僕は、2019年の4月に、スリランカを訪れた。
でも、生まれてから20数年間、一度も、「スリランカへ行きたい。」と思ったことはなかった。
スリランカの国名と位置は知っていたが、どんな国なのか、どんな魅力があるのか、全く知らなかったからかもしれない。
でも「スリランカへ行きたい。」という思いは、
ある国のある島で、不意に自然と芽生えた。
それは、2018年の9月末、アフリカ, タンザニアの『ザンジバル島』に、滞在してる時だった。
ザンジバル島のヌングイでの出会い
ザンジバル島に滞在中は、ほとんど世界遺産の街「ストーンタウン (Stone Town)」に泊まっていたのが、
2泊だけ、島の北端にある「ヌングイ (Nungwi)」という、ビーチの綺麗なリゾート地で過ごした。
ヌングイの北西海岸には、ホテル・レストラン街道みたいなところがある。
ビーチで綺麗なサンセットを見た後に、その街道を歩いていると、
ある絵画と出くわした。
仏陀 (ブッダ) が、横になってる写真だ。
僕は、なぜか、この写真に強く惹かれた。
だが、この絵画を見たとき、「寝転がった仏像」という認識だけだった。
これが、「涅槃像の絵画」であることは、そのとき全く知らなかった。
この仏陀のシンボルは、日本の仏教では、一般的ではないし、なんとなく、「インド周辺の仏教国の上座部仏教関連なんだろうなぁ。」とは感じた。
ただ僕は、理由もなく、この絵画に惹かれた。
アフリカで、「スパイス (香辛料)」に、ハマる
こちらの記事「ザンジバル島の「スパイス農園」が、楽しくて、勉強になった!」でも書いたが、
タンザニアの市場やスパイス農園を訪れたことで、まさかのスパイスにハマった。
ザンジバル島は、沖縄より少し大きいくらいの面積で、「クローブ」というスパイスでも有名だ。
自分の頭の中では、スパイスと言えば、インドだったのだが、
ザンジバル島で、スパイスツアーに参加した時に、スリランカも、スパイスの島であることや、スリランカコーヒーの話も聞いた。
あるインスピレーションを受け取る
旅をしてる時は、毎日予定があり、日本に帰った後の人生プランを考えたいという思いはあったものの、なかなか考える時間がなかった。
常に頭の片隅には、あったが、
ザンジバル島にいる時は、そこでしかできないことに集中して、帰りの飛行機とかで、今後のプランを考えようと思っていた。
だが、スパイスツアーを終えた後に、
「次に自分が訪れるべき場所は、スリランカだ。」と直感した。
そして、行き先だけでなく、滞在日数のインスピレーションも受け取った。
「スリランカに行くなら、約1ヶ月だな。」と。
僕は、スリランカの国土の大きさも、なんの情報も知らないのに、滞在すべき大体の期間まで、インスピレーションとして降りてきた。
帰国後
アフリカから、日本へ帰る飛行機の中で、アフリカの旅を整理して、次を考えたときに、スリランカが、その時の自分の中の行きたい国リスト1位になっていた。
帰国した次の日に、本屋へ行き、スリランカ関連の本をいくつか購入した。
半年間かけ、お金を貯め、その空いてる時間を利用して、ちょこちょこスリランカの情報を集めながら、スリランカへ行くタイミングと旅の計画を練っていた。
お世話になってる旅行会社へ
ある程度スリランカのことを調べ、その国で訪れたい場所とやりたいことを全てリストアップした後に、いつもお世話になってる旅行会社へと足を運んだ。
とりあえず、予算を決める必要があった。
まだその時は色々具体的に決まってなくて、いくつかプランを伝えて、「出来れば、4月に、スリランカへ、約1ヶ月間行きたいんですよ。」とそれだけ伝えた。
そしたら、3パターンの日程を出してくれて、その中の1つに、「4/1→4/28」という飛行機の日程があった。
「あ、この飛行機だ!この日程だ!」
その数字を提示された時に、そう直感したが、一応、1週間くらい保留して、どの日程にするのか考えた。
でも、やっぱり、この日程が良いということで、予約。
発券したのは、出発の10日前という、かなりギリギリだったが、何とか色々、間に合った。
スリランカへ
そして、僕は、スリランカへ旅立ち、
この絵画の彫刻と出会うことになる。
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