ヌワラエリヤ郊外にある「ブルーフィールド紅茶工場」を見学してきた。




スリランカの高原地帯にあるヌワラエリヤは、紅茶の産地としても有名だ。

僕は紅茶に全く詳しくなかったので、勉強がてら、紅茶工場を見学しに行ってみることにした。

ヌワラエリヤの紅茶工場 (3ヵ所)

*ヌワラエリヤで、有名な紅茶工場は、3つある。*

1つは、ペドロ・ティー・センター (茶色のピン)。

ここは、ヌワラエリヤの中心部から最も近い紅茶工場で、トュクトュクだと、往復500-600Rsが、目安。

午後の紅茶のレモンティーの茶葉を産出してる工場らしい。

日曜日は、工場が運転していなく、スリランカの正月シーズン (4/12-4/17) は、工場自体休みで見学できなかった。

基本的に、入場料が無料の紅茶工場が多いが、ここは、200Rsかかる。

2つ目 : ダムロー・ティー・センター (オレンジ色のピン)

前は、「Mackwoods Labookellie Tea Center (マークウッド・ラブーケリー・ティーセンター) だったが、

今は会社が変わって、『Damro Labookellie Tea Center (ダムロー・ラブーケリー・ティー・センター) となっている。

現地の人の間では、「ダムロー (Damro)」と省略して呼ばれてるので、そう言うと、どの紅茶工場に行きたいのか伝わりやすい。

ここは、正月シーズンも空いていたが、工場は動いてない。

日曜日も、工場は動いてないみたいなので、そこは注意が必要だ。

3つ目 : ブルーフィールド 紅茶工場 (青ピン)

僕が、訪れたのは、この「ブルーフィールド紅茶工場 (Blue Field Tea Factory)」。

ヌワラエリヤの中心部から、ブルーフィールドまで、トュクトュクで往復すると、約2000Rsが相場で、時間は、約45分。

僕は、ヌワラエリヤの中心部で、トュクトュクに乗って、ブルーフィールドまで行き、そこで待ってもらって、ナヌオヤ駅まで帰るので、2500Rsだった。

ブルーフィールド紅茶工場で、見学。

駐車場には、こんな感じで、標高など、情報が書かれてる。

まず、ブルーフィールドの駐車場に着くと、工場方面ではなく、カフェやショップの方面に行く。

ブルーフィールドの係りの人に、工場見学したいと言うと、何人か人数が集まるまで、待ってと言われ、ガイドが来るので、それからツアー開始。

まあ、2,3人集まれば、工場見学ツアーは始まる。

因みに、英語のガイドのみ。

工場へ行く。歩いて、1分くらい。

この方が、ガイドしてくれる。

あいにく、正月休みなので、工場は稼働しておらず、機械が置いてあるだけで、流れを把握しにくい。

まずは、こんな感じで、摘み取られた茶葉を持ってきて、ここで軽く乾燥させるようだ。

雨の日と晴れの日とかで、乾燥させる時間とか、扇風機使ったりとか、やり方は変わるらしい。

茶葉の水分を少し取り除いた後は、その茶葉は、次に下の階へ落とされ、

機械で葉汁を少し出し、発酵を促す。

発酵したら、乾燥させ、サイズとかで振り分けていく。

僕は、この紅茶工場を訪れるまで、紅茶ができる過程について、全くの無知だった。

それに、初めてきた紅茶工場で、英語の説明で、普段聞かない単語もあって、工場も稼働してなかったので、イマイチイメージしずらかった。

工場の外へ出たタイミングで、見学ツアーは、終了。

そこで、ガイドにはチップを渡す。

ブルーフィールドは、入場料は無料だが、ガイドへのチップは、ほぼ義務。

僕は、500Rsを渡したが、あくまでもチップなので、人それぞれだ。

工場見学ツアーの後は、紅茶が一杯運ばれてくる。

一杯無料で、他に、軽いつまみが欲しければ、

1階のカフェコーナーにて、個人で注文するスタイル。

僕は、お腹が空いていたので、2階のレストランで昼食を食べることに。

ビュッフェスタイルで、料金は一人、990Rsだった。

味は、正直、そんなに美味しくない。

でも、他に食べる場所を探すくらいなら、ここで済ませてしまう方が楽かも。

ヌワラエリヤは、基本、宿でご飯を済ます人が多いので、レストランがあんまり発展してない。

昼食後、1階のショップで、お土産を少し購入。

1番小さいサイズでも、量が多いので、たくさん買う必要はない。

同じ品質の商品でも、パッケージで値段が変わったりする。

因みに、紅茶のグレードは、

まず大きく分けると、「ブラックティー」か、「ゴールデンチップ/シルバーチップ」に分かれる。

ゴールデンチップとシルバーチップは、茶葉の芯芽の部分を活用したもの。

これが非常に高価。普段飲むのではなく、どちらか言うと、薬に近い利用だ。

ブラックティーのグレードは、

OP < Pekoe < BOP < BOPF < Dust

味は、左側が、マイルドで、右のグレードへいくほど、苦い。

因みに、BOPが、イングリッシュ・ブレックファスト・ティーである。

まとめ (最後に)

僕が、人生で紅茶工場を初めて訪れたのは、この「ブルーフィールド紅茶工場」で、その後、ウバの紅茶工場とルフナの紅茶工場にも訪れた。

トータル3つ行った中で、個人的に、1番良かったのは、エッラにあるウバの紅茶工場

とにかく、工場の茶葉の匂いが良くて、1人5ドルで、工場見学ツアーに参加でき、紅茶のテイスティング (Pekoe, FBOP, BOPなど) もできた。

ブルーフィールド工場は、紅茶のテイストはできたけど、グレード別のテイスティングを出来なかったのが、正直残念。

すごく観光チックな紅茶工場で、ガイドの説明もテンプレみたいで、個人的な感想としては、あまり満足な見学ではなかった。

ただ売ってる紅茶の商品の種類は多かった印象だ。

特に、緑茶もあるし、ゴールデンチップとシルバーチップは、この紅茶工場以外では見なかった。

でも、ブラックティーに関しては、超オーソドックスで、普通。

決して、まずくはないけれど。

ウバ茶とか、ルフナ茶の方が、個性的で、美味しい。

ブルーフィールド紅茶工場 (まとめ)

アクセス : ヌワラエリヤ中心部からトュクトュクで、約45分。

*バスでも行けるが、拾うのも大変だし、トュクトュクなら、見学してる間、無料で待ってくれるので、個人的には、トュクトュクが、おすすめ。*

トュクトュクの料金 : 往復2000Rs

営業時間 : 8時〜17時 (休みなし, 工場は、月曜休み)

*スリランカの正月シーズン (4/12-4/17) は、工場は空いてるけど、稼働してない*

入場料 : 無料 (工場見学ツアーのガイドには、チップを)

*レストランやショップも有り*

でもなんだかんだ言って、ブルーフィールド紅茶工場は、スリランカで、最も観光客に力を入れている紅茶工場だと思う。

それが好きか、あんまり好きじゃないかは、それぞれの好みだけれど。