10〜12世紀の間にシンハラ王朝のあった「ポロンナルワ」。
約700年もの間、ジャングルに埋もれていた仏教都市だ。
多くの遺跡が残るのは、ポロンナルワの北部にある旧市街エリアだ。
南部には、「謎の石立像」と「ポドグル・ヴィハーラ」の2つのみ。
今回は、ポロンナルワ北部ではなく、南部の遺跡群を紹介したいと思う。
ポロンナルワの遺跡群 (Polonnaruwa)
ポロンナルワ北部エリアの遺跡地区は、チケットオフィスで、「US25$のチケット」を購入する必要がある。
だが、南部の遺跡群は、チケットの購入は必要ない。
僕は、北部の遺跡地区と南部の遺跡地区の中間にある「Devi Tourist Home」というゲストハウスに宿泊し、そこで自転車を借りた。
そして、まず、南部の遺跡群を訪れ、観光し、その後、人口湖沿いの道をサイクリングしながら、チケットオフィスへと向かい、チケットを購入。
それから、北部の大きな遺跡エリアへ入場し、自転車で回りながら、観光した。
ポロンナルワ南部の遺跡群
謎の石立像 (Statue Of Unknown)
この謎の像だが、実際に見てみると、写真で見るよりも小さく見える。
最初この立像が目に入った時には、正直、「あれ、小っ!」って、思った。
人間よりは、大きいのだが、彫刻にしては、かなりコンパクトだ。
この像は、ポロンナルワの王の中で、最も繁栄をもたらしたと言われるパラークラマ・バーフ1世だと、一般的には言われてる。
両手で、何かを持っているが、これは、貝葉 (ばいよう) というヤシの葉に書かれた仏典。
実際に、誰の像なのかはっきりとしてないが、立ち方が、少し歪んでるところとか、個人的にすごく好き。
お腹のたるみ具合とかも、なんか人間らしさがある。
ポドグル・ヴィハーラ (Potgul Vihara)
ポドグル・ヴィハーラ (Potgul Vihara) は、かつての「図書館」。
ヤシの葉でできた仏教経典が保管されていたようだ。
正直、図書館の面影はなかった。
でも、この図書館の周りの造りというか、土台が興味深かった。
おそらく、今、木が生えていたり、草が茂ってる部分は、昔、水が流れていたと思う。
ポロンナルワの南部のエリアは、すごく暑かった。
このエリアは、日陰が少ないので、帽子があるといいかもしれない。
最後に
ポロンナルワの北部は、南部の10倍以上規模が大きい。
僕は、自転車で、南部と北部の遺跡を4時間かけて回ったが、かなりギリギリだった。
自転車で回るなら、正直なところ、5.6時間は欲しかった。
車で回る場合も、出来れば4時間は必要だと思う。
ポロンナルワは、色んな観光の仕方があるけれど、
僕は、南部から訪れて、その後、チケットを購入し、北部を回る順番が、おすすめかな。
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