Avicii(アヴィーチ) のほぼ完成済みでは? New ID「17(セブンティーン)」!




Avicii (アヴィーチ)の未だリリースされていない楽曲(ID)の中には、”デモの段階“から、”普通のアーティストだったらリリースする完成度“まで様々ある。中でも今回は完成度高く、全体的に非常にまとまったIDのみ「17曲」を選出した。

題して、

Tim Bergling(ティム・バーグリング)

Avicii New ID ベスト「17セブンティーン

Avicii好き向けの音楽ブログ記事。刊行中?

1. Let Me Show You Love(ft. Nervo)

Avicii(アヴィーチ)の歴代シングル達の中でも、個人的にトップ3に入る。いや、もしかしたら一番好きなシングルかもしれない。

また”Enogh is Enough“としても知られてる同曲で、Tom Swoon Editも素晴らしいが、オリジナル曲として、これはもう完璧でしょう。

非の打ちどころのない名曲である!

2. Stay With You (ft. Mike Posner)

この曲に関しては、Timの中で完成済みのシングルだが、公式にはリリースしなかった感じだと思う。Timの中では完成し、終わってたからもう興味がなかったのかもしれない。

Aviciiは”Levels“、アルバム「True」のリリース以降、スーパースターの路線を歩み出した。それによる副作用も大きい。Tim自身、そしてTimの周りの状況がめまぐるしく変化していくため、一度エネルギーが大きく変わってしまえば、リリースするタイミングを、永遠に失ってしまうこともある。この”Stay With You“も、その中の一曲だったのかもしれない。

しかしながら、Mike Posnerとは交流が長く、2018年のセッション動画でも、ロスアンゼルスにあるTimの自宅にて、ボクシングをしている様子が、スタジオの窓から映っていた。

I’m still gonna stay with you.

3. Black and Blue (ft. Aloe Blacc & Mac Davis) 

Ultra Miami 2013(毎年3月の春分の頃に開催する音楽フェス)という公の場にて、既に、初披露されている楽曲で2:30以降のサウンドは”Liar Liar(Avicii by Avicii)”としてリリースされ”I’ll Be Gone“でも、使われていた部分だ。

Tim的には、ライブで流してみたファンの反応であまりこの曲”Black and Blue“に手応えを感じなかったのかな。真相はわからないけど、個人的には、すんごい1曲だと思う。

4. Dreaming Of Me (ft. Audra Mae)

2014年1月には既にYouTube上にアップロードされていたシングル。

歌っているのは、Avicii とは“Addicted To You”, “Shame On Me”, “Long Road To Hell”そして“Feeling Good”でもコラボしているAudra Mae(オードラ・メイ)。

彼の音楽は、〇〇系とかで括れない。傑出した独自の音楽スタイル・音楽観を確立している。

Timは、普通だとそこで止めるところでも、ループを延長し、引き伸ばす。それは彼の人生観にも通ずると思っていて、彼はきっと普通の人が限界だと感じた地点から、三段階くらい耐えられる精神力、魂の強さを持っている人間なのではないか。

5. Painkiller (ft. Joe Killington)

Painkiller“は、2020年、Joe Killington(ジョー・キリングトン)が”Painkiller“として公式にリリース済みだが、その楽曲クレジットには、Tim Berglingの表記はない。M-22によるプロデュース曲となっている。

メロディーの部分は、Aviciiだが、その他の部分は、Joe Killingtonのデモだったのであろうか。公式にリリースされたバージョンは、上の音源からAviciiサウンドを丸々引っこ抜いた感じだ。

因みにタイトルの”Painkiller“は、「鎮痛剤」という意味。

Timは「鎮痛剤」を使用していた時期もあったようだから、ある意味、彼の人生を反映した1曲であったのかもしれない。ドキュメンタリー映画『アイムティム』でも、親友のJesse Waitsが、「当時 彼は鎮痛剤を飲んでた それでさらに深みにハマったんだろう」と語っているシーンが後半にある。

6. Relate (ft. LP)

“Avicii – Trouble”, “Otto knows & Avicii – Back Where I Belong”のボーカルを、務めている LPとのもう一つのコラボ曲。

ギターのリフとかAviciiらしい。サウンド的には2013,2014年頃のAviciiサウンドって感じ。

聞いていると、ホッとするような心地にさせてくれる。

7. My Love (feat. Beth Ditto)

男女のデュエットになっているが、男性のボーカルの方は、誰なのかはっきりしていない。

Avicii のファースト・アルバム『True』の頃に作られたシングルのようなので、2013年前後の楽曲である。

自分は作曲家ではないが、やっぱりAviciiのメロディーは凄いなぁと感じざるを得ない。意外とリピートしている自分がいる。

8. Stars Don’t Go (ft. U2)

最初はAviciiの曲ではないのではないだろうかと思っていたのだが、何回か聞いていると、味が出てくる一曲で、曲の後半の後半のメロディーのループ部分が、”A Sky Full Of Stars“をも連想させる、なかなかの質感だ。

とても聞き応えがある

僕は、Timが手を付けた音源だと判断した。

1,2回聞いてみたくらいで止めないで、何度も聞いてみて欲しい。気づいたら、この楽曲”Stars  Don’t Go“に惹き込まれているだろう。

Timは地球のみならず、宇宙全体が注目する人物の一人であり、Aviciiは、この銀河系を代表する音楽家の一人だと思う。

3:58〜4:50が、最高のクライマックスだ

9. I Wanna Be Free (ft. Aloe Blacc)

Timは一つのセッションで、5,6曲同時に曲を作るので、アローとのセッション時に、複数取り組んだ内の1曲であろう。

ポジティブな気分にさせてくれる。

I Wanna Be Free〜〜〜yeah!

I Wanna Be Free〜〜〜yeah!

10. Hold On, Let’s Go (ft. Taio Cruz)

セカンド・アルバム「Stories」収録予定だったが、全体的なバランスに合わないからなのかカットされたシングル。

歌詞的には、”Broken Arrows“と重なる部分もある。

ドキュメンタリー映画『TIM』の中で、ナイルロジャースとのセッションがあるが、そこでTimは「僕にとってはメロディーが主体なんだ 歌声の音程をこうしたいとハッキリわかる 歌詞のことは何も分からないが 歌って欲しいメロディーは分かる リフやピアノも同じだ」と語っている。

みんな「作曲は出来ても、歌詞を載っけるのが難しい」とヒーヒー言っているのに「メロディーで合わせると歌詞が自動的に付いてきた」みたな言い方だ。笑

もしかしたらそれが、かえって秘訣なのかもしれない。まあでも、

Avicii ヤバすぎ! Tim君 ヤバすぎ!

11. Can’t love you again(ft. Tom Odell)

2015年の Avicii のツアーで、よく流していたシングル。

アルバム「Stories」に収録予定だったが、収録されなかった。そのまま、リリースするタイミングがなくなり、遂にリリースには至らず。

Tom Odellとのコラボ曲は、”Love To Hold”と共に、リリースされることはなく、お蔵入りとなってしまった。

12. Lord (ft. Sandro Cavazza)

YouTubeのAvicii公式チャンネルのツアー動画か何かで、タイトル付きで流れており、この楽曲は自身の中で、完成した作品となっていたのでは?

EP Avicii ⑴〜⑶ 三部作のテーマには個人的に合っていたように感じるが、どうだったろう。

Lord“のような音楽は、Tim以外に作れる人が全く思い浮かばない。

歌詞の内容は「ずっと自由になりたかった 何かがおかしい 金のことを考えてる奴ばかり」といった感じで、Timの本音とも受け取れる。

13. Tayla Parx – Disarm (AKA “Diss on You”)

Tayla Parx(テイラー・パークス)本人か、彼女のチームが、チームAviciiに送ったデモ。

Aviciiが2016年のアメリカ横断(The Crowing Of Prince Liam)にて、このデモに取り組んでいるシーンがある。

関連記事 : The Crowning of Prince Liam

甘い雰囲気が漂う一曲で、デモの時点で普通に魅力的なのだが、歌詞の感じが完全に女性目線で割と男子校ノリなチーム Aviciiには合わない感じもある?

少し”Half The Man”と似ていて、個人的には、好みな一曲なのだが……、Timの中では、「甘い雰囲気の楽曲は、”What Would I Change It To”で表現し終わった。次の曲に行こう。」みたいな所があって、他のIDの完成に気が移っていたのかもしれない。

14. Island (ft. The High)

2016年のプロダクションだと言われている。

これは、これまで Aviciiが一度もリリースしてこなかった雰囲気の楽曲だ。

歌詞の内容が、少し”You Be Love”と被ってるかな。

Island()”と聞くと、Timがツアーを引退し、マダガスカルに行った映像を思い出す。

15. A Little Bit of Life

ボーカルが不明だが、Kygoと”Cruise“というシングルでコラボしている Andrew Jacksonだとも言われている。

Avicii好きは、この曲”A Little Bit of Life“、好きだろうな。

非常にまとまった一曲だが、星4つといった感じはある。アーティスト側が進化や発展を望むなら、何か物足りなく感じるのかもしれない。

A Little Bit of Life“自体には関係ないが、Kygoの”Cruise“という曲、個人的に凄くお気に入り。まだ聞いたことない人は是非聞いてみて欲しい。映画「Fifty Shades Darker」のサウンドトラックとして、収録されている。

Kygo – Cruise ft. Andrew Jakson

Kygoって、あまり力を入れて本人が広告を打たなかった曲が、地味に良かったりする。あとは知られていない初期のリミックスも魅力的だ。

Matt Corby – Resolution (Kygo Edit)
Ed Sheeran – I See Fire (Kygo Remix)
Cut Your Teeth (Kygo Remix)

このあたりは、特に必聴!

16. Chained (ft. Caitlyn Smith)

2017年、カントリーミュージックの聖地であるナシュビル・セッションにて誕生した一曲———”Chained“。

Tim的には、何かが足りなかったのか。しかし魅力的で、まとまった音源である。確かに癖はあるが、名曲に値すると思う。僕は実際にナシュビルに行ったことがあり、カフェやバーで、カントリーミュージックの生演奏を何度か聞いたことがあるが、この”Chained“は、その土地というよりも、絨毯まみれの、独特なスタジオから生まれ出た一曲と言えると思う。

17. Run Run (ft. Vargas and Lagola)

個人的には、かなり完成度が高いシングルだと思う。

しかしこれだけ完成していても、リリースされないのがまた、Aviciiである。

ベスト「17セブンティーン」厳選掛け流し!

個別に一つ一つ聞くのではなく、一度17曲を、流しで聞いてみて、そこから気になった曲を個別に聞きたいという方は、こちらの「厳選掛け流し」をどうぞ!

塩素は全く使用していない源泉掛け流しのAvicii温泉です。その分エネルギーが強く、湯当たりしてしまうかもしれませんが、大地のエネルギーならぬ宇宙エネルギーを存分に味わえます。

僕は「源泉掛け流し」派です。

正直、どの曲も古参ではあるので、New IDとも言えないけれど、未だ公式にリリースされていない曲達。

AviciiのIDだと噂されている曲達が、本当にそうなのか確かめる方法は正直ない。Timは膨大なIDを抱えており、共に働いていた裏方でさえ、あるファイルは持っているも、このファイルは持っていない、アクセス出来ない状況にある。

けれど、通常の場合、ミュージシャンはそんな大量なIDを抱えていないし、基本リークしない。リメイクとオリジナルかどうかは、聞き手の本物を見極める力にかかっているが、ボーカルの声で見極める方法もある。あとは、Aviciiがよく使うStem。引き出しの型を覚えていれば、それが入っている場合は、感覚的に分かる。

僕の場合は、歌詞の内容が、Tim自身の人生やAviciiのアーティストと何か共通点があるか。人生とは不思議なもので、直感に従って生きる人ほど、”シンクロニシティ”が爆発的に起こってくる。もう一つは、”時間を置く“ということ。

食べ物と同じでみんな食べ物を食べた時、瞬間や味わっている時間内で、判断しようとする。しかし、本当にいいもの、自然なもの、体にいいかどうかは、食べた瞬間には分からない。唇に当てた瞬間で、体に危険かどうか判断できる場合もあるが、一番は、”食後“である。

食べた時は美味しいけど、食後に胃がもたれるとか、食後に気分のアップダウンが激しくなるとか、体がだるくなるとか。本当に体にいいもの、または、マナ(生命)があるものは、食後に、体内でエネルギーが自然と上昇してくる。また数時間経っても、徐々に体に浸透していくため、血糖値がバーンと上がって、すぐにまた血糖値が急降下することもない。その食べ物が、その人の体に合っていないかどうかは、食後の自身の体の反応で確かめることができる。

これは、”自身を犠牲にする確かめ方“ともなり得るが、科学的なデータよりも、圧倒的に精度が高い。つまり、信頼に足るということだ。

YouTube上には、リメイクをするのが上手い人達がいるので、数回聞いただけでは判断に難しいこともあるが、またその音源に帰ってきたくなるような何かがあるか。「本物」には生命が宿り、そのものの力で人々を引き寄せていく。