スリランカで、最初に仏教が伝来された聖地『Mihintale (ミヒンタレー)』。
古代インドの王様で、仏陀を強く尊敬したアショーカ王の息子「マヒンダ」は、この地を訪れた。
当時のアヌラーダプラの王は、鹿に導かれ、この地で「マヒンダ」と出逢ったらしい。
そこで、2人は問答の末、王は、仏陀の教えに、惚れ込み、
そこから、1週間で、8500人が、仏教徒になったと言われている。
この地『ミヒンタレー』は、
「マヒンダ」にちなんでつけられたものである。
ミヒンタレーが、特別である理由

こういう出来事が起きたから、ミヒンタレーは、聖地なのではなく、
この地が魅力的なパワーを持ってる土地だから、彼らの出会いの場となった。
実際に僕が、この地を訪れて感じたのは、力が抜ける感じだ。
ミヒンタレーを訪れると、無駄な力が入らない。
静かな場所、風の心地よさに、自然と癒されてしまう。
感覚に鋭い人は、この感覚を色々言葉にできるかもしれない。
でも、多くの人は、ミヒンタレーについて、
「理由は説明できないけど、なんか良い!」
という感想になってしまうのではないだろうか。

ミヒンタレーは、そういう場所なんだ。
で、実際にこの地を訪れた人は、きっと、アヌラーダプラよりも、魅力的に感じるだろう。
それに、入場料500Rs (約325円) という安さ。
アヌラーダプラの遺跡入場料よりも、はるかに、財布に優しい。
まあ、アヌラーダプラは、別の魅力があるのだが…。
関連記事 : 約2500年以上前に、築かれた都『アヌラーダプラ』には、どんな遺跡があるの?
夕方が、すごく幻想的!

ミヒンタレーへ行くのであれば、
僕は、是非、夕方に行くことをおすすめしたい。
夕方のミヒンタレーは、本当に美しい。
それに、4月の暑い時期でも、涼しい。
夕陽が、綺麗に眺められる場所
インビテーション・ロック (Invitation Rock)

ミヒンタレーにある遺跡は、山のような丘の上にある。
長い階段を登ると、広い踊り場のような場所に出て、その広場に、食堂跡や会議場跡がある。
チケット売り場もあって、そこで、チケットを買うと、また少し階段を登る。
すると、靴を預けるポイントがあり、そこからは聖域という括りになるので、土足厳禁だ。
インビテーション・ロックは、そのエリアにある。
この岩は頂上まで登ることができるが、手すりもなんか中途半端で、けっこう急なので、
高所恐怖症の人は、かなり怖く感じると思う。
僕は怖気付きながら登った。笑

だが、この岩の頂上から見た夕陽は、美しかった。
上の写真に映る塔は、「マハー・サーヤ大塔」。
この大塔もまた、山にある丘に立ってるのだが、少し階段を上ると、間近まで行くことができる。
ちょうどそこに、おすすめの夕陽の絶景スポットがある。
マハー・サーヤ大塔 (Maha Seya Dagoba)

上の写真を見ると、座ってる人達が、10人くらい見えると思う。
そこが、ミヒンタレーで、最高の夕陽を見れるベストスポットだ。
僕が、ここを訪れたのは、4月だが、夕陽が沈むのは、18時20分くらい。
じっくりと味わいたいなら、16時半には、ミヒンタレーの階段を登り始めておいた方が良い。
17時ぐらいから、景色は、かなり幻想的になってくる。
ミヒンタレー、絶景スポットからの眺め

マハー・サーヤ大塔の夕陽を眺められるベストスポットで、30分、1時間くらい座ってリラックスするのも、すごく良いと思う。
本当に、心地良いスポットで、ずっと居たくなる。
ミヒンタレーは、せかせかと、忙しく観光するのに、似合わない場所だ。
是非、夕方に、ミヒンタレーを訪れて、
日頃の疲れを風と共に、洗い流してみて欲しい。
最後に
訪れる上での注意点
これは、ミヒンタレーに限ったことではないが、下駄箱がある場所から、土足厳禁なので、靴を脱がなければならない。
ただ靴を脱げばいいわけじゃなく、その範囲内に靴を持ち込むのは、基本的に、アウト。
靴を預けるのに、20Rsのチップを払う必要があるが、ちゃんと預けておこう。
あと、膝が丸見えの服装は、警備員に止められるかもしれない。
長ズボンが好ましいが、半ズボンでも、膝が隠せるやつを履いてこよう。
アクセスについて
ミヒンタレーの場所は、アヌラーダプラから、車で約30分離れた場所だ。
関連記事 : アヌラーダプラから、ミヒンタレーまで。行き方を迷っていたら、救世主現る!?
詳しくは、こちらの記事に書いてるので、そちらを1つの参考にして欲しい。
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