スリランカで最も人気な観光スポットである「シーギリヤロック」。
ここは、観光客に大人気だが、現地のスリランカ人からも、凄く人気がある。
シーギリヤロックは、オーストラリアのエアーズロックのように、
その国 (その島) のド真ん中付近にある『デッカい一枚岩』だ。
僕自身も、実際にシーギリヤへ訪れてみたのだが、まあ凄いね。
僕は、今回の旅の中で、スリランカの8つある世界遺産を全て訪れた。
その中でもし、行くべき優先順位をつけるとしたら、シーギリヤは、確実に、トップ2に入る。
シーギリヤロックに関して、
現実的に役に立つ情報は、別の記事で書くとして、
今回は、僕が実際に、シーギリヤロックを登ってみて、
体験した『シーギリヤロックの不思議』について話したいと思う。
この記事は、タイトルにも、キーワードを入れてないので、おそらく、この情報に辿り着く人は、かなり限られると思う。
それでは、「シーギリヤロックの不思議な話」をしていこう。
不思議① : シーギリヤレディーの手は、3本ある。
シーギリヤロックの中腹には、『シーギリヤレディー』という美女のフレスコ画がある。
かつては、500人ほど描かれていたらしいが、現在残ってるのは、18人のみ。
実際の岩に直接書かれてる本物の『シーギリヤレディー (壁画)』は、
現在、写真撮影禁止だ。
因みに、シーギリヤ博物館のレプリカは、写真を撮っても良いみたい。
この壁画は、岩の中腹にあるので、そこに着くまでに、階段を結構登る。
岩の麓の階段を登っていくと、岩の目の前に着くのだが、その途中で、警備員が1人いる。
ここから螺旋階段を登ったエリアだけは、カメラは駄目だと注意を受ける。
螺旋階段を登って、短く、広くない廊下へ辿り着き、18人のシーギリヤレディーを観察できる。
僕はそこへ辿り着くと、18人女性を1つ1つじっくりと、見ていった。
別にいやらしい意味はない。笑
本物の壁画をこの目で確かめたかっただけだ。
・実際の僕のストーリー・
時間をかけてみていると、いつの間にか、壁画を見てた観光客たちは見終わって移動してて、
その廊下に、僕と警備員2人だけになった。
僕は、18人をじっくり見終えたから、高い所も苦手だし、さあ、螺旋階段を降りようか。
そうした時に、1人の警備員が、僕に話しかけてきた。
「この壁画の女性は、手が『3本』描かれてるんだ。」
彼はそう言ってきた。
「え、そうなの?あれだけじっくり絵を見たはずなのに、気がつかなかった。笑」
僕は、もう一度よく見てみる。
でも、わからなかった。笑
「どこに書かれてるの?わからない!」って言うと、
「ここだよ、ここだよ!」と指差しながら、言ってくる。
「いやどこだよ!笑」と言うと、
その壁画の前には、ロープが掛かっていて、至近距離ではその壁画を見れないのだけど、その警備員がロープを乗り越えて、指差してくれた。
僕もそのロープを少し跨ぎながら近づいて見てみると、
本当に手が、3本描かれてた。笑
あー本当だ。手が3本描かれてる。なんか隠し絵みたいで、わかりにくい。笑
結構ガイドブックで、下調べしたはずなのに、全然知らなかったなぁと思いながら、
宿に帰ってから、最も詳しいガイドブック「地球の歩き方」を見てみた。
すると、シーギリヤレディの手が3本なんて、どこにも書かれてない。
で、ネットで調べた。
だが、どこにもそんな情報がない。
あれだけ、たくさんの日本人がシーギリヤを訪れて、このシーギリヤレディーを見てるはずなのに、手が3本あることは全く知られてない…。
僕も、あの警備員が教えてこなかったら、3本あるなんて、知らないままだった。
シーギリヤレディーの写真撮影が禁止になったのは、
あの螺旋階段と壁画前の廊下が、すごく狭いし、人がたくさん長居すると危険だから。
そういう理由もあるのだろうけど、もしかしたら、何か知られたくない情報があったのかもしれない。
質の良いカメラで撮影すると、絵を細かく見直すこともできるし。
ルネサンス時代の絵画とかもそうだが、至近距離で見れないようになっている作品は、数多い。モナリザもそうだし。
写真撮影が禁止されていたり、そういうのって、隠し絵があったりするのかも。
とか思ったりもした。
因みに、僕は、シーギリヤロックを登る前に、博物館を訪れたので、レプリカのシーギリヤレディーにも、手が3本描かれてるのか。
それは、実際に確かめてはいないが、多分、僕の予想だけど、レプリカに描かれてないと思う。
もし、シーギリヤロックをこれから登る予定があったら、
実際にあなたの目で、確かめてみて欲しい。
不思議② : ライオンの前足が、おかしい。
ここは、シーギリヤロックにある「ライオンテラス」という言われてるエリヤで、ここの階段を登ると、頂上に辿り着く。
階段の真横に、大きな動物の前足の爪の形をしたものがある。
そして、これは、「ライオンの前足」だと言われてる。
そう言われると、ああそうなんだと納得してしまうが、よくよく見てみると、なんか違和感を感じる。
なんか気になって調べてみると、
ライオンの前足の爪とは、全然違った。
爪の形も違うし、本数も違う。
上の写真は、3本指だが、ライオンは、4本指。
このシーギリヤロックのやつは、ライオンの足ではなく、どちらかと言うと、鳥類の足である。
まとめ
僕が推測するに、このシーギリヤの時代は、伏せられた歴史がある。
5世紀の後半に、11年間だけこのシーギリヤを統治した狂気の王カーシャパ。
たった11年間で、あれだけの宮殿が完成したのも、謎だし、シーギリヤは、不思議な場所の1つだ。
まあ、たくさん謎の包まれてるのも、シーギリヤの魅力なのかもしれない。
最後に
実際に本物のシーギリヤレディーの壁画を見る機会があれば、
螺旋階段のすぐ正面にある女性のどれかに、手が3本描かれてるので、是非そこにも注意を向けて見てみてね。
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