ジェフリーバワ建築のホテル「へリタンスカンダラマ」をチェックアウトし、今日の最終目的地は、古都キャンディ。
タンブッラからキャンディまでの間に、ナーランダ (Nalanda)、アルヴィハーラ (Aluvihara)、マータレー (Matare) と小さい観光ポイントがいくつかある。
バスで直接行けば、2時間くらいで着いちゃうのだが、色々寄り道したい場所があったので、トュクトュクで、移動することにした。
しかし、出発直後に、アクシデントが…。トュクトュクが故障し、動かなくなったのだ。
この状態では厳しいということで、急遽、そのドライバーが友達のトュクトュクを呼び、その友達のトュクトュクが、僕を連れて行ってくれることとなった。
因みに、トュクトュクは、個人所有なので、ドライバーもチェンジ。
さあ、気を取り直して、再出発だ!
ハプニングはあったものの、当初の予定通り、
まずは、ナーランダ (Nalanda) へ。

タンブッラから30分南へ1本道を下ると、上のような看板が現れた。
この看板の矢印の方へ東へ2,3分、トュクトュクを走らせると、ナーランダの駐車場に到着。

ガイドブック「地球の歩き方」には、US5$の入場料と書かれていたが、
入場料は払わなくていいと言われた。
この駐車場から、歩いて1分くらいのところに、遺跡はあるらしい。

遺跡への入り口は、こんな感じ。
このまま真っ直ぐ進む。


良い感じの緑だ。
この道は歩いていて、心地良かった。
途中、スリランカオオリスを見かけたが、ズームレンズは、トュクトュクに置いていたので、写真には収めなかった。
だが、いつも通り、ムサムサと木ノ実を食い漁っていた。

建造物が、かすかに見えてきた。

上の写真をよく見ると、右側に人がいるのだが、
そこに看板があって、そこで靴を脱ぎ、裸足で、見学する形になる。
7世紀ごろの南インドの建築様式

ナーランダの遺跡は、8世紀ごろに建てられたものだが、
この仏殿は、スリランカで唯一現存する7世紀頃の南インドの建築様式で、建てられたようだ。

この仏殿、すごくコンパクトで、小さい。

建物の中には、仏様が、1体だけ残っており、あとは、破壊された状態だ。

仏像の彫りが、すごく浅くて、のっぺらぼうみたいになってる。

ポロンナルワにあったヒンドューの影響を受けた建物と外観や造りが、似てる部分も多い。
仏像を祀ったヒンドュー教の建物って感じ。
これまたスリランカではここでしか見れないという、性交の彫刻もあるらしいが、僕は見逃した。
ナーランダは、スリランカのヘソに位置する

ナーランダが、有名なのは、
スリランカで唯一現存する7世紀頃の南インドの建築物であること以外に、
スリランカ (セイロン島) の中心のシンボルとして、建てられた仏殿であるからだそうだ。
実際には、少しずれてるらしいが、この建造物が最初に建てられた当初は、ぴったり、ド真ん中だったのかもしれない。
航空写真や正確な地図のない時代に、どうやって、ここが、スリランカの中心だとわかったのだろうか。
不思議だ。
最後に
ナーランダは、観光客が、かなり少なくて、閑散としてる。
僕が行った時は、欧米人のカップルが、1組だけいて、僕の観光が終わる頃に、もう一組観光客が来たくらい。
短い休みしかなければ、スルーするポイントだが、少し時間に余裕があるなら、是非、訪れてみると良い。
建物の立つ場所って、すごく大事で、ピラミッドの位置とかも、全部計算されてその場所に建てられてる。
ゴージャスな建築でもないし、小さな遺跡だが、その地理的なポイントに行くことには何か意味があるかもしれない。
因みに、駐車場にあるトイレは、歴史的な汚さだったので、別の場所で済ませた方がいいだろう。笑
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