アヌラーダプラ (Anuradhapura) から、車で約30分くらい離れてるミヒンタレー (Mihintale)。
地理的な立地でいうと、スリランカの国土のど真ん中よりも、ちょっと上の方にある。
ミヒンタレーの位置
上の地図の紺色のピンが、ミヒンタレー (Mihintale)。
空港近くのコロンボから、直接行こうとすると、車で、6,7時間かかる。
なので、多くの人は、アヌラーダプラやハバラナを拠点にする。
個人的には、ミヒンタレーへ行くには、
アヌラーダプラの宿を拠点にするのが、おすすめ。
アヌラーダプラには、安宿から良いホテルまで色々あるが、ミヒンタレーには、宿が1つしかなく、レストランもほぼない。
*唯一のホテルの名は、「ホテル・ミヒンタレー」*
アヌラーダプラからミヒンタレー
アヌラーダプラからミヒンタレーまでは、車で30分くらいの距離。
行き方としては、
「車」か、「バス」か、「トュクトュク」の三択。
バスだと、アヌラーダプラの「ニュー・バスターミナル」から、30分に1本のペースで出てるらしい。
ガイドブック情報だと、7:50〜18:10の間に、30分おきで、片道32Rs。
と書かれているが、一応、現地で、現地の人に確認した方がいい。
料金も40Rsくらいすると思う。
*アヌラーダプラのバスターミナルは、「ニュー・バスターミナル」と「オールド・バスターミナル」の2ヶ所あるので、注意。*
僕は、結果的に、トュクトュクを利用して、ミヒンタレーまで行ったので、バスで行く方法は、あまり詳しく紹介できない。
なので、今回は、『トュクトュクでの行き方』を紹介したいと思う。
ここからは、自分の体験を交えながら、説明するので、少し長くなってしまうが、車やトュクトュクで行く人には、役に立つ情報があると思う。
「トュクトュク」で、ミヒンタレーへ
僕はアヌラーダプラのゲストハウスに泊まっていたのだが、
そのホテルでトュクトュクを頼むと、ミヒンタレーまでの往復料金は、『2000Rs (約1300円)』だった。
『1500Rs』だったら、トュクトュクで行こうかなぁと思ったいたのだが、
思ってたよりも、ちょっと高かったので、やっぱり、バスで行こうと予定していた。
アヌラーダプラの4月は、最も暑い時期。気温は、35から40度くらい。
行くまでは知らなかったのだが、
アヌラーダプラでは、4月の間、午後の2,3時間は、スリランカ政府によって、電力が、カットされる。
この暑さの中、宿にいても、電気がなく、扇風機、クーラー、冷蔵庫も使えない。
部屋の中が、サウナみたいで、あまりにも暑かったので、外へ出て散歩することにした。
救世主が、突如現る!?
街を歩きながら、写真を撮っていると、1台のトュクトュクが、通りかかって、僕に話しかけてきた。
もう少し経ったら、電気が戻るので、この人の誘いは、門前払いしようと思っていた。
「あなたには、興味はないよ。」という態度をとって、去ってもらおうと思っていたが、なぜかこの人は、その場からすぐに去ってくれなかった。
写真を撮りながら、適当に誘いを返していた。
すると、彼は、「今は、15時半くらいだから、ちょうど、ミヒンタレーがおすすめの時間帯だ。」と勝手に話してくる。
自分がこの日の夕方、ミヒンタレーへ行く予定にしてたことは伏せながら、話だけ聞いていた。
そしたら、「普通宿で、ミヒンタレーまで行くと、2000Rsだが、1500Rsで連れてってやる。」と言い出すではないか。
今日の夕方に、ミヒンタレーを勧めてくる。しかも、往復1500Rsだと。
自分の願望通りすぎる提案で、僕は逆に怖くなった。
「え、何もそんなことを話してないのに、なんでこの人は、僕の心を読んだかのように、提案してくるんだ?」
逆に、警戒してしまった。
実は、前回、アフリカのタンザニアを訪れた時に、
嘘つきで鬱陶しい商売人ばかりで、詐欺にあった経験がある。
その経験から、僕はスリランカに来て、人をものすごく警戒するようになっていた。
だから、すんなり、オッケーを出せなかった。
だけど、
「お金は、後払いでいいよ。」
僕は、彼のこの一言で、信頼してみることにした。
*あとこの人には、焦りがなかったの承諾した理由の1つ*
タンザニアで詐欺にあった時は、前払いして、そのままお金だけ持ってかれてしまったんだ。
詳しくは、こちらの記事に書いている。
関連記事 : 『ダラダラ詐欺』!? タンザニアで、人生初の詐欺に遭う。
そのトュクトュクに乗り、一旦僕の宿に戻り、カメラのレンズなど、必要なものだけ準備して、僕たちは、ミヒンタレーへと向かった。
全然知らない場所へ連れてかれる!?
彼のトュクトュクに乗った僕だが、
まだ完全に彼を信用できなかったので、グーグルマップを見ながら、ちゃんとミヒンタレーへ向かってるかなど、少しチェックしていた。
すると、アヌラーダプラを出発し、ミヒンタレーまでは、1本道なのに、ちょうど中間地点くらいの場所で、突然、右折していった。
「あれ?ここ、ミヒンタレーじゃないよね!」と言うと、
彼は、「凄い「菩提樹」があるから見て欲しい。」と。
到着したのは、ある寺院だった。
「なんで勝手に連れてきた!?」と内心思ったが、
まあ、嫌な心地にはならなかったので、付いていった。
「この道の奥にあるよ。」と言われる。
この細道を通り抜けると、
びっくり!!
凄いデッカい菩提樹が出てきた。
残念ながら、この木の凄さは、写真でお伝え出来ない。
僕は、正直驚いた。
日本では、和歌山の那智大社を訪れた時に、樹齢800年の図太い木を見たことあったが、この規模のデカさはなかった。
そして、この木を取り巻く空気が、他と違ったんだ。
この木に関しては、こちらの記事に詳しく書いてるので、そちらを参照して欲しい。
関連記事 : 実は、アヌラーダプラには、「スリーマハー菩提樹」よりも、凄い『菩提樹』がある!?
この菩提樹は、「Mihindu Aranya Senasanaya」という神社にあって、
ちょうどアヌラーダプラとミヒンタレーの中間地点に位置する。
車やトュクトュクで移動する人は、
是非、『ミヒンタレー』に行く前に、寄り道をしてみて欲しい。
*神社の英名をグーグルマップで検索すると、位置を特定できます*
この場所は、日本のどのガイドブックでも、ブログでも紹介されてない秘境でもあるので、きっと特別な体験になると思う。
この神社を出た後は、
15分くらいで、ミヒンタレーに到着した。
この駐車場に着いた。
赤色のピンのところが、駐車場。
ここで、運転手は、1,2時間、待機してくれる。
みんな日の入りを見てから、降りてくるので、トュクトュクのドライバーは、そういうもんだと思ってる。
ちょっと、注意点だが、
この駐車場には、「遺跡をガイドするよ。」と言ってくるおじさんがいる。
ガイド料は、10ドルだ。
なかなかしつこいので、はっきりと断った方がいい。
ぶっちゃけ、ガイドは必要ない。
実は、さっきの駐車場は、ショートカットコース。
1番最初の階段から登りたい人は、ここがスタート地点だ。
ここから登ると、階段の段数は結構ある。
紺色のピンが、石段のスタート地点。
赤色のピンが、僕の利用した駐車場 (ショートカットコース)。
因みに、バスで、ミヒンタレーに来た人は、この石段の1段目から登っていく必要がある。
階段のサイドで、プルメリアの木が出迎えてくれる。
紺色のピンのあたりを拡大すると、Parking (駐車場) の表示があるが、もしかしたら、その付近にも、駐車場があるのかもしれない。
最後に
ちょっと長くなってしまったが、いかがだっただろうか。
ミヒンタレーに行きたい人・興味ある人の参考に少しでもなったのなら、僕は嬉しい。
関連記事 : 仏教伝来の聖地『ミヒンタレー』は、夕方が、幻想的。
あと、あの寺院にある『菩提樹』は、凄くおすすめだ。
もし機会があれば、ぜひ訪れてみるといい。
写真では伝えられない歴史ある雰囲気と木のパワーに、癒されると思う。
関連記事 : 実は、アヌラーダプラには、「スリーマハー菩提樹」よりも、凄い『菩提樹』がある!?
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