スリランカ南西部のゴールにある5つ星ホテル「ジェットウィングライトハウス」。
熱帯建築の神様とも言われる『ジェフリーバワ』が、建築したホテルの1つだ。
因みに、ジェフリーバワが手掛けたホテルの中でも、後期の作品となる。
たくさんの魅力があるホテルだが、僕が実際に泊まってみて特に魅力的だなぁと感じたのは、
「螺旋階段」、「ラウンジの海風」、「ゴージャスで素敵な部屋」の3つだった。
厳密に言うと、「美味しい食事」を含めた4つなのだが、
『食事』に関しては、別の記事で詳しく書いてるので、今回は、この3つの魅力を紹介したいなと思う。
関連記事 : バワ建築ホテル「ジェットウィング ライトハウス」の食事は、美味しくて、種類も豊富!
*この記事では、部屋の中の写真なども掲載してるので、もし部屋の中の様子は、宿泊する時の楽しみに取っておきたい方は、③以降は見ないように!笑*
ゴールフォートを意識した外観
ジェフリーバワ建築の特徴の1つは、その場所の自然環境を最大限に活かすこと。
このホテル「ジェットウィング ライトハウス」は、スリランカ南西部のゴール (Galle) という町にあり、さらに、世界遺産の『ゴールフォート』まで、車で5分の距離にある。
因みに、「フォート」というのは、「砦」という意味。
ゴールの砦を意識したエントランスの外観だ。
到着ロビーへ
この上の写真は、到着ロビーで、帰りのチェックアウトも、ここで行う。
チェックインの時は、ここで荷物を預け、2階へ行き、チェックインする。
到着ロビーで、大きな荷物を預けると、2階に案内される。
そこで、まず最初に驚いたのが、こちら。
ジェットウィングライトハウスの3つの魅力
① 到着ロビーからの『螺旋階段』
到着ロビーからはあまりよく見えないのだが、階段のある空間に入ると、
突然、迫力のある『螺旋階段』が現れる。
僕は、これを見たときに、
バチカン美術館の螺旋階段を思い出した。
そして、この螺旋階段にあるオブジェクトが、凄い!!
これは、ジェフリーバワの友人である「ラキ・セナナヤケ (Laki Senanayake)」の作品。
因みに、これは、スリランカの歴史で、「ポルトガル人とシンハラ人 (スリランカ人) の戦い」を表現したもの。
船でやってきたポルトガル人が、どんどんと攻め上がっていき、スリランカ を侵略していく様子が描かれてる。
凄いシンプルな彫刻であるが、とても表現力があり、素晴らしいの一言。
ラウンジのある2階までは、あっという間に着いてしまうので、また後で、じっくりと見ることにしよう。
② 「海風」を感じるラウンジ
を登り、2階へ着き、廊下を通り抜けると、
正面に、下の写真の景色が飛び込んでくる。
ここで感じたのも、
スリランカ内陸部にあるジェフリーバワ建築のホテル「ヘリタンスカンダラマ」に宿泊した時に、ラウンジへ行くまでの道で感じたのも、
『風の心地よさ』だった。
日本のホテルは、風とは無縁な建築な気がする。
風通りなんて、一ミリも考えてないのではないだろうか。
もし考えていたとしても、宿泊した人が感じられないのだから、それは、具現化されていない。
ヘリタンスカンダラマの時は、「山の風」って感じだったが、
ジェットウィングライトハウスは、『海風』。
そして、風の強さが絶妙で、すごく心地良い。
このラウンジスペースで、チェックインを済ます。
近くにある岩も、出来るだけそのままにされていて、残されている。
ラウンジから、室内の方を見ると、こういう風景だ。
僕は、booking.comで予約したので、チェックインの時には、既に宿泊料金 (朝食込み) は、決済済みの確認みたいな感じだった。
パスポートを渡し、返してもらい、チェックインが終わると、部屋まで案内してもらえる。
③ 『ゴージャスで、素敵な部屋』へ。
ラウンジから北西側の上の写真の正面の道が、部屋のある棟だ。
僕は、宿泊した日の部屋料金の中で、最も安い部屋を予約したからかよく分からないが、ラウンジから1番近い部屋に案内された。笑
因みに、「ヘリタンスカンダラマ」に泊まった時も、同じく、その日の中で1番部屋料金の安い部屋を予約し、ラウンジ&ロビーから1番近い部屋に通された。
個人的には、アクセスが便利で非常に有難かったけれども。。。
どういうシステムなのかな???
部屋の中へ
ドアを開けると、上の写真のような素晴らしい景色が。
パッと見た瞬間に思ったのは、「ベッドの高さが高め」だということ。
そして、部屋が広い!
このホテル「ジェットウィング ライトハウス」は、1番安い部屋が、デラックスルームで、60m2ある。
因みに、1番小さい部屋 (安い部屋) で、デラックスルーム。
バスタブも、全室付いてるホテルだ。
部屋の数は、全部で、85室あり、スイートは、5部屋ある。
また、無料Wi-Fiもあり、強かった。
余計な家具も置かないので、より広く感じる。
こんな感じで、ベッドの奥は、海が見える。
上の写真では、光の反射で、海が見えていないが、実際は見ることが出来る。
*因みに、それは、部屋にようなので、海が見えない部屋もある。僕の時は、たまたま見れた。*
ベランダもある。
扉の色が、ターコイズブルーなのも、素敵で上品だ。
普通に最高過ぎないだろうか。
実は、次の日の朝起きた時に、ベランダを覗くと、猫ちゃんが、椅子でくつろいでいた。笑
良い場所見つけたな…。
そして個人的に、部屋の中で、1番ビックリしたのが、洗面所。
自分が思っていたよりも、ゴージャスというか、華やかなデザインだった。
でも、ゴチャゴチャしておらず、非常にシンプルな感じ。
これは、夜に撮った写真なのだが、上の写真のように、バスタブもあり、雰囲気がゴージャス。
僕は、同じく、バワが手掛けた、スリランカ内陸部のシーギリヤ周辺にある「ヘリタンスカンダラマ」にも、宿泊したのだが、
「ヘリタンスカンダラマ」よりも、「ジェットウィング ライトハウス」の方が、ホテルの部屋は、ゴージャスな感じだった。
部屋の大きさも広いし、ベッドも高さがあり、使われてる色も、「ターコイズブルー」や「黄色」で、華やかな感じで、バスルームも、高級感のあるテイストだった。
個人的には、「ジェットウィング ライトハウス」は、カップルや夫婦向けな部屋って感じかな。
1人で宿泊するには、勿体無く感じてしまう。
僕は、実際に1人で泊まってみて、カップル向けの部屋だなって感じた。
逆にもし1人で、ジェフリーバワ建築に宿泊したい時は、「ヘリタンスカンダラマ」が、1番おすすめ。
バワ建築のホテルの中では、1番安いし。
関連記事 : へリタンスカンダラマは、金持ちじゃなくても泊まれる!?ホテルの基本情報をまとめてみた。(宿泊料金、アクセスなど)
ジェットウィングライトハウスの宿泊料金
僕が宿泊した時期は、2019年の4月25日くらいで、一泊一部屋「237USドル」。
この金額には、朝食代と税金サービスチャージなどを全て含む値段。
因みに、スリランカのサービスチャージは、30%あるので、税や手数料が込みか、含まれてないかは、きちんと確認しておいた方が良い。
僕が泊まった日の部屋料金は、最低でも、「195USドル〜」しかなかった。
でも、この価格には、朝食や税・手数料は含まれてなく、トータルで、「237USドル」という感じ。
ただ、5月〜10月のオフシーズンは、一泊一部屋「1万5000円〜」あるので、凄いチャンスだと思う。
しかも、2019年の4月に起きたテロの影響により、価格がダウンしてるので、2019年の11月以降〜2020年の3月くらいまでは、かなり安く、スリランカを旅出来そうだ。
最後に
今回は、「螺旋階段」・「ラウンジの海風」・「ゴージャスで素敵な部屋」と、ホテル「ジェットウィング ライトハウス」の3つの魅力を中心に紹介してきた。
部屋に案内してもらった後は、少し部屋で休憩して、ホテル内の探索をしてきたので、
次回は、その時に撮影した写真を元に、「ジェットウィング ライトハウス」の建築やデザインをより掘り下げて、このホテルの魅力を共有していきたいなと思う。
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私も実は19年の4月後半にこちらに宿泊いたしましたので、もしかするとすれ違っていたかもと思いうれしくなりコメントいたしました。
自分が見ていなかったアングルの写真や考察が興味深かったです。
記事ありがとうございます。