聖地「アヌラーダプラ」
約2500年以上前に、築かれたスリランカ最古の都“ アヌラーダプラ ”。
スリランカへ行くことを決め、情報を調べてる時に、是非訪れたいと思っていた。
2500年前って、イタリアのポンペイよりも古いし、クレオパトラ7世が、生まれる前の時代。
しかも、日本だと、弥生時代!?
紀元前3世紀に、インドから仏教が入ってきて、仏教都市として発展し、
仏教は、この地から、ミャンマー、タイ、カンボジアなどへ広まったとも言われてる。
何が、魅力の街!?
アヌラーダプラには、何があるのか。
一言でいうと、
『約2500年前に築かれた遺跡』がある。
そして、実際に訪れてみると、アヌラーダプラは、なかなか大きな都市だったことがわかる。
もちろん全てが残ってるわけじゃないが、今残ってる部分でも、なかなか規模が大きい。
広大な遺跡地区には、大塔がいくつかあり、
「スリーマハー菩提樹 (その木の下で仏陀が悟りを開いた)」というインドの菩提樹の分け木や、
仏陀の右鎖骨が祀られてる「トューパーラーマ・ストューパ」というダーガバ (仏塔) もある。
仏教の中でも、ブッダをとても尊敬してる多くのスリランカ人 (上座部仏教) にとって、アヌラーダプラは、重要な聖地である。
アヌラーダプラの地理
アヌラーダプラの位置についてだが、スリランカの真ん中付近より、北部側にある。
*赤ピンの部分が、アヌラーダプラ*
観光客は、インドから陸路で来る人を除き、コロンボ (実質首都) 付近にある『バンダラナイケ国際空港』が、観光のスタート地点となる。
アヌラーダプラへの主な「行き方」
① 車やバスで、コロンボ (or ニゴンボ) から直接「アヌラーダプラ」へ。
所用時間 : 5時間半〜6時間ほど
② コロンボから、スリランカの中央部にある「ハバラナ」という、アクセスの良い町を拠点にして、日帰りで、訪れる。
所用時間 : 1時間半〜2時間
大きく分けると、この「2通り」だ。
*「ハバラナ」という町は、アヌラーダプラやポロンナルワ、シーギリヤの真ん中あたりに位置していて、交通の便がよく、この町を拠点に移動する人も多い。宿も1泊10ドルの安宿から高めのリゾートまで色々ある。*
他にも、色んなアクセス方法があるが、観光客は、大体どちらかのルートが一般的だ。
僕は、「①の行き方」で、アヌラーダプラを訪れた。
コロンボやニゴンボから、アヌラーダプラへ
まず、日本の空港を出発して、スリランカの国際空港 (バンダラナイケ国際空港) に到着したら、大体、夕方から夜だ。
スリランカ航空の直行便だと、夕方の17時〜19時頃。
タイとかマレーシア経由で来た人は、夜中の1時, 2時に、着く。
なので一般的に、バンダラナイケ国際空港の最寄りの街である「ニゴンボ」か、実質首都である「コロンボ」で、一泊する人が多い。
因みに、ニゴンボは、空港から、車やタクシーで、20,30分。
コロンボは、約1時間の距離だ。
ニゴンボの方が、空港に近いし、アヌラーダプラへも近い。
でも、コロンボの方が、宿の数も圧倒的に多いし、公共交通機関は、使いやすい。
ニゴンボから、アヌラーダプラへ
車で、アヌラーダプラへ向かうなら、ニゴンボからの方が、1時間早く到着するし、効率的だろう。
だが、もし、ローカルバスで、アヌラーダプラへ行くなら、
僕は、ニゴンボよりも、コロンボに、宿泊することをお勧めする。
スリランカのローカルバスを経験したことがない人にとって、ニゴンボでアヌラーダプラ行きのローカルバスを拾うのは、かなりハードルが高い。
理由は、ニゴンボには、バスターミナルがないし、ローカルバスは、ニゴンボで、10秒も停車してくれないから。
それに、ニゴンボを通るアヌラーダプラ行きのローカルバスは、本数がかなり少ないので、1つ逃すと、次のバスまで、1〜3時間は待つ羽目になる。
*インターシティーなら、もっと本数が減る*
因みに、僕は、
コロンボのフォート地区に、泊まってみたかったこともあり、コロンボで、一泊し、「コロンボ発アヌラーダプラ方面行きのバス」に乗る方法を選んだ。
ローカルバスで、コロンボからアヌラーダプラへ
これは、次の記事『ローカルバスで、コロンボから「アヌラーダプラ」へ。』で、紹介してる。
ローカルバスで、コロンボから、アヌラーダプラへ行きたいなと思ってる人は、参考になると思う。
① クーラーがなく、窓全開の大型バス。
② 「インターシティー」という、クーラー有りのマイクロバス。
*現地の人はほとんど、大型バスに乗る。インターシティーは、大型バスの約2倍の料金で、本数も少ない。大型バスは、クーラーがないので、停まってる時は暑いが、走ってる時は、涼しくて心地良い。それに、激安だ。*
[重要] : ローカルバスは、どちらのタイプも、トイレが付いてない。
そして、休憩は、5時間に一度くらい。笑。トイレは乗る前に済ませておき、水も飲み過ぎないこと、たくさん食べたすぐ後に乗らないことなど、ちゃんと体調の準備もして乗らないと、大変な目に逢うかも…。