エッラにある紅茶工場「Uva Halpewatte Tea Factory」は、超おすすめ。




スリランカには、紅茶の産地が、大きく分けると、5つあるのだが、僕は、3つのエリアで、紅茶工場の見学をした。

ヌワラエリヤの「Blue Field」、エッラ (ウバ) の「Uva Halpewatte」、ルフナの「Lumbini」。

その中でも、個人的に、最も良かった工場見学が、このエッラの紅茶工場だった。

説明も親切で、紅茶のグレード別のテイスティングも出来、なおかつ、工場の茶葉の香りが、素晴らしい。

それでは今回は、「Uva Halpewatte Tea Factory」への行き方、工場見学ツアーや近くの紅茶畑に関して、また、工場で売られてる商品についても、軽く伝えられたらいいなと思う。

エッラにある「Uva Halpewatte Tea Factory」

紅茶工場への行き方

Uva Halpewatte Tea Factory

紅茶工場というのは、基本的に、郊外にある。

なので、車やトュクトュクで、片道40分かかることもザラだが、このエッラにある「Uva Halpewatte Tea Factory」は、割と近くてアクセスしやすい。

エッラの中心街から、トュクトュクで、片道20分の距離だ

僕は、中心街の近くにある宿で聞いた時は、トュクトュクでの往復料金が、「2500Rs (約1625円)」と言われたが、

街中で拾った時は、往復で、「1800Rs (約1170円)」だった。

どの宿に滞在してるかによるが、もし中心街から歩いていける宿で、高めの値段を提示されたら、中心街で、拾うのもありだと思う。

上の地図上の赤ピンが、「Uva Halpewatte Tea Factory」。

紫色で囲まれてる部分が、「エッラの中心街」。

距離的には、歩いて行けなくもないが、途中から結構坂道を登ることになるので、あまりおすすめはしない。

僕は、トュクトュクで、紅茶工場へ向かった。

工場見学ツアー (料金や内容)

工場に着くと、まず階段を登って、最上階へいく。

このエッラの紅茶工場は、珍しく、工場の最上階に、観光客用のスペースがある。

紅茶の商品であったり、紅茶のテイスティングする場所だったり、工場見学の受付も最上階だ。

最上階に行くと、職員がいるので、その人に「工場の見学をしたい。」と言うと、「3ドル (約525Rs)」支払えば、15-20分程度の見学ツアーに参加できる。

因みに、この料金は、ドルで固定されてる。

つまり、3ドルの価格は固定だ。

ドルの影響で、スリランカルピーの料金 (Rs) は、変動するので、Rsで支払うなら、その時によって、値段が変わる。

*スリランカの紅茶工場は、基本見学ツアー無料のところが多いが、そういうところは、チップを支払う必要がある。

この紅茶工場では、別にチップを払う必要はないので、結局、無料の紅茶工場と金額的には変わらない。*

工場見学自体は、20分くらいで、終わるが、

テイスティングとか含めると、30分くらいはかかるかな。

ゆっくり過ごしたとしても、工場の滞在時間は、1時間を見とけば、十分だ

だいたい、4,5人くらいのグループで、工場見学をする。

10-15分おきに、ツアーが始まる感じ。

この紅茶工場「Uva Halpewatte Tea Factory」は、毎日8時〜16時まで空いている。

ただ土日や祝日は、工場が稼働してない。

僕は、朝の9時過ぎに工場に着いたので、9時15分くらいから、工場見学ツアーが始まった。

工場見学ツアーの様子

実は、僕が訪れたのは、4/18で、まだスリランカの正月シーズン (4/12-4/18) のため、工場は稼働してなかった。

なので、詳しい流れはビジュアルで説明できない。

逆光過ぎ。笑

まずは、紅茶についてのガイダンスが軽くあった。

このエッラの地域は、「ウバ (UVA)」というエリアに当たる。

ウバ茶は、世界三大銘茶 (世界三大紅茶) の1つだ。

スリランカには、紅茶の五大生産地があって、ウバ茶は、その中でも、ハイグロウンティー (標高が高いエリア) にあたる。

そういう話が英語で、5分くらいあった後、工場巡りが始まる。

*説明は、英語のみになるので、英語が全くわからないと、説明の意味がさっぱりわからないかもしれない。*

ヌワラエリヤの「ブルーフィールド紅茶工場」の時と紅茶のできる過程は一緒だった。

まずは、少し乾燥させて、そのあと、茶葉を揉み込んで、葉汁を出し、発酵を促して、発酵させ、再び乾燥させて、茶葉の大きさ (形状・重さ) により、振り分ける。

基本的に、観光客が見学する紅茶工場では、ブラックティーのみを生産してる。

上の写真を見ると、茶色と黒色の乾燥した茶葉があると思う。

茶色の乾燥した茶葉は、セカンドクオリティーで、国内で消費される。

右の乾燥した黒い茶葉は、ファーストクオリティーで、世界に輸出される。

黒いやつのほうが、質が良い茶葉ということ

乾燥させた茶葉以外に、緑色の茶葉も合わせて置いてあるが、茶葉が大きくて、根っこに近い葉が、セカンドクオリティーの茶葉。

茶葉の新芽みたいな部分は、シルバーチップやゴールデンチップへと変わる。

こうやって、振り分けたりする機械があるのだけど、稼働してなかったので、イマイチピンと来なかった。笑

一時的に、ガイドの人が、機械を動かしてはくれたけれど。

最終的には、パッケージ化されて、出荷される。

紅茶のテイスティングが、出来る!

工場の見学を終えた後は、再び、最上階へ戻り、次は、紅茶のテイスティングだ。

ヌワラエリヤのブルーフィールド紅茶工場の時も、テイスティングは、出来たのだが、紅茶を一杯無料でもらうだけで、グレード別のテイスティングは出来なかった。

しかし、このエッラの紅茶工場では、グレード別のテイスティングができた。

しかも、テイスティングは、「工場見学ツアーの3ドル」に含まれてる。

*工場によっては、テイスティングは、別途支払う必要のあるところもある*

ウバ茶の中で、「PEKOE, FBOP, BOPSP, FFSP (マイルド→苦め)」というように、それぞれテイスティングしながら、違いを味わえる。

PEKOE (ペコエ) というのは、マイルドな感じで、アフタヌーンティーの使われるタイプ。

カフェインが少なめなので、寝る前に飲んだりもするらしい。 

BOPは、イングリッシュブレークファストで、カフェインが入っていて、朝に飲む用だそうだ。

テイスティングが終われば、ツアーも終了。

良かったら、商品買ってね。」という流れ。

空港とか街中で買うよりも、工場のショップの方が、種類も多いし、安かったりする。

もし気になる商品があるのであれば、工場のショップで買うのが、おすすめだ。

僕は、テイスティングしたなかで、「PEKOE (ペコエ)」という種類のウバ茶が、お気に入りだったので、それを買うことにした。

正直、250gは、かなり多いけれど、「シェアすれば良いか。」ということで。

他には、スリランカの5大産地別の紅茶が、15gずつ入ってるパックも売っていた。

まとめ (エッラの紅茶工場)

紅茶工場からの眺め

紅茶工場って、茶葉の香りがするんだけど、ここのエッラの紅茶工場の香りは、個人的に、すごくお気に入りの匂いだった。

香りがマイルドで、ホッとする感じ。

紅茶工場の立地も良くて、工場の最上階からの景色も、半端なく綺麗。(上の写真)

ヌワラエリヤの紅茶工場と違って、こじんまりとした感じで、そこが、僕的には、良かった。

「Uva Halpewatte Tea Factory」まとめ

営業時間 : 8時〜16時 (毎日, 土日祝は、工場稼働してない。)
工場見学ツアー : 3USドル (紅茶のグレード別のテイスティング有り)
アクセス : エッラの中心街から、トュクトュクで、片道20分 (往復料金 ; 約2000Rs)。
ショップ : 有り
魅力 : 工場の茶葉の香り、丁寧なガイド、グレード別のテイスティング、街から近い、眺めが良い

*チップ不要*

比較的空いてる時間は、午前中。

9時半前後は、空いてた。

因みに、工場見学ツアーの中に、紅茶畑の訪問はない。

だが、帰り道に、トュクトュクのドライバーが、寄り道をしてくれた。

結構な斜面。

彼は、ドライバー

ドライバーについて行く。

茶葉をピッキングしてる人が数人いた。

彼女たちは、1日で、20kg近く茶葉を摘む。しかし、1日の給料は、数百円らしい。

ちょっと、照れてる?
若干、照れております。
あえて、真剣な表情?笑

あんまり密着してると、仕事の邪魔になるので、軽くチップを渡して、お別れ。

見学させてくれてありがとう。

それにしても、天気が良い。

自ら提案してくれたドライバーにも感謝だ。

宿に帰る途中も、素敵な景色。

是非、エッラに滞在した時は、紅茶工場までの道のりも味わいながら、「Uva Halpewatte Tea Factory」に行ってみて欲しい。