スパイスで有名な町「マータレー」から、少し北上した場所にある『アルヴィハーラ石窟寺院 (Aluvihara Rock Temple)』。
アルヴィハーラは、紀元前1世紀に建てられ、仏教徒たちの集会場として利用されていた仏教寺院。
ここには、図書館があって、パピラの作り方を見学できるということで、タンブッラからキャンディへ行く途中に寄り道をした。
上の写真に映ってる白壁の建物が、アルヴィハーラの図書館。
階段を登ったあたりで、入場料の300Rsを支払う。
双子の仏像!?が、お出迎えしてくれる。
この辺で、靴を脱ぎ、このまま白い壁の図書館へと進んでく。
この階段を登ると、図書館の入り口だ。
館内へ。
アルヴィハーラの図書館は、スリランカでも特に古い図書館の1つで、現代図書ではなく、2000年前の文書が保存されてる。
現代のような紙がなかった時代は、古代エジプトだと、パピルス紙。
スリランカでは、ヤシの葉製の紙である「パピラ」に情報が書かれていた。
ヤシの葉を蒸した後に、日干しして乾燥させ、なめすとパピラが出来上がるらしい。
図書館の管理人のようなおじさんに、「こっちにおいで。」と言われたので、そちらへ行くと、
どうやら、パピラに、僕の名前を書いてくれるらしい。
ノートに、自分の名前を書くと、
パピラに、鉄筆で、僕の名前 (溝) を彫り、黒い液体 (炭と植物性樹脂を混ぜたもの) を塗って、粉 (米粉) で磨き、文書が出来上がった。
少しチップを払って、そのパピラを受け取った。
僕は、アルヴィハーラが、寺院であることを知らなくて、図書館目的で来た。
だが、予想以上に図書館は、小さくすぐに用事が済んだので、階段を降りる途中に見かけた「Temple → (寺院へ)」という矢印に沿って、散歩することにした。
上の写真の手前の右手にあるところが、1つの石窟寺院で、中に入れる。
中に入ると、絵があった。
どんなことが書かれた絵なのか知らずに、絵を観察してると、
…。
…。
なんか、変なことに気がついた。
遠くて、よく見えないけど、近づいてみたら、
ぐ、グロい。
この絵も。
全部グロいやないかい!?
畑を耕すように、人間を耕してる…。
意味不明に、グロい。
しかも、いくつかのうち、数枚グロいわけじゃなく、全部グロい…。
一体この寺院は、何なんだろうか。
比較的、グロくないのは、下の2枚。
それでも、イモムシに喰われてるし、天国と地獄!?に審判されてるし。
地獄か…。
ここ『アルヴィハーラ石窟寺院』に来るまでに、
アヌラーダプラの遺跡、ミヒンタレー、ポロンナルワの遺跡、タンブッラ石窟寺院も、観光してきたが、こんな変わった寺院は、初めてだった。笑
僕は、ここが「地獄絵図」で有名な場所なのを知らなかったので、なおさら、ビックリした。
一応、寺院なので、大仏もいる。
だが、この大仏も、…。
なんか不気味だ。笑
アルヴィハーラ石窟寺院は、すごく小さいエリアにあるのだが、観光ポイントは、大きく分けると、三ヶ所ある。
上の写真の奥へ行くには、100Rs の支払いが必要だ。
カウンターにいるおじさんへ支払いするときに、
「この場所は、一体なんなの!?」と聞いてみると、
「King Punishment (キング・パニッシュメント)!」と、一言で、返された。
さて、入りますか。
あれ、ここは比較的普通かな?
と思いきや、…
これは、18禁だよね。
グロ過ぎて、15秒で、退出しました。
出口へ出ると、小さな中庭みたいな場所へ。
謎のオブジェクトが、気になる…。
何だこれ。
豚が、挟まってる…。
ゾウさんが、…。
またもや、意味不明過ぎたので、速攻退出。
グルっと、回ると、またこのスペースへ。
今度は、正面の門をくぐり、もう1ヶ所の寺院へ。
3ヶ所とも、かなりミニチュア版なんだけどね。
でも、今度は、比較的マシだった。
人が、虎に飲み込まれてるけど、…。
そして、岩陰から、それを嘲笑ってる人がいるけど、…。
あんまり時間かけてると、トュクトュクのドライバーが心配するので、見学を終えて戻ることに。
これが、アルヴィハーラの入り口。
この先に、「アルヴィハーラ図書館」と「石窟寺院」がある。
最後に
まあ、ほとんどの観光客は、この場所の存在を知らないと思うし、知っていたとしても、スルーするかもしれない。
だが、意外と面白かった。
地獄絵図は、グロかったけど、なんか見てられた。
場所も、タンブッラからキャンディまでの幹線道路沿いにあるし、寄り道しやすい。
しかも、規模が小さいから、時間もそんなかからない。
こんな変わった石窟寺院は、スリランカでも滅多に見られないので、個人的に、おすすめだ。
・緑色のピン・・・ナーランダ (Nalanda)
・青色のピン・・・スパイスガーデン
・紫色のピン・・・アルヴィハーラ石窟寺院 (Aluvihara)
ちなみに、タンブッラからキャンディまでの一本道は、
「ナーランダ」、「スパイスガーデン」、『アルヴィハーラ』など、いくつか見所があるので、車やトュクトュクでの移動が、小回りが効いて、良いと思う。
バスだと、寄り道は、大変だ。
関連記事 : スリランカのヘソに位置する遺跡「ナーランダ」へ行ってみた。
コメントを残す