「ナイバシャ湖」と聞いても、
「どこの湖?」って、思った人は多いだろう。
僕も、実際に行くまでは、全然知らなかった。
「ナイバシャ湖」は、
東アフリカの『ケニア』という国にある。
「ナイバシャ湖」は、上の地図の『②』。
ケニアの首都である「ナイロビ」から、車で、2時間半ほどの位置だ。
ナイバシャ湖への行き方
基本的に、行き方は、ナイロビを拠点にする人が、ほとんどだと思う。
個人で行くなら、ナイロビからナクル湖まで、ダラダラ (現地のミニバス) が通ってるので、それで行く事ができる。
僕はサファリツアーで行ったので、ダラダラでの具体的な行き方は、わからない。
*タンザニアで何度かダラダラに乗ったが、ダラダラに関しては、現地の信頼できる人に聞いた方がいいと思う。*
サファリツアー初日 (2018年9月13日)。
僕は、日本でケニアのサファリ会社に、直接メールして、現地のサファリツアーの予約をした。
詳しくは、別の記事で。
当日の予定は、
朝7時半頃、ナイロビ市内の宿泊場所で、ツアーリーダーにピックアップされ、「ナクル湖国立公園」へ向かう。
途中、「グレートリフトバレーのビューポイント」に寄る。ナクル湖に、到着次第、「サファリ」という感じ。
日本なら、きっちりスケジュールが組まれてると思うけど、アフリカは、まあ、ザックリだ。
でも、このゆる〜い感じが、逆に良い。余白があったほうが、融通が効くからね。
1時間ほどで、「グレートリフトバレーのビューポイント」に到着。
こういう広角な自然の景色の凄さは、1番写真で伝わりにくい。(グランドキャニオンとか)
こういう壮大な景色は、是非、実際に行ってみて体感してほしい!
日本ではまず見ることの出来ない光景だ。
15分〜30分くらい、グレートリフトバレーの景色を眺め、再び、ナクル湖へ向かう。
サファリツアーに参加したら、どのツアーも、このビューポイントには止まると思う。
詳しくは、また別の記事で書こうと思う。
また、1時間くらいすると、
ツアーリーダー (運転手) のソロモンに、
「左手に見えるのが、ナイバシャ湖で、ボートサファリとか出来るけど、やりたい?」
って言われた。
その日は、ツアーリーダーのソロモンと僕1人だけだったので、自分次第で、行くか行かないかを決めることができる。
*次の日は、ツアーメイト3人が増えた*
でも、もう左斜め前に、「ナイバシャ湖」が見えちゃってるし、あんまりじっくりと考えてる時間はない。笑
なんかよくわからなかったけど、
とりあえず、「行く。」と答えた。
急遽、ナイバシャ湖へ。
上の写真の奥にある緑の建物が、レセプション。
そこで、50ドル (1人約1時間) 払って、「ソロモン」ではなく、
別のツアーガイド (ナイバシャ湖専門のガイド) に、バトンタッチ。
ナイバシャ湖でのボートサファリは、
基本的に、約1時間で、
「1人あたり、50USドル」
という価格。
アレンジしたい場合は、現地 (ナイバシャ湖のレセプション) で、交渉する必要がある。
ボートサファリ開始
なんと、レセプションでお金を払ってから、赤いライフジャケットを着て、3分後には、ボートサファリが、スタートした。
このスピーディーさは、日本にはない。
アフリカ人って、遅い時は遅いけど、速い時はかなり速い。
因みに、時間帯が謎だったのか、またしても、ボート貸切状態。
*ボートサファリ中、3隻くらいのボートを見たがどれも満席で、なんかラッキーだったようだ*
果たして、野生動物は!?
最初に、出迎えてくれたのは、
手前の5匹が、「アフリカクロトキ (Sacred Ibis)」。
そして、奥の3匹が、「アフリカハゲコウ (Marabou Stork)」。
真ん中の黄色のクチバシの鳥が、「アフリカトキコウ (Yellow-Billed Stork)」。
上の写真の真ん中に鳥が止まってる。
ズームすると、
湖をかっ飛ばして、横切り、反対側の岸をめがけて移動する。
すると、
あのどう猛な動物が、、、
クソでかい!!!
しかも、怖い!
あの、怒ってます!?
やっぱり、怒ってる…
カバは夜行性。昼間は、こんな感じで、体の半分以上が水面に隠れてる。
なんかカバって、皮膚が弱いらしい。日差しの強い昼間は、ずっと水中でお地蔵さんのようにじっとして、夜に陸へ上がり、行動するみたい。
「昼間の暑い時間に、陸に上がってるカバは、珍しい。」とボートサファリのガイドをしてくれた『ジョン』は、話していた。
でも、自分が初めて見た野生のカバが、昼に陸で活動してるところだと、正直、レアなのかどうか、あまり実感が湧かなかった。
カバは、臭いから、近くにいることが、匂いでわかりやすい。
とりあえず、
カバは、馬鹿デカかった!
10分くらいカバを観察した後、またボートを走らせる。
今度は、
ペンギンみたいな鳥が、…。
カワウだ。
基本的には、木の上にいるんだけど、木の上に作る巣の材料を水中から集めるため、こうやって、水面へ飛び込んでいく。
もちろん、餌を取るときも。
因みに、カワウは、ペンギンの次に、潜水が上手い鳥らしい。
お次は、ボートの先に、
ウォーターバック (Waterbuck) が、見えました。
出来る限り近付くと、
こんな感じ。
なかなか、ツノが立派だ!
草を食べるのに夢中で、全然こっちを向いてくれなかった。
メスもいらっしゃいました。
結構かわいい。
ウォーターバックだけあって、水辺の近くにいるアンテロープなんやな…。
そして、すぐ近くの木を見ると、
あの可愛い小さな鳥を発見!?
ボートは揺れるし、鳥は、ちっこくて素早いし、木の枝が邪魔で、全くピントが合わない…。
でも、気合いで、撮ってやる!
カメラの技術とかじゃない、意地だけだ。笑
狙いが定まってきた。
もう何の鳥か、バレたかな…?
答えは、
『カワセミ (Kingfisher)』です!!!
どうでも良いけど、「キングフィッシャー」っていう名前が、個人的に、すごく好き。
特に理由はないけど、なんか好き。
因みに、このカワセミは、
ヒメヤマセミ (Pied Kingfisher)。
このカワセミが、くわえてる魚。
結局どうなったかというと、
ちょっと魚が大き過ぎたのか、カワセミが飲み込もうとした瞬間、下にある湖の中に、落下しました。笑
残念!
岸の上に、シマウマもいた…。
なんか、ナイバシャ湖は、『三日月島』という場所があって、そこで、ウォーキングサファリも出来るらしい。
今回僕は時間がなかったので、ボートサファリのみだったが、他にも色んな経験が出来るみたいだ。
ボートサファリのツアーガイドの人が、魚を持ってるので、口笛吹いて、魚を投げてくれる。
すると、近くにいるフィッシャーイーグルが、飛んできて、その魚をキャッチしに来る。
カメラで連写できれば、ワシの魚を掴む瞬間が、捉えられるかも!?
このフィッシャーイーグルは、髪の毛がボサボサだが、それが、なんか良い!
もうそろそろ、1時間が経つので、
ボートサファリの出発地点へ戻る。
おかえりさない!
と言わんばかりの立ち姿。笑
クロトキは、オーストラリアでも、たくさん見られる。
シュモリドリは、英語名で、『Hammerkop (ハンマーコップ)』っていうんだけど、
頭の部分が、『ハンマー』に見えるから、そういう名前がついたらしい。
因みに、シュモリドリの好物は、カエル。
ハンマーの形だけあって、頭を動かすスピードは、予想以上に速い!
最後は、
ツキノワテリムクドリを見て、終了。
なんて読みづらい名前の鳥なんだろう。笑
因みに、この鳥は、マサイマラ でも、セレンゲティでも見れる。
まとめ
僕は今回のアフリカの旅で、計7つの場所(国立公園など)でサファリをしたが、
「ボートサファリ」をしたのは、この『ナイバシャ湖』のみ。
ケニアのマサイマラやタンザニアのンゴロンゴロなどでも、野鳥は見れる。
でも、ナイバシャ湖のように、たくさんの種類を見ることは出来ない。
あと、車の中から鳥を見るのと、湖からボートで見るのでは、大きく違う。
湖のある国立公園も何個か訪れたけど、バードウォッチングに、最適な場所は、『ナイバシャ湖』だと思う。
カバ (Hippo) を割と近づいて、見ることも出来るのも、ナイバシャ湖の魅力だ。
マサイマラやンゴロンゴロなどでも、カバを見れるのだが、遠目でしか見られない。
ナイバシャ湖は、ナクル湖に行くついででもいいし、そこだけを目的に、何日か滞在するのも全然ありだと思う。
野鳥が好きな人には、すごいおすすめの場所だ。是非、訪れてみて欲しい!
*『地球の歩き方』にも、少しだけだが、「ナイバシャ湖」についての情報が載っているので、ちょこっと参考になると思う。*
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