ウィルパットュ国立公園のシーズンとアクセスの仕方。




スリランカ最大の規模を誇る「ウィルパットュ国立公園」。

絶滅危惧種の『スリランカヒョウ』を始め、イノシシ、ナマケグマ、鹿、カワセミ、ハチクイ、ゾウ、ジャッカルなど、様々な野生動物が生息してる。

だが、まだまだ訪れる観光客は少なく、情報が、かなりリサーチしにくい。

ガイドブックの情報も、ネットでの情報も、正直、不十分だ。

今回は、ウィルパットュ国立公園へサファリをしに行く場合、どの町を拠点にしたら良いのか。アクセスの仕方についての情報を共有出来たらいいなと思う。

また、ベストシーズンについてなども紹介したい。

ウィルパットュ国立公園へのアクセスの仕方

まずは、スリランカのどの場所にあるのか。

赤色のピンが、打たれてるところが、「ウィルパットュ国立公園 (Wilpattu National Park)」だ。

ある程度大きな街で言うと、プッタラマ (Puttalam) とアヌラーダプラ (Anuradhapura) のちょうど中間あたりにある。

コロンボから直接行こうと思うと、バスでも車でも、4,5時間かかるので、プッタラマか、アヌラーダプラを拠点にアクセスするのが一般的だ。

だが、プッタラマよりも、アヌラーダプラの方が発展しており、宿も多く、他にも観光場所があるので、実際は、アヌラーダプラから訪れる人が、ほとんど。

もう一つ、アクセスの仕方がある!?

ただアヌラーダプラからでも、ウィルパットュ国立公園までは、片道45分〜1時間ほどかかる。

半日だけ、ちょこんと訪れるなら、全然良いが、2日連続訪れるとなると、正直、もう少し近い場所を拠点にしたい。

僕は、今回の旅の目的の第一優先がサファリだった。でも、日本のガイドブックやブログでは、その情報がなかった。

そこで、英語で調べまくると、「ウィルパットュエリア」というフレーズを見つけた。

地図上で、ピンク色で囲まれてるエリアが、「ウィルパットュエリア」という部分。

オレンジ色のピンが、「ウィルパットュ国立公園のメインエントランス」。

*アヌラーダプラ方面からアクセスする人は、このゲートから入る。プッタラマを拠点にした人は、また別のゲートからのアクセスだ。

因みに、ウィルパットュ国立公園の出入り口は、この2ヶ所しかない。*

このウィルパットュエリアにある宿からだと、15分以内で、公園のゲートまで行けるので、サファリツアーの送迎代が無料になる。

しかも、朝も比較的楽だし、もし2日連続で国立公園を訪れるのであれば、このエリアの宿は、かなり有り難い。

アヌラーダプラから、片道1時間の往復を何度もするのは大変だし、時間のロスだ。

どちらのケースも、宿からジープ。

サファリドライバー

アヌラーダプラを拠点にした場合も、ウィルパットュエリアの宿を拠点にした場合も、宿まで、サファリ用のジープが迎えに来る。

ピックアップされ、国立公園を訪れ、サファリをし、宿へ帰るまでそのジープだ。

ウィルパットュエリアへ行く方法

それでは、ウィルパットュエリアへ行く方法・アクセスの仕方を紹介したい。

ウィルパットュエリア

もし、プッタラマかアヌラーダプラを出発点にするのなら、トュクトュクか、ローカルバスでの移動になる。

アヌラーダプラの街から、ウィルパットュエリアの宿まで、トュクトュクだと、大体「3000-3500Rs (約2000円)」が相場。

トュクトュクは、車よりも遅いので、1時間半はかかると思う。

ローカルバスを利用したとしても、「ウィルパットュジャンクション」というバス停が、ウィルパットュエリアの最寄りとなる。

そこから宿までは、トュクトュクを拾って、15分もあれば、目的の宿に着くだろう。

コロンボからウィルパットュエリアへ

ローカルバス

因みに僕は、コロンボから直接ウィルパットュエリアの宿を訪れた。

コロンボのバスターミナルから「4番」or「87番」のバスに乗ると、コロンボからプッタラマ、ウィルパットュジャンクションを通過する。

僕は、コロンボのバスターミナルから、「87番 バブニア行き」のバスに乗って、ウィルパットュジャンクションで降りた。

ウィルパットュジャンクションでは、1,2台のトュクトュクが近くに止まってるので、そこからトュクトュクに乗り15分くらいすると、目的の宿へ到着。

詳しくは、下の記事に書いている。

関連記事 : コロンボからアヌラーダプラへ。ローカルバスで、移動。

*僕が宿泊したのは、「Wilpattu Wild Watch」という安宿。*

青ピンが、「ウィルパットュジャンクション」。

赤色の宿マークが、僕が宿泊した「Wilpattu Wild Watch」。

ウィルパットュ国立公園のシーズン

ウィルパットュ国立公園のシーズンは、「2〜9月」だと言われてる。

因みに、僕は、4月上旬に訪れたが、結構暑かった。笑

あんまり暑いと、動物は林の奥へ逃げてしまうので、出会える確率も減ってしまう。

中でも、3月が、ベストシーズンのようだ。

気持ちの良い気候で、スリランカヒョウを見れるチャンスも高い。

最後に

場所的に、ウィルパットュ国立公園よりも、ヤーラ国立公園を訪れる人の方が多いだろう。

だが、ウィルパットュも、ヤーラも見れる動物は、ほぼ変わらない。

スリランカヒョウは、誰かが見つけると、ジープのポジション争いが起こるので、ジープの台数が比較的少ないウィルパットュ国立公園の方が、独り占め出来る確率は高い。笑

動物だけなく、夕陽もなかなか美しい「ウィルパットュ国立公園」をぜひ訪れてみて欲しい。