スリランカの南部の町「ティッサマハーラーマ (Tissamaharama)」へ、ツアーではなく、個人で、訪れる人は、かなり少ないかもしれない。
ただ個人で行った場合、夕飯など、レストラン選びに悩む人は多いと思う。
そこで今回は、ティッサにある僕がおすすめのスリランカ料理店を1つ紹介したい。
Smoky Kitchen Restaurant
僕は、「Travellers Home (トラベラーズホーム)」というゲストハウスに泊まっていたのだが、
近くのレストランを調べた時に、この『Smoky Kitchen Restaurant』のことを知った。
トラベラーズホームから歩いて、1,2分の距離。
田んぼを1つ挟んだ隣にあるレストランだ。
実際に行ってみて、メニューを見ると、結構高めな料金だった。
1番安いので、700Rs (約455円) で、平均すると、一食1100Rs (約715円)。
スリランカ国内で考えると、高めな値段だし、日本の飲食店と変わらない。
だが、これは、このレストランが高めではなくて、この「ティッサマハーラーマ (Tissamaharama)」という町全体の物価が高い。
超田舎町なのに、なぜか物価がやたら高いのだ。
また、ティッサは、不便な町で、レストランも点在してる。
歩きだと、1つのレストランを探すのも、一苦労。
メニューを見た感じだと、良さそうだったし、店員も親切な感じだったので、ここで、食べてみることにした。
すると、上の写真のような2階の席に案内され、僕はメニューの中から、「スリランカカリー (&ライス)」を注文した。
料金は、1150Rs (約750円)。
「カリー&ライスは、作るのに時間が、20〜30分かかりますが、時間は大丈夫か?」と聞かれる。
特に急いでもなかったので、「オッケー」と答えた。
「Smoky Kitchen Restaurant」は、wi-fiがなかったので、特にやることもなく、数分間、椅子に座ってぼうっとしていると、
店員がやって来て、こう言った。
「今、キッチンの準備が整ったから、カリーの料理を始めるんだけど、地下の席だと、料理してるところ見学できるけど、移動する?」と聞いてきた。
2階の席は涼しくなかったし、スリランカカリーの料理してるところ興味あるから、地下の席へ移ることにした。
地下へ行くと、料理していた。
こんな感じで、見れるのか。
スリランカカリー&ライスを作るキッチンは、こんな感じ。
因みに、他の料理を注文した時は、別のキッチンで作るので、作ってる様子をみることは出来ない。
地下の店内は、こんな感じになっている。
まあ、お洒落でもないし、年季があるけど、スペースは広い。
食材も近くに積んである。
ナスは、日本とルックスが違くて、新鮮だった。
やっぱり、スリランカ料理と言えば、
『スパイス (香辛料)』だ。
ターメリック・パウダー。
*ターメリック・・・ウコン*
カレーリーブスは、スリランカ料理で、欠かせないスパイスの1つ。
スリランカ料理を食べていると、よく目にする。
スパイスの産地マータレーのスパイスガーデンでも、カレーリーブスを見た。
関連記事 : スリランカのマータレーで、「スパイスガーデン」を訪問してみた。 (Old Village No.27)
カリー&ライスの料理風景
まずは、ホールスパイス (カレーリーブス 、マスタードシード、ガーリック) を油で炒める。
そのあとに、ターメリックパウダーなどをかけていた。
どちらも、同じような手順で料理していき、料理し終わると、
下のような素焼き鍋に移される。
野菜のカリー以外には、ソーヤミートも、調理。
ソーヤミート (Soya meat)。
因みに、僕の下の名前は、Soya (ソーヤ)。笑
料理してるスリランカ人の女性に、「実は、僕の名前ソーヤって言うんです。」と言うと、渾身の苦笑いを見せてくれた。
料理中は、すごく真剣だったから、苦笑いだったけど、結構ツボだったらしく、料理を作り終えた後は、他のスタッフに言いふらしていた。笑
それはさておき、遂に、料理は完成。
カリー&ライスの他には、パパダンなどもある。
とても1人では、食べきれない量が出来た。
おかわりは自由らしいけど、それでも、1人では全部食えない。
皿に、盛り合わせると、結構カオスだが、美味しかった。
店内の地下は、クーラーがなく、暑いのだが、スパイスの効いたカリーを食べると、更に体が暑くなって、汗が止まらなかった。
辛さは調整してくれるので、全然辛くなかったが、スパイスが効いてるため、食べると、体がポカポカする。
個人的に、お気に入りだったのは、オクラカリー。
ソーヤミートは、味付けは良かったが、ソーヤミート自体が、自分の好みではなかった。
ここのレストランは、きちんと一回一回丁寧に作ってくれるので、温かいスリランカ料理を食べられる。
時間は、20-30分かかるが、その分やっぱり美味しい。
多くのスリランカ料理レストランでは、熱々のスリランカ料理を食べられない。
なぜなら、一回作った後、素焼き鍋に入れっぱなしで、既に冷えてる料理を提供してるから。
なので、時間に余裕がない時には、おすすめできないが、料理も見学できるし、本場のスリランカ料理を味わえるので、是非、訪れてみて欲しい。
最後に
「Smoky Kitchen Restaurant」の場所だが、ティッサの中でも、上の地図の赤ピンあたりにある。
ティッサは、すごく広い町なので、宿を取ってる場所によっては、すごく遠いかもしれない。
その場合は、宿の近くのレストランを利用すると良いだろう。
でももし、レストラン選びに困ってるのであれば、この「Smoky Kitchen Restaurant」が、おすすめだ。
僕は、計2回行ったが、カリー&ライスの他には、チキンヌードルなどもある。
営業時間は、10時〜21時で、僕が行った日は、ポヤデイ (満月の日で、祝日) だったが、オープンしてた。
夜に行くと、結構観光客も多く、けっこう繁盛してる。
スリランカ料理の過程を見学した人にも、このレストランは、おすすめ。
因みに、見学するのは、無料だが、もし写真や動画をたくさん撮るのであれば、チップも少し渡しておこう。
営業時間 : 10時〜21時
定休日 : 不規則 (基本毎日営業)
wi-fi : なし
予算の平均 : 1100Rs (約715円)
魅力 : 家庭料理, 料理を見学可能 (カリー注文の場合)
アクセス : ティッサのバスターミナルから、徒歩12分, トラベラーズホームから、徒歩1分。
*スリランカ料理店なので、パスタはないが、チキンヌードル系はある*