スウェーデン🇸🇪のアーランダ空港は、「ストックホルム・アーランダ空港」という名称ながら、空港からストックホルム市内まで、約40km離れている。
そう言われても、あんまりピントこないかもしれないが、
大体、車で移動すると、40分から1時間かかる距離である。
まあ空港というのは、市内からそのくらい離れた場所に位置するものだ。
アーランダ空港からストックホルム市内まで
空港からはそれぞれ、各々の目的地へ向かうが、
多くの観光客は、ストックホルム市内の宿泊するホテルへ、直行するのではないだろうか。
そこで今回は、「アーランダ空港からストックホルム市内までの移動方法」について、共有したいなと思う。
だが、先に結論から言ってしまうと、
僕は、『アーランダエクスプレス (Arlanda Express)』が、1番おすすめだ。
主な移動手段
空港からストックホルム市内まで行く方法は、いくつかある。
片道の料金 : 119SEK (約1400円)
所要時間 : 45分
② タクシー
市内までの相場 : 500〜600SEK (約6000〜7000円)
所要時間 : 約40分
③ 鉄道 (アーランダエクスプレス)
*下記は、26才以上の方の価格*
片道の料金 : 299SEK (約3500円)
往復の料金 : 579SEK (約6780円)
所要時間 : 18分
*アーランダエクスプレスは、8〜25才の方、現地の学生に、割引が効く。*
主に、上の3パターンだ。
僕は、行きは「②タクシー」を使い、帰りは、「③アーランダエクスプレス」で空港まで移動したので、今回バスは利用してない。
因みに、なぜ、行きにタクシーを使用したかというと、市内へ行く前に、個人的に寄る場所があったため。
だが、帰りの日に、市内のストックホルム中央駅から、アーランダエクスプレスを使って空港へ行き、「なんて便利で快適な移動手段なんだ!」と感動した。
アーランダエクスプレスは、「新幹線のグリーン車」みたいなものだ。
静かで、乗り心地が良く、Wi-Fiも使える。
しかも、空港に向かう時は、駅のホームで降りて、エスカレーターに乗れば、すぐ近くに、航空会社のチェックインカウンターがあるし、
空港から市内へ向かう時も、到着口から、1,2分歩くと、下へ降りるエスカレーターがあり、すぐ駅のホームへ辿り着く。
スムーズで、快適で、速くて、最強だ。
おそらく、エアポートバスでの移動も、安くて、なかなか快適だと思うが、『アーランダエクスプレス (Arlanda Express)』が、最強過ぎて、正直、その一択だ。
ということで、今回は、
「アーランダエクスプレスについて (乗り方、チケットの購入など)」のみ掘り下げて、記したい。
アーランダエクスプレス (Arlanda Express)
運行時間
早朝4時から深夜1時まで。
ピーク時は、15分に1本ペース。22時以降は、30分に1本。
*イースター、クリスマス、年末年始などの祝日は特別ダイヤで運行となる。*
アーランダエクスプレスは、「アーランダ空港」と「ストックホルム中央駅」の2点のみを繋ぐ鉄道なので、遅延の心配は、ほぼない。
乗り方
まず、アーランダ空港には、ターミナルが、2〜5まである。
その中で、国際線は、「ターミナル2」と「ターミナル5」だ。
因みに、フィンランド航空 (FINNAIR) は、「ターミナル2」に発着。
スカンジナビア航空 (SAS) は、「ターミナル5」に発着する。
関連記事 : 日本からストックホルムは、「フィンランド航空」のヘルシンキ経由が、おすすめ!
その他航空会社を利用した場合は、自分のeチケットを確認して欲しい。
アーランダ空港のマップ (地図)
アーランダ空港のマップは、上のようになっているのだが、
『アーランダエクスプレス (Arlanda Express)』のホームは、「ターミナル2とターミナル5の間の地下に連なっている」ような感じだ。
各ターミナルから、エスカレーターで降ると、駅のホームに出る。
そして、どのターミナルにも、下の写真のような場所がある。
まず、空港に着いたら、「Arlanda Express」or「Airport Train」の看板があるので、その矢印に従って歩く。
すると、上の写真のようなコーナーがあるので、
そこから、少し長いエスカレーターを降ると、アーランダエクスプレスの駅のホームだ。
つまり、アーランダエクスプレスには、改札がない。
① 駅のホームに券売機があり、そこでチケットを購入して、鉄道に乗り込む。
② 鉄道が動き出したら、車内で、係の人がチケットを点検しに来る。
そういうシステムだ。
チケットの購入
アーランダエクスプレスのチケットは、「公式サイト」、「駅のホームの券売機」、「駅の窓口 (アーランダ空港 or ストックホルム中央駅)」にて、購入する。
因みに、車内でも買えないことはないが、通常価格よりも、100SEK (約1170円) 追加された料金となるので、おすすめしない。
そして、駅の窓口以外は、クレジットカードでの購入となる。
料金は、この記事の最初の方にも書いたが、
・26才以上 : 片道299SEK (3500円)
・8才〜25才 : 片道149SEK (1746円)
・17才以下の子供 : 無料
上記が、一般的な料金表。
*チケット拝見時、パスポートなどの提示で、年齢の確認を取られる場合あり。*
チケットの購入方法は、3パターンあるが、僕は、駅のホームにある「券売機で購入するのが、1番おすすめ」だ。
乗車の1週間前に、公式サイトで購入すると、割引にもなるが、券売機での購入も簡単なので、わざわざ、事前に購入しておく必要はない。
もちろん、券売機での表記に日本語はないが、正直、日本の券売機よりも画面が使いやすいので、困らないと思う。
*最初に、画面で、スウェーデン語ではなく、英語表記を選択するのは、忘れずに。*
上の写真を良く見ると、黄色の券売機があるのだが、駅のホームへ行く前にも、券売機で、チケットを購入可能だ。
因みに、「座席は、自由席」なので、空いてる席に、適当に座るスタイルだ。
アーランダエクスプレスを利用する人は結構いるが、どっかの席は、ほぼ確実に空いてるだろう。
北欧は、人口も観光客も溢れるほど多くはないので、その辺の心配はいらない。
まとめ
軽くまとめると、
アーランダ空港に着いて荷物を受け取ったら、「Arlanda Express」の看板を探し、矢印に従い、エスカレーターを降り、チケットを券売機で購入し、電車が来たら、乗車する。
そしたら、20分後には、ストックホルム中央駅だ。
因みに、この方法が、アーランダ空港からストックホルム市内まで、最短で行く方法なのだが、
☆アーランダエクスプレスに、乗る前に☆
アーランダ空港で、「SIMカード」と「アクセスカード (交通系ICカード)」の購入を済ませておくのが、個人的に、凄くおすすめだ。
個人的に、イチオシの流れ!
関連記事 : ストックホルム観光では、「SIMカード」と「アクセスカード」が、大活躍!
詳しくは、上の記事を読んで欲しいのだが、
「SIMカード」と「アクセスカード」は、
アーランダ空港の「SKY CITY (ターミナル4と5の間にあるスペース)」にある「Pressbyrån (プレスビィーロン)」というコンビニで、まとめて購入できる。
別に空港でなくても、市内の駅などでも、「SIMカード」や「アクセスカード」を購入できるのだが、意外と、購入場所を探すのが大変だ。
因みに、「SKY CITY (スカイシティ)」というのは、
上の画像を見ての通り、アーランダ空港のターミナル4とターミナル5の間にあるのだが、ターミナル2からでも、歩いて、7分もかからない。
しかも、室内の通路で繋がっているので、一度も外へ出ずに、辿り着くことができる。
それに、「SKY CITY (スカイシティ)」は、コンパクトなので、「Pressbyrån (プレスビィーロン)」も、見つけやすい。
僕は、ここで、「SIMカード」と「アクセスカード」を購入した。
☆アーランダエクスプレスは、アーランダエクスプレス専用の切符 (チケット) を購入しなければならない。☆
アーランダ空港で荷物を受け取った後は、
ターミナル2・ターミナル5、どちらに到着したとしても、
まず、①「SKY CITY (スカイシティ)」へ行き、②「Pressbyrån (プレスビィーロン)」で、「SIMカード」と「アクセスカード」を購入。
そして、アーランダエクスプレスのホームへ行き、券売機で、切符を購入して、『アーランダエクスプレス (Arlanda Express)』に乗車。
この流れが、最強だ。
最後に (終わりに)
ストックホルム中央駅からアーランダ空港まで
ストックホルム中央駅から、アーランダ空港へ向かう場合も、『アーランダエクスプレス (Arlanda Express)』の乗り方やシステムは同じ。
ストックホルム中央駅は、まあまあ大きいので、中央駅に着いたら、『airport train」の看板を探し、それに従うと、駅のホームへ出る。
特別、注意すべきことはないのだが、
ストックホルム中央駅から、アーランダ空港へ向かう場合は、以下2つの名前を覚えておくと、よりスムーズに安心して動ける。
「アーランダ・サウス駅 (ターミナル2,3,4)」
「アーランダ・ノース駅 (ターミナル5)」
突然、聞いたことのない表記があると、少し焦るので。
もし、帰りの飛行機が、「フィンランド航空」or「フィンランド航空とJALの提携便」だったら、
上の写真の左側に微かに見えるエスカレーターから、上がってくるはずだ。
フィンランド航空のチェックインカウンターは、エスカレーターを上がったすぐ右のスペース (上の写真) にある。
僕は、気が付かずに、ターミナル2の奥の方まで行って引き返してしまった。
フィンランド航空のチェックインカウンターは、ターミナル2でも、「ターミナル3側にある」ので、注意しよう。
こんな感じで、機械でセルフチェックインも出来るし、
もちろん、カウンターで、チェックインしてもらうことも出来る。
でも、個人的には、機械で簡単にチェックイン可能なので、機械のセルフチェックインが、おすすめ。
もし機械でチェックインしたら、
「チケット」と「預け荷物につける帯のようなシール」が出てくるので、預け荷物は、チェッキンカウンター隣の『baggage drop』にて、セルフで荷物を預ける必要がある。
アーランダ空港とストックホルム市内の往復は、いくつか移動手段があるが、個人的には、『アーランダエクスプレス (Arlanda Express)』が、1番おすすめだ。
実際に利用してみると、日本にも導入して欲しいくらい快適なので、是非、試してみて欲しい。
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