今回は、スリランカ随一の聖なる山「スリーパーダ (アダムスピーク)」に、アクセスする方法や登山のシーズンなどを紹介。
スリーパーダって、どんな場所?
標高 2238m の聖なる山「スリー・パーダ (別名 : アダムスピーク)」は、宗教に問わず多くの人が、訪れる。
スリランカは、仏教徒が7割、ヒンドュー教が2割、ムスリム約1割。
そして、キリスト教もいる、多民族国家。
スリランカの中で、宗教に問わず、巡礼しにくる場所は、「カタラガマ」と、
この「スリーパーダ (アダムスピーク)」のみだ。
御来光が、凄く綺麗!
スリーパーダは、御来光が、綺麗に見れる。
なので、夜中から登り始め、朝の御来光を見て、下山する人が多い。
因みに、色んな国から観光客はやって来るが、訪れる人のほとんどは、現地のスリランカ人だ。
スリーパーダの登山時期 (シーズン)
気になるスリーパーダの登山時期 (シーズン) であるが、
12月の満月から、5月の満月まで。
そのほかの時期でも、登れなくはないらしいが、天候が崩れやすく、登る人もほぼいないようだ。
因みに、シーズンのピークは、3月の満月だが、4月のスリランカの正月シーズン (4/12-4/17) も、めちゃくちゃ人が多い。
4月は、スリランカが最も暑い時期なので、3月くらいが、気候的にも、ベストな気がする。
スリーパーダへのアクセス
スリーパーダを訪れる方法は、大きく分けると、2パターンあって、
1つは、北側のナラタニア (紫色のピン) から登り始めるルート。
そして、もう一つは、南のラトゥナプラ (オレンジ色のピン) から登るルート。
だが、ラトゥナプラからのルートは、険しく、距離も長く、アクセスしずらいため、実際にそのルートから登ってくる人は、ほぼいない。
基本的にみんな、ナラタニア (紫色のピン) から登り始める。
なので、スリーパーダを登るには、まず、ナラタニア (紫色のピン) へ行く必要がある。
スリーパーダを登るために、拠点となる町
スリーパーダの山頂へアタックするための拠点となる場所は、3ヶ所ある。
1つは、「ナラタニア (紫色のピン)」。
もう一つは、ナラタニアまでの最寄駅の町「ハットン (青色のピン)」。
そして、ナヌオヤ駅を最寄とする「ヌワラエリア (茶色のピン)」だ。
① ナラタニア (Nallathanniya)
1番楽なのは、ナラタニアにある宿に、泊まってしまうこと。
そしたら、夜中まで、宿で休むことも出来るし、2泊すれば、下山後も、すぐに休むことが出来る。
ただ、ナラタニアにある宿は、少し高めだ。
シーズン中は、一泊30-50USドルくらいする。
② ハットン (Hatton)
スリーパーダを登るために、最終的には、ナラタニアまで行く必要があるのだが、
どの道、観光客は、ナラタニアへ行くまでに、「ハットン」という街を経由しないといけない。
コロンボやキャンディ、ヌワラエリア方面から来た場合でも、みんなまずは、ハットンを目指すことになる。
なので、スリーパーダへのアクセスとして、「ハットン」を拠点にする人が、最も多い。
個人的な経験からも、1番おすすめな拠点は、ハットンだ。
ハットンからだと、登山のスタート地点となるナラタニアまで、バスや車で1時間ちょっとの距離なので、ギリギリまで宿で休めるし、登山後も、ホテルに戻るまで、そんなに遠くない。
ただ、ハットンも宿の相場は高めではある。
安くても、一泊30USドル以上はするかな。
まあ、ハットンは、魅力的な店もほとんどなく、長居するには微妙だが、アクセスが便利なので、拠点にするには、良い。
③ ヌワラエリヤ (ナヌオヤ駅)
スリーパーダの登山へのアクセスとして、ギリギリの遠さにあるのが、ヌワラエリヤ (ナヌオヤ駅周辺) だと思う。
ナヌオヤ駅から、ハットンまでは、電車で、1時間半から2時間くらい。
つまり、ナヌオヤ駅からナラタニア (登山口) まで、片道3時間くらいの距離だ。
因みに、僕は、ナヌオヤ駅周辺のゲストハウスを拠点に、スリーパーダを訪れた。
だけど、個人的に、ヌワラエリヤ (ナヌオヤ駅周辺) を拠点にするのは、おすすめしない。
僕がナヌオヤ駅周辺の宿を選んだ理由としては、
自分の予算がギリギリで、一泊12ドル〜20ドルに抑える必要があったのと、ホートンプレインズ国立公園も訪れたいと思っていたから。
正直、スリーパーダへの拠点をナヌオヤ駅周辺にするのは、過酷だった。
最後に (まとめ)
スリーパーダ (アダムスピーク) の拠点となる町は、ナラタニア (紫色のピン)、ハットン (青色のピン)、ヌワラエリヤ (茶色のピン) の3ヶ所。
その中でも、個人的に拠点として、おすすめなのは、「ハットン」かな。
でも正直、1番楽なのは、ナラタニアに宿を取ってしまうこと。
スリーパーダは、標高2238mしかないけど、スタート地点のナラタニアが、標高700mくらいなので、1540m上に登って行くことになる。
富士山の五合目から登頂するのと、距離的には大差ない。
スリーパーダの登山に、ナヌオヤ駅を拠点にするのは、正直おすすめしないが、
僕と同じ境遇の人もいるかもしれない。
次回は、「ナヌオヤ駅からナラタニアへの道のり (アクセス)」を紹介したいなと思う。
コメントを残す