタニアへ向かうバスは、電車の到着時間に合わせているので、見逃すことはない。

電車が遅延しても、それを待ってくれている。

当日のプラン (予定と計画)

ここからは、実際の僕の当日の流れと共に、紹介していきたい。

Yoho The Train View

僕は、ナヌオヤ駅の「Yoho The Train View」というゲストハウスに泊まったのだが、

その宿のオーナーに、「6時20分くらいが、日の出だけど、5時には、山頂に着いていた方が良い。」と言われた。

で、電車のタイムスケジュールを聞くと、

ナヌオヤ駅を22時過ぎに出発する電車に乗って、ハットン駅へ向かう。ハットン駅には、2時間後に着くはず。そこからバスで、ナラタニアまで、1,2時間かな。」とのこと。

スリランカの電車のチケットは、基本、出発の1時間前になって窓口が、オープンする。

21時過ぎに、駅でチケットを買いたいので、夕飯の時間を20時にしてもらった。

目指せ、スリーパーダ (実際の流れ)。

ハットン駅行きの電車

予定通り、21時過ぎにチケットを買い、22時過ぎの電車に乗った。

*ナヌオヤ駅からハットン駅までの片道の代金は、「80Rs」だった。*

行きの時とは違い、東京の満員電車ではない。笑

でも、座席はほぼ全部埋まっていて、乗客のほとんどは寝ていた。

まだ、22時過ぎだけど、既にめちゃくちゃ眠い

実は、この日のスケジュールも過酷だったのだ。

朝、キャンディ駅からナヌオヤ駅まで、電車で移動してきたのだが、

ちょうど、スリランカの正月シーズンで、電車の中が、東京の朝の通勤電車を超えるほど混んでおり、まさかの4時間半、満員電車で立ちっぱなしという想定外。笑

関連記事 : キャンディからヌワラエリアまで、鉄道で移動。まるで、東京の満員電車を4時間半!?

2時間だけ仮眠はとったものの、これからナラタニアまで、3時間以上かけて向かい、徹夜で、標高2238m のスリーパーダを登り、山頂から御来光を見て、7時ごろ下山予定。

そして、また、ナラタニアからナヌオヤ駅まで、3,4時間かけて帰ってきて、宿には昼過ぎに到着し、ようやく寝れるという過酷なスケジュール。

山登りだけでもきついのに、予想外なところで、体力が大きく削られていた。

なので、電車に乗ると、すぐ寝てしまい、なんか人がざわざわしてるなぁと思い起きたら、ハットン駅に着いていて、急いで降りた。

危ない危ない…。

まさかのバスが、出発しない!?

無事ハットン駅まで着き、バスを探した。

すると、真っ暗な電気の付いてないバスが1台停まってる。

そこへ乗り込んだ。

バスの中には、もう何人か乗っている。

しかし、バスには、運転手も、コンダクターもいなくて、全然バスが出発する気配がない。

その違和感に何人か気づき、バスを降りて、別のマイクロバス (インターシティ) の運転手と色々話してる。

僕も不安になったので、バスを一旦降りて、そのマイクロバスの運転手に聞くと、

今日は、スリランカの正月シーズンだから、あのバスは色々寄り道して行くため、スリーパーダの御来光には間に合わない。」と言われた。

もう俺たちは出発するぞ、ナラタニアまで、700Rsだ。どうする?」と。

*普通の大型ローカルバスだと、ハットン駅からナラタニアまでの片道の料金は、「約70Rs」*

周りにいて、勧誘してきたトュクトュクのドライバーは、3000Rsだと提示してきた。

トュクトュクで、高いし、1時間の移動は疲れるので、もうこのインターシティーのバスに乗ってしまうことにした。

たまに、ガセを言う人はいるが、このマイクロバスの運転手は、ガセを言ってるようには見えなかった。

マイクロバスに乗り込むと、いつの間にか、バスの中は、超満席になった。

8人乗りのバスに、大人10人くらい乗ってる。笑

バスは出発すると、まず、ガソリンスタンドへ行った。

せかせかと急いでる僕たちのバスの運転手は、ガソリンスタンドで、トュクトュクに衝突され、トュクトュクのバスの運転手にぶちぎれる。笑

そこで少し言い合いをしながらも、せっかちなドライバーは、長く止まってる時間はないので、すぐ、ナラタニアへ向かった。

真っ暗で、予想以上にクネクネな狭い道をドライバーは、時速60kmオーバーでぶっ飛ばしていく。

もう時刻は、12時半過ぎだ。

バスに乗っていた自分以外の乗客も、みんな爆睡モード。

僕の隣に座ってたスリランカ人なんて、やばかった。

車の重心が右に傾くと、右に倒れ、左に傾くと左にぶっ倒れる。倒れると、肩に寄りかかってくるので、それを跳ね返すと、反対側の乗客の肩に寄りかかる。

両サイドの乗客に嫌がられ、毎回跳ね返されるも、完全に寝落ちしていて、起きる気配はない。笑

そんなこんなで、真っ暗闇の中、ジェットコースターのようなマイクロバスに乗っていた僕たちは、

約1時間で、ナラタニアへと到着。

バスを降りた場所 (ナラタニア)

個人的には、夜中の2時に、ナラタニアへ到着予定だったが、夜中の1時に着いてしまった。

とりあえず、無事にナラタニアまで来れたので、一安心。

さあ、これから、スリーパーダを登り、御来光だ。

天気が快晴であることを願いながら。

最後に (まとめ)

登山口周辺

軽く、

ナヌオヤ駅からナラタニアまでのアクセスをおさらいしておくと、

ナヌオヤ駅からナラタニア

① ナヌオヤ駅からハットン駅 : 電車 (22時過ぎ発、片道80Rs)
ハットン駅からナラタニア : バス (24時過ぎ発、片道70Rs)

*ハットン駅発ナラタニア行きのバスは、電車の到着に合わせるので、乗り遅れる恐れはない。*

*また、ノーマルな大型バスじゃなく、マイクロバスの場合は、700Rs。だけど、普通の時期は、大型バスしか出てないかも。僕が行った時は、スリランカの正月シーズンだったので、少しイレギュラーな感じだった。*

ということで、

次回は、『スリーパーダの登山記事』へ。

果たして、御来光は見れるのか。無事に登頂出来るのか!?