アフリカと言えば、
壮大な自然と、ライオンなどの野生動物を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
＊セレンゲティ国立公園＊
ケニアやタンザニアの東アフリカや、ボツワナなどの南アフリカでは、国立公園などの自然保護区内で、「サファリ」をして、野生動物を観察するアクティビティが、盛んである。
＊サファリの様子＊
自然保護区には、様々な野生動物がいるが、
そのサファリにおいて、「ビッグ5 (The Big Five)」と言われてる動物がいる。
サファリで、よく耳にするフレーズなので、今回はそれらの野生動物について紹介したい。
サファリのビッグ5 (The Big Five)
＊因みに、「サファリ」のことを現地では、「ゲームドライブ」と言う人が多い。＊
1. ライオン (Lion)
＊ナクル国立公園にて＊
まず、百獣の王「ライオン (Lion)」。
ライオンは、マサイマラ国立保護区とセレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ保全地域なら、90%くらいの確率で見ることができる。
サファリをする観光客も、写真家も、常に探してる人気の動物の1つだ。
だが、ライオンは、夜行性ということもあり、僕たちがサファリをする日中の時間帯は、基本的に、グータラしている。
また、単独行動してるオスか、4,5頭で集団行動してるメスを見かけることが多いと思う。
2. ヒョウ (Leopard)
＊マサイマラ自然保護区にて＊
次は、「ヒョウ (Leopard)」。
ライオンは、英語でも、ライオンだが、
ヒョウは、英語だと、「レオパード」と言われる。
それを知らないと、サファリのドライバーが、何の動物について話してるのかわからなくなってしまうので、一応、注意が必要だ。
ライオンも、なかなか野生では出会いにくい動物の一つだが、
実は、
レオパードの方が、もっと見るのが難しい。
なぜなら、ジープが通ることのできる道から離れた木の茂みに隠れてることが多いからだ。
＊基本的に、オフロードを通ることは厳禁だが、たまにドライバーが、管理人の目を盗んで、走ることがあり、そうしないと、なかなか見れなかったりする。＊
サファリをした後に、
「ビッグ5全部見れた？」みたいな会話をする人もいるが、
その時に、大体見れなかった動物に挙がるのが、
この「レオパード」と、後に紹介する「サイ」である。
3. ゾウ (Elephant)
＊アンボセリ国立公園にて＊
現存する地球上で最も大きな動物「ゾウ (Elephant)」。
東アフリカの国立公園なら、どこでもいるが、
僕は、キリマンジャロの麓にある『アンボセリ国立公園』のゾウが、凄い印象的だった。
因みに、アフリカゾウは、アジアゾウよりも、耳が大きい。
もし野生でも動物園でもゾウを見る機会があれば、是非、耳に注目してみて欲しい。
簡単に、どっちタイプのゾウなのかがわかる。
関連記事 : ウダワラウェ国立公園でのサファリは、ゾウと鳥の楽園だった。
また、上の写真のゾウは、色が黄色がかっているが、マサイマラやセレンゲティのゾウは、紫がかった「灰色」だった。
動物は、その地域の草や土の影響で、肌や毛の色が、多少変色する。
ヌーなども、地域によって、全然色が違う。
4. サイ (Rhino)
＊マサイマラ自然保護区にて＊
動物屈指のシャイボーイ「サイ (Rhino)」。
発音的には、「ライノ」。
複数形なら、「ライノス」。
って感じに聞こえる。
因みに、アフリカにいるサイは、
『シロサイ』と『クロサイ』の2種類いる。
クロサイの方が、シャイな性格なので、見るのが、難しい。
野生動物の宝庫であるマサイマラでも、セレンゲティ、ンゴロンゴロでも、『クロサイ』は、滅多に見れない。
だが、一緒にサファリしていた南アフリカ人曰く、
クルーガー国立公園など、南アフリカの方では、サイを簡単に見れるらしい。
5. バッファロー (Cape Buffalo)
＊マサイマラ自然保護区にて＊
最後に紹介するのは、ビッグ5の中で、最も人気のない「バッファロー」。
サファリで簡単に出会える動物だけれど、注意が必要だ。
このビッグ5の中で、最も人間が被害を受けてる動物である。
ちょっかいを出さなければ、何もしてこないが、
バッファローを甘くみてる観光客が多いので、痛い目に遭ってる人も多い。
確かに、あまり人気のない動物ではあるが、
観察していると、意外と、面白い。
バッファローと鳥の戯れあいは、特に、なんかほっこりする。
まとめ
元々「ビッグ5」というのは、ハンターが徒歩で、狩りにくい動物を指す名称だったらしい。
それが現在、サファリ (ゲームドライブ) の時の1つの指標として、使われている。
正直、別に知らなくてもいい用語だが、
現地でサファリをすると、よく耳にするかもしれないので、一応、まとめてみた。
でも、個人的には、ビッグ5に拘らずに、自然の姿を観察して欲しいなと思う。
マサイマラ自然保護区やセレンゲティ国立公園には、チーターやカバもいるし、他にも、数多くの野生動物が生息している。
また、もし自分の見たい動物が、はっきりしているのなら、
ドライバーに、きちんと伝えておいた方がいい。
じゃないと、彼らは、ライオンやヒョウのような大物ばかりを追いかけてしまうだろう。
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