2020年の目標は、なるべく「電気」を使わずに生活すること。




最近、日頃の生活の中で、意識していることの一つは、

なるべく「電気」を使わない生活をすること。

使わないというか、頼りすぎないという方が、適切な表現かな。

特にインドから帰ってきた 2020年2月以降は、意識して取り組み始めた。

例えば、

  • IHで、調理しない(飯が不味くなる)
  • 電子レンジも極力使わない。(電磁波でる)
  • 炊飯器の保温機能を使わない。

などなど。

ではなぜ、電気を使わない生活に切り替えようと思ったのか。

それは、主に2つの大きなきっかけがあった。

1. インドやスリランカを旅したこと。

「電気」の恩恵を実感。

*スリランカ料理*

僕は、2019年4月、スリランカを訪れた時、たまたま、政府の停電政策を受けた。

スリランカという国は、一年の中で、4月が最も暑い時期で、かつ、乾季で雨が少なく、電力が不足してしまう。

そこで、スリランカ政府は、4月中、地域ごとに、『計画停電』を行うのだ。

何度もスリランカに足を運んだことのある人は、知っている常識かもしれないが、

初めてスリランカを訪れた僕は、そんなことは全く知らなかった。

そして、スリランカ北部の“ アヌラーダプラ ”という街のゲストハウスに宿泊していた時のこと。

関連記事 : アヌラーダプラで、おすすめのレストラン2選! 美味しいスリランカ料理は、ここで食べよ。

この地域は、4月の昼間の気温が、38度くらいあるのだが、

最も気温の上がる時間帯の13時〜15時頃に、

突然、約2時間ほど、「電気」が止まった。

発展途上国では、よく停電があるし、アフリカでも何度か経験したが、

その時、現地の宿の部屋で休憩していたので、僕はもろ被害を受けた。

電気が消え、部屋の中は真っ暗になり、クーラーも、扇風機も止まり、どんどん部屋の気温が上昇していく。

そして、冷蔵庫も使えないから、冷たい飲み物も飲めない。

もちろん、携帯やパソコンの充電もできない。

これが、20度前後の気温の地域なら良いのだが、35-40度の炎天下の中、電気が使えないと、堪らないく暑い。

急に、そういう環境に陥ったことで、

僕は初めて、「電気」が、こんなに普段の生活を支えていたのかということに、気が付いた。

日本にいる時は、電気を使えるのが当たり前過ぎて、どこに使われてるかとか、そういうことを全く意識したことがなかったのだ。

僕は、この経験を通して、

普段の暮らしの中で、「電気」がどんな活躍をしているのかを実感した。

“ 火 ”で調理した料理の美味しさ。

スリランカを訪れた約一年後、

僕は、インドを訪れた。

インドでの旅も、安宿に泊まり、ローカル食堂に足を運ぶことが多かったのだが、

その時に、キッチンが丸見えの屋台で料理された出来立ての食べ物や、バナナの葉を皿代わりに、ご飯が盛られ、それを手で食べるという、経験をしたりした。

僕は、電子レンジやIHなど、電気で調理した食べ物を1ヶ月全く口にせず、ガス火で調理された食べ物ばかり食べていたのだ。

そして、日本に帰国後、家のIHで作った料理を食べた時に、

僕は、大きな違和感を感じた。

IHで料理したお肉が、なんか変だった。

これは、何だろうかと考えた時に、

僕は、あることに気がついた。

それは、

ガス火は、『火』で、熱伝導するのに対し、

IHは、「電気」という人工物で、熱伝導するということ。

』は、自然現象の形態である。

しかし、「電気」というのは、人間が作り出した人工形態だ。

なので、火の熱伝導』と「電気の熱伝導」というは、全く異なるのだ。

熱の伝わり方が違うと、

例えば、お肉の火の通り方も、不自然になる。

また、火で温めた方が、食べ物の芯まで、自然と温まる。

微妙な違いだから、多くの人は見落としてしまうかもしれない。

だが、僕たちは、慣れることによって、感覚が麻痺してしまうところがある。

コンビニの食べ物を美味しく感じるのも、刺激物による感覚の麻痺が原因であるように。

僕は、スリランカやインドを旅する中で、火で調理されたものばかり食べる生活をしたことで、電気 (IH) で、調理された食べ物と、火で調理された食べ物の違いを感覚的に、気が付いてしまった。

2. 電気代が高いこと。笑

これは、国によって、異なるかもしれないが、

日本は、水道、ガス、電気の中で、

電気代が、圧倒的に高い。

そのことも、電気をなるべく使わない生活に切り替えてみようという自分を後押しした。笑

「電気」に頼り過ぎない生活へ。

ということで、

自分が実際に行動に移してみたことは、
  1. IH → カセットコンロを購入
  2. 保温ありの炊飯器 → 保温なしの炊飯器
  3. 電子レンジは、今まで通り、極力使わない。

実は、南インドのコチに滞在中に、約1週間、アーユルヴェーダの治療を受けたのだが、

その時に、ドクターから、

食べ物の再加熱は、良くない。」という話があった。

関連記事 : 南インドのケーララ州で、アーユルヴェーダを7日間体験した正直な感想。

食べ物って、調理をする過程で、エネルギーが逃げてしまうことがある。

出来るだけ新鮮なものを食べることで、最大限のエネルギーを身体に取り込むことが出来る。

最後に

電気」は凄く便利だし、悪だと思ってない。

ただ、出来るだけ自然のもの、人間が作り出した人工物ではなくて、地球の五元素 (地・水・火・空・風) を活用するのが、最も健康的だと、僕は思ってる。

テクノロジーと共存していく時代であるが、依存するのは良くない。

まあ、そう言いながら、結構使っちゃってるけどね。笑

確かに、都会で、生活していると、電気をなるべく使わないのは、難しい。

でも、出来る範囲で、温める時は、『ガス火』とか、『湯煎』するようにして、

特に、食べ物に関しては、電気を使わずに、調理や温めたりするように、心がけて生活してみたいと思う。

やっぱり、IHでの調理は、味も落ちるし、食べ物のエネルギーに影響する。

都会の生活に慣れてる人は、その辺の感覚が麻痺しちゃってる人も多いかもしれない。

もしその自覚があったら、

インドとかの屋台やアシュラムの料理を食べに行ってみると良い

現代人が、忘れてしまったものを思い出させてくれるはずだ。

「気付き」には、インパクトが必要だ。

知るだけでは、本当にわかることは出来ない。



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