野生動物の宝庫「マサイマラ国立保護区」。
死ぬまでに一度でいいから、
ここでのサファリは、経験してみて欲しい。
僕はこれまでに、アフリカ、スリランカ、インドで、サファリを経験してきたけど、
世界でもこんなに、
野生動物の集結してる場所は、他にない!
もちろん、セレンゲティやンゴロンゴロも、素晴らしい場所だけど、
もし色々訪れることが出来ないのであれば、僕は、「マサイマラ」が、おすすめだ。
その理由(わけ)も、これから触れていきたい。
マサイマラ国立保護区
サファリの王道
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東アフリカのケニアにある「マサイマラ国立保護区」。
国立公園は、それぞれ自然環境が異なる。
セレンゲティのような果てしなく平坦な草原や、火山口のンゴロンゴロなど。
そして、マサイマラは、
上の写真のように、なだらかな丘陵地帯だ。
土の露出してる部分は少なく、見渡す限り、草で覆われている。
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この豊かな自然の中で、
本当に多様な野生動物が、集結しており、このマサイマラでは、アフリカを代表する動物のほとんどを見ることが出来る。
特に、ライオンは、ほぼ100%見れる。
*ゴリラやチンパンジーは、ウガンダやルワンダへ行かないと見れない*
因みに、「マサイマラ国立保護区」の大きさは、大阪府より、若干小さいくらい。
その中で、サファリカーで、駆け巡り、野生動物を探すのだから、大変な鬼ごっこだ。笑
アクセス
ケニアの首都であるナイロビから車で、約6,7時間の場所に位置する。
今でも、道のガタガタな場所は多いが、
昔はもっと、道が全然整備されてないところが多く、10時間くらいは移動にかかっていたらしい。
現在でも、結構時間かかるので、
ナイロビから、直接マサイマラの方まで、飛行機で移動しちゃう人も多い。
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マサイマラには、いくつかゲートがあるが、
僕が入場したのは、「Oloolaimutia Gate (オルーレイムシャ・ゲート)」。
サファリは、基本的に、朝か夕方に行うのが、一般的なので、
大体、入場までに、こんな感じで、渋滞する。
そこで待ち構えているのが、
マサイマラレディー達だ。笑
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列をなして、前に動けない車の窓に近づいてきて、商品のセールスをしに来る。
もし買いたいのであればいいが、
買う気がないなら、出来るだけ視線を合わせないようにしよう。
少しでも、興味を示したら、ターゲットにされて、NHKの集金人ごとく、食らい付いてくるよ…。
因みに、この入場待ちの時は、
各サファリカーのドライバーが、乗客のパスポートを預かって、ゲートで、手続きを行なってる。
僕は、日本からのツアーではなくて、現地のサファリ会社に直接コンタクトをして、サファリに参加したが、
パスポートのコピーは、既に、その会社に取ってもらっていた。
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だが、マサイマラの国立保護区のゲートを通過して中に入る際にも、
パスポートの提示が必要だ。
自然保護区内のロッジに泊まる人は、ホテルに置いていても、問題ないかもしれないが、
基本的に、サファリの時も、
パスポートは、常に、手元に持っておこう。
野生動物の宝庫「マサイマラ」へ。
サファリ開始!
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早速、国立保護区内に、入場し、
どんな動物と出会えるのか、ワクワクしながら、目を凝らしていると、
僕は、開始2分後に、驚きの光景に出会した。
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いきなり、チーターの捕食シーンだったのだ。
実際に、チーターが獲物を追いかけてるところは、見れなかったが、
数分前に、獲物を捕らえたばかりの瞬間だった。
既にインパラは、死んでいたが、
チーターは、息切れをしていて、まだ獲物を食しにかかってはいない。
しばらく、他の肉食動物が近くにいないかを警戒しながら、休憩していた。
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4,5分くらい休んだ後、
捕らえたインパラを食べ始めた。
僕は、リアルな光景を目の当たりにした。
動物が、捕らえた後、すぐに食べにかかると思ってた。
でも、よくよく考えると、
捕らえたばかりの時は、全力で追いかけた後なのだから、少し休憩するはずだ。
テレビなどでは、切り取られたシーンしか見れないけれど、
一部始終の流れを見れたのは、とても印象的だった。
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マサイマラは、ヌーの川渡りが有名だが、
僕が訪れた2018年9月半ば時点では、もう川を渡り終えた後だった。
*大体、7〜9月に、ヌーの大移動は行われるらしいが、毎年変動する。*
ヌーというのは、面白い動物で、
一匹がある方向へ行くと、他のものも、ゾロゾロと、その後について行く。
自分の頭で考えて行動する力の欠けてる動物なのだ。
でも、どうして、そんなヌーが、毎年川渡りを出来るかというと、
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賢いシマウマさんのおかげだ。
シマウマは、雨の匂いや道を覚えている。
ヌーは、誰かについて行くのは、得意なので、シマウマについて行き、川渡りを果たす。笑
ヌーとシマウマは、ある意味タッグを組んでるチームなのだ。
いつも、捕らえられるのは、ヌーばかりだが…。
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マサイマラでのサファリは、基本的に、
前後、二台で走行する。
なぜなら、単独で走行した場合、
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こんな感じで、泥沼に車がハマってした場合、
助けようがないからだ。
マサイマラは、大阪府くらいの面積を誇る。
こんな大きい地域の中で、車が一台、泥沼に捕まったら、
丸一日、他の車が、近くを通りかからないことなんて、普通に起きるのだ。
すると、その車にいる人たちは、ライオンやヒョウなどの肉食動物がいる領域の中で、車の中で、一夜を過ごさないといけなくなる。
それは、非常に危険である。
特に、肉食動物は、夜行性が多いので、命の危険がある。
そこで、マサイマラでは、二台走行するのだ。
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乾季の時期でも、
夜に、土砂降りが降ることもある。
すると、次の日の午前中のサファリの道は、こんな感じで、たまに、抜け出せなくなる。
そういう時は、もう一台で、引っ張ってもらうか、
乗客だけ拾って、車を置き去りにして、次の日とかに、公園のレンジャーの人たちが、車の救出に来る。
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*ハゲワシ*
マサイマラのサファリでは、ドライバーが常に、無線で連絡を取り合っている。
公園が非常に大きいため、ライオン、ヒョウ、チーター、クロサイなど、レアな野生動物の情報が入ると、
即座にそこへ向かい出す。
ドライバー達は、スワヒリ語で連絡を取り合うので、どの動物の情報が入ったのか僕たち乗客に伝える前に、車のスピードを上げて、その場所へ駆けつける。
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雌のライオンだ。
既に、食後だったようで、ゴロゴロタイムだった。
前回のチーターの時は結構距離が離れていたので、あまりわからなかったのだが、
今回は、ライオンとの距離が、かなり近かった。
この動画は、その時の様子の一部だが、
お腹の動きが、とても大きい。
生肉の消化には、かなりエネルギーを費やす。
僕が野生のライオンを何回か見て、1番印象に残ってるのは、「食後の呼吸」かもしれない。
こんなにも、ドクドクお腹を動かしてる姿は、動物園でも、テレビでも、見たことがなかった。
凄い生命を感じた瞬間だった。
ずっと、メスのライオンが、3,4匹いるだけだと思っていたが、
5mほど離れた木陰の場所にオスもいた。
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様子を観察していると、
ライオンは、食後すぐだったので、
ドライバーは、安全だと判断し、3m近くまで、車を寄せた。
*もちろん、オスライオンに、強いストレスを与えない程度に。*
僕は、間近で、雄のライオンを見て、覇気 (はき) を感じた。
ライオンは、サバンナの中で、狩りは上手くないし、決して、1番強くもない。
でも、サバンナの王様と言われるのは、
この「覇気」なんだろうなと思った。
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また、しばらく、車を走らせると、
ゾウのグループに出会した。
マサイマラやセレンゲティのゾウは、平和だ。
だが、ゾウも人間のように、精神的に不安定で、気性の荒いゾウもいる。
ケニアのサンブル国立公園か、ツァボ国立公園のゾウは、気性が荒いゾウが多いため、ドライバーも、ゾウとの距離を特に慎重に保つのだと現地の人は語っていた。
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気が付くと、もう日が暮れ始めていた。
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1日目の夕方サファリは、もう終了の時間。
このくらいの暗さになってくると、
急いで、ゲートに向かわないといけない。
僕は、『夕方のサファリ』と『朝から夕方までのサファリ』の2回経験したので、
次回は、「次の日の朝のサファリ (Pt.2)」を紹介したい。
そして、パート2 (Pt.2) では、
僕が、セレンゲティ国立公園よりも、「マサイマラをおすすめする理由」や、マサイマラでの服装についても、触れたいなと思う。
関連記事 : 野生動物の宝庫「マサイマラ国立保護区」で、サファリ!(Pt.2)
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