コロンボからアヌラーダプラへ。ローカルバスで、移動。




前回は、「聖地『アヌラーダプラ』は、何が魅力!?行き方も軽く解説。」という記事に、アヌラーダプラへの大まかなアクセス方法を書いた。

今回は、より具体的に、

ローカルバスで、コロンボからアヌラーダプラへ行く方法」を共有したいなと思う。

前回の軽い“おさらい”

ローカルバスについて
スリランカのバスは、大きく分けると、「2種類」ある。

① クーラーがなく、窓全開の大型バス

② 「インターシティー」という、クーラー有りのマイクロバス。

*現地の人はほとんど、大型バスに乗る。

インターシティーは、大型バスの約2倍の料金で、本数も少ない。

大型バスは、クーラーがないので、停まってる時は暑いが、走ってる時は、涼しくて心地良い。それに、激安だ。*

・バスを利用するなら、ニゴンボ (Negombo) よりも、コロンボ (Colombo) のバスターミナルから乗るのが、おすすめ

*バスに、トイレは付いてない*

コロンボからアヌラーダプラまでのルートは、3通り!?

プッタラマとアヌラーダプラの間の休憩地点

実は、コロンボ (Colombo) からアヌラーダプラ (Anuradhapura) へ行くルートは、

大きく分けると、「3通り」ある。

アヌラーダプラへの「3つのルート」

① コロンボを出発し、「ニゴンボ (Negombo)」を通り、そのまま海岸沿いを通って、「プッタラマ (Puttalam)」まで行き、そこから内陸側へ向きを変え、アヌラーダプラへ向かうルート。

② 一度内陸の「タンブッラ (Dambulla)」へ行き、そこから、アヌラーダプラへ。

③ 1個目と2個目のルートのちょうど真ん中を通るルートで、「クルネーガラ (Kurunegala)」という街を経由して行く。

所用時間的には、どのルートも大差なく、「5時間半〜6時間ほど」。

でも、直行のバスで、アヌラーダプラへ向かうには、「①のルートだけのようだ。

②, ③のルートだと、一度か二度バスを乗り換える必要があるみたい。

僕がコロンボの宿で、アヌラーダプラへバスで行く方法を聞いた時には、『①のルート』を教えてもらった。

僕も、『①のルート』で移動したので、その行き方を紹介したいと思う。

まずは、コロンボのバスターミナルへ

まだ、スリランカのローカルバスを一度も利用したことない人は、流しではなく、バスターミナルを利用した方がいいと思う。

慣れてない人にとって、バスターミナルで乗るのも、なかなか大変だが、流しを捕まえて乗るのは、もっとハードルが高い。

近距離ならまだしも、数時間の移動だと、大きな荷物もあるので、スタート地点で乗らないと、良い座席も、確保しにくい。

コロンボのバスターミナルの場所

バスターミナルのエリアは、「紫色の部分」。

コロンボは、凄く大きな街で、いくつかの地区に分かれてる。

その中でバスターミナルがあるのは、1ヶ所のみ。

ペター地区 (Colombo11)」というエリアの東端。

コロンボで最も大きな駅である『フォート駅』から、徒歩5分くらいの場所だ。

でも、バスターミナルは、だいぶ大きいので、目的地行くの場所を探すのに、少なくとも、10分〜20分は、見ておいた方がいい。

コロンボのバスターミナル

バスターミナルに着いたら、

上の写真に映ってる「看板」を探して欲しい。

4番 アヌラーダプラ (Anuradhapura) 行き

87番 バブニア (Vavuniya) 行き

この2つのバスが、『アヌラーダプラ直行のバス』だ。

ニゴンボから、アヌラーダプラ

因みに、「ニゴンボ (Negombo)」で、

アヌラーダプラ行きのバスを乗る場合も同じで、「4番」か「87番」のどちらか。

ただスリランカのローカルバスに慣れてない人には、ニゴンボでの乗車は、あまりお勧めできない。

なぜなら、ニゴンボには、バスターミナルがなく、バスも、10秒くらいしか停車してくれないから

停車時間は、状況によるが、基本的に、スリランカのバスの途中停車時間は、30秒以下だ。

7秒くらいの時もある。笑

ローカルバスの乗り方

87番Vavuniya行きのバス

大型のバス」も、「インタシティー (マイクロバス)」も、乗り方とバス停は、同じ。

スリランカのバスには、必ず、「運転手」と「コンダクター」がいる。

日本だと、運賃は機械が処理するので、運転手だけだが、

スリランカは、東アフリカのバスと同じように、コンダクターがバスの運賃を管理するので、バスに「運転手」と「コンダクター」の2人がいる。

*だが、制服とかないから、外見では、とても判断しにくい。*

バスの乗車口は、前方と後方の2ヶ所あり、乗り降りは、どちらからも出来る。

支払い方法は、「後払い」!

ここ大事!!

もしバスが出発する前に、お金を要求してきたら、それは、詐欺の人なので、気をつけよう。

*因みに、トュクトュクも、後払い*

乗車して、バスが発車すると、しばらくして、コンダクターの人が自分の座席まで来て、料金を提示してくるので、この時に、お金を払う。

料金の提示の仕方は、「レシートを渡される」か、「口頭で伝えられる」か、そのどちらか。

気になる「バスの料金」は!?

大型バスの料金は、コロンボのバスターミナルからアヌラーダプラのバスターミナルまで、「400〜450Rs (約260円)」。インターシティーだと、「800〜900Rsほど (約520円)」。

所要時間は、5時間半〜6時間で、この値段 (400〜450Rs) なので、激・激安い!

最も詳しいガイドブック「地球の歩き方 (スリランカ 2018~2019)」には、大型バスの料金が、「250Rs」だと書かれてるが、この情報は、正しくない!

僕は、2019年の4月にスリランカを訪れたが、ローカルバスの料金は、約2倍に値上がりしていた。因みに、国立公園の入場料も、値上がりしてる。

ローカルバスの料金や国立公園の入場料は、結構変動するので、あくまでも、目安として捉えておこう。バスの運賃は、値上がりしたとしても、日本人には、かなり安いだろう。

*アヌラーダプラには、バスターミナルが2つある。

1つは、『オールドバスターミナル』。もう一つは、「ニューバスターミナル」。

コロンボの発着は、『オールドバスターミナル』の方だ。

大きな荷物は、どうしたら良い!?

大きな荷物は、運転手横に。

もし、大きなバックパックやスーツケースがある場合、

運転手横のスペース」に置かなければならない。

なぜなら、座席や通路は狭いから。

因みに、もしバスが満員で、運転手横にも、置けそうにない場合は、バスの外から、バスの後方にある小さめのトランクに入れることになる。

でもバスはあまり長く停車したがらないので、基本的に、トランクは使わず、運転手横のスペースに置く形が、ほとんどのケース。

なので、大きな荷物がある時は、バスの前方 (運転手側の乗り口) から乗車しよう。

ワンポイントアドバイス!?

バスによって、内装は結構違う。

個人的に、オススメな座席は、「バスの左側の列の1番前」。

運転手とコンダクターの立ってる位置に近いので、何かあったら聞く事も出来るし、大きな荷物も、視界の中にある。

逆に、

あまりオススメしないのは、「バスの右側の列で、運転手の背後の座席」。

理由は、修行僧 (モンク) の優先座席なので、基本的に、その座席は、モンクに譲るのが、現地のマナーだから。

それに、運転手のすぐ背後だと、走行中に、前方の景気が見えない

直線的な道なら良いが、ヌワラエリアなど、くねくね道のある道路だと、めちゃくちゃ、バス酔いしやすくなる。

僕は、何度かこの座席に乗って、失敗したなぁと感じることが多かった。

まとめ

まとめ (コロンボのバスターミナルから、アヌラーダプラへ)

・コロンボやニゴンボから、アヌラーダプラへ向かう場合は、「4番 アヌラーダプラ (Anuradhapura)」か、「87番 バブニア (Vavuniya)」のバスに乗車。

・運賃の支払いは、必ず「乗車後」!

・料金は、「400〜450Rs (約260円)」。インターシティーだと、「800〜900Rsほど (約520円)」。

・所要時間は、「5時間半〜6時間くらい」。

詳しいタイムスケジュールは、現地の人に聞くしかない。僕は、12時発のバスに乗ったが、それ以外のタイムテーブルに関しては、アドバイス出来ない。1時間に1本は出てるみたいだが、…。

・大きな荷物は、「運転手横のスペース」へ。

バスにトイレはないので、トイレは事前に済ませておこう。僕が乗った時は、乗車して、4時間半後の1度だけ、約20分間の休憩があった。

因みに、運転手やコンダクターにここで降りたいと伝えれば、バス停じゃなくても、降ろしてくれる。ウィルパットュ国立公園へ行きたければ、「ウィルパットュ・ジャンクション (Wilpattu Junction)」や「ノチヤガマ (Nochchiyagama) で降りることも可能だ。

最後に

大型バスは、クーラーが無くて心配してる人もいるかもしれないが、正直、全く問題ない。

むしろ、クーラーが寒いなんてこともないし、自然に窓から入ってくる風が心地よく、日本のバスも、クーラーなしで、このスタイルにして欲しいくらい。

スリランカで生活していると、「自然に暮らすこと」を学ばされる。

自然な生き方を思い出したい方は、是非、スリランカを訪れてみて欲しい。



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