“I don’t think science knows, actually.”




画像出典 : (AP Photo/Andrew Harnik)

先日、Twitterやインスタのタイムラインを見ていると、ある動画を何度か目にした。

僕は、普段テレビを見ないし、政治運動にも、全くと言っていいほど、興味がない。

だから、いつもならサラッと見て終わりなのだが、この動画には、少し興味を持った。

それは、トランプの発言に関してだ。

2020年、今年の夏、カリフォルニア州は、山火事で、かなりの森林が、燃えてしまった。

その規模は、昨年の20倍の面積らしい。

9月の初めには、サンフランシスコが、まるで火星のようなオレンジ色の空になり、その深刻さを実感しているアメリカ人は、多いと思う。

それで、上の動画は、

『カリフォルニア州天然資源局ウェイド・クロウフット局長 (The California Natural Resources Agency Secretary Wade Crowfoot)』は、

トランプに対して、

科学が、解決のキーになる

だから、あなた(トランプ)と、協力したい」と打診しているシーンから始まる。

それに対して、トランプは、こう語った。

It will start getting cooler, just you watch.

次第に収まるだろう。あなたは、ただ眺めていればいい。

そして、さらに、

I don’t think science knows, actually.

科学が、実際に、解決策になるとは思えない。

この発言に対して、

カリフォルニア州天然資源局ウェイド・クロウフット局長は、呆れた表情をして、

“ I wish science agreed with you. ”

科学があなたに同意することを願う。

と発するのだが、

僕は、このトランプの言葉には、同意する。

西洋人の多くは、何でも、科学で解決できると思っている。

もちろん、全員ではないが、

西洋人は、特に、そういう傾向が強い。

そして、彼らの正義を、第二次世界大戦後に押し付けられ、義務教育の中で、

無意識の内に、信じ込まされてきた、僕たち日本人にも、そういう傾向が見られる。

でも、僕は、今、世界が直面している大気汚染や山火事などの地球環境問題の全ては、西洋人を筆頭としたそういう考え方を元に行動してきた全ての人間のせいで起きた結果であり、

科学が、とても重要である」という、その偏った考え方が、1番の原因だと思う。

科学で解決できるというのは、

人間のエゴであり、傲慢だ。

僕たちが、地球や自然をコントロールしようとするのではなく、大きなる地球の自然なサイクルに、人類が、合わせながら生きればいい。

僕たちは、地球に生かされているのだ。

僕たちは、地球に養われているのだ。

そのことを忘れ去った人たちによる行動の結果が、地球環境問題の全ての原因の根幹である。

自分たちで、科学技術や生命科学をちょっといじれるようになったくらいで、地球をコントロールできるなんて、100万年はやえぞ!

というか、そっちを過信して、突き進んで道を誤った生命体が、グレイという末期の世界で生きる宇宙人なのだが、…

まあ、この話は置いておくとして、

科学というのは、あくまでも、一つの方便にしか、過ぎないんだ。

自分のエゴではなく、本当に真に、地球を、森林や海などの自然を、救いたいのなら、

科学で解決しようとするのではなく、僕たち人類の一人一人が、目を覚まして、『本当の自分とは、何か』を思い出す必要がある。

そしたら、自然と、人間は、地球を大切にしたいと思うはずだ。

なぜなら、僕たちは、地球に生かされていて、もっと言うと、地球そのものであり、

地球を傷つけることは、自分を傷つけることであるということが、分かるからだ。

因みに、元アメリカ副大統領のバイデンは、

選挙で、トランプに勝つために、国民の関心の強い環境問題を利用して、自分の支持を得たいだけである。

その彼の思惑に、まんまと利用されている自然環境保護愛好家も多いかな。

もし、テレビやSNSを見るのであれば、

色眼鏡で見ずに、「箱の外で考える」ような感覚で、中立に客観的に、眺めていると、誰かの思惑や意図も、自然と見えてくる。

そしたら、何が見せかけのフェイクで、

何が真実なのか、とてもクリアに見えやすくなるはず…。

確かに、科学だけで解決できる簡単な問題もあるが、

これからの僕たちは、「現実を鏡として見ていく癖」をつけていかないといけない。

そして、僕たちが現実に投影した正体を、自分の内面を見つめることで発見し、それを変えることで、投影された現実の問題を解決するのだ。