北欧のスウェーデン🇸🇪。
知名度の高い国ではあるが、あんまり日本から観光で訪れる人が多くないこともあって、直行便は出てない。
なので、日本から行く場合、スウェーデンは、「乗り継ぎが、必須の国」である。
いくつかの航空会社から便が出てるが、
その中でも、僕が1番おすすめなのは、『フィンランド航空』のヘルシンキ空港経由での飛行機だ。
フィンランド航空の評判は!?
今回は、フィンランド航空の『評判』というか、
実際に乗ってみて個人的に感じた、フィンランド航空の「メリット (良いところ) 」と「デメリット (改善の余地)」を共有出来たらいいなと思う。
フィンランド航空 (FINNAIR) のメリット
*フィンランド航空は、ヨーロッパへのハブ空港としても、多くの観光客に利用されているが、今回は、日本からストックホルム (スウェーデン) 行きの便に関する情報を中心に、話を進めている。*
(その1) : 飛行時間が、最も短い。
どんな飛行機であれ、飛行時間が短いことに越したことはない。
そして、日本からストックホルムへ行くのに、最短の時間で行けるのは、「フィンランド航空」である。
それでいて、それほど、飛行機代 (エコノミー) が高くないのも魅力だ。
僕は、2019年の12月4日に、フィンランド航空の『成田空港 (日本) ⇆ アーランダ空港 (ストックホルム) 』のチケットを購入したのが、往復で、「11万4740円 (楽天トラベルで購入)」だった。
*上は、燃油費、空港使用料、諸税込みの価格で、もちろん、どちらも、フィンランドのヘルシンキ空港を経由する。*
フィンランド航空の次に、飛行時間が短いのは、デンマーク経由のスカンジナビア航空 (SAS) だ。
スカンジナビア航空だと、「往復9万3000円〜」チケットがある。
因みに、中国国際航空やロシア航空、エミレーツ航空などからも出てるが、乗り換え時間を含めた移動時間が、フィンランド航空とスカンディナヴィア航空の約2倍以上になってしまう。
確かに安いが、値段も、往復7万くらいするし、あんまり良いルートではない。
(その2) : 機内食が、Good !!!
乗客にとって、どの航空会社を選ぶかの大きな基準となる『機内食』。
エコノミークラスだと、どの航空会社であれ、凄く美味しいと言える機内食など存在しないが、悪くない機内食を提供してくれる航空会社は、いくつかある。
フィンランド航空は、そのうちの1つと言えるだろう。
上の写真は、チキンカレーだったが、まあまあ美味しかった。
超美味しいと言うのは、正直、嘘になる。
ただ、エコノミークラスの機内食としては、文句を言えないレベルだ。
たくさんの航空会社の中でも、上位の美味しさだろう。
*ビジネスクラスは、エコノミーの食事と異なるので、わからない。*
(その3) : 座席スクリーンが、超便利!
実際に、過去に利用したことのある航空会社の中で、個人的に、座席スクリーンが、1番便利だなぁと感じたのは、「フィンランド航空」だ。
スクリーンのホーム画面では、上の写真のように、飛行中のスケジュールが表示されていて、
機内食の出るタイミング、機内が暗くなるタイミング、機内販売のタイミングが、画面を見るだけでわかるようになっている。
これは、個人的に、非常に有り難かった。
なぜなら、ほとんどの航空会社において、
乗客は、機内食のタイミングなどを事前に把握出来ないので、寝る時間と本を読む時間と映画を読む時間など、調整しづらいのだ。
機内食や機内が暗くなるタイミングを事前に把握できれば、
明るい時間は読書に費やして、暗くなる時間は寝て、そろそろ機内食のタイミングになったら、起きる。
という風に、スケジュールを決められるので、動きやすい。
それに、映画の種類も豊富で、スクリーンも綺麗だし、パネルの反応も良いし、日本語で視聴できる映画も多い。
*パネルをタッチの反応が悪い座席スクリーンや映画の種類は豊富だが、日本語字幕がなかったり、吹き替えがない映画ばかりの航空会社も多い。*
そして、もう一つ、
この座席スクリーンの凄いところは、
ヘルシンキ空港の到着が、近づいてくると、
ホーム画面の右下にある「到着」のページで、
事前に、乗り換え便の搭乗口を知ることが出来るのだ。
これによって、乗り換えをスムーズに行うことができる。
僕は、帰りの便の時に、ストックホルムからヘルシンキへ行く便の出発が遅延して、乗り換えがめちゃくちゃギリギリになったのだが、機内で、次の乗り換えの搭乗口を把握していたので、なんとか間に合った。
因みに、「〇〇様、もうまもなく飛行機が出発します。搭乗口○○まで急いで下さい。」と、空港内アナウンスされる (人生初の経験) ほど、ギリギリだった。笑
また、成田空港にあるフィンランド航空のカウンターで発行されたチケットの裏には、フィンランド空港の搭乗口のわかる地図も描かれている。
因みに、日本からの飛行機は、ヘルシンキ空港のターミナル2 (T2) に到着し、ターミナル2とターミナル1の間で、「荷物検査」と「パスポートコントロール」を受ける。
因みに、僕の時の、ヘルシンキ空港からストックホルム行きの搭乗口は、ターミナル1の『31Eゲート』だった。
おそらく、スウェーデン行きの便は、「29〜31」あたりのゲートになることが多いかと思われる。
29〜31は、パスポートコントロールを終え、すぐ近くだが、12〜20などは、まあまあ離れてる。
機内の画面を見て、どのくらい自分の乗る飛行機の搭乗口ゲートが離れてるかを把握出来ると、とても助かる。
(その4) : マリメッコの枕が、気持ちいい。
エコノミークラスでも、一人一個、枕があるのだが、
フィンランド航空の枕は、お洒落で、触り心地も良い!
個人的に、この枕が凄いお気に入りだったので、枕カバーをチェックしていると、
「marimekko for Finnair (フィンランド航空のためのマリメッコ)」
と、記載されていた。
僕は、成田からヘルシンキ行きの機内で、「marimekko (マリメッコ)」のことを初めて知ったのだが、マリメッコは、フィンランドを代表する有名なアパレルの会社らしい。
帰国後、この枕を買おうと探したけれど、機内販売や日本の店舗では、売られてなかった。
(その5) : 乗り継ぎが、スムーズで、速い。
これまでの自分の経験の中では、ドーハ空港の乗り換えが、1番速かったのだが、
フィンランド航空のヘルシンキ空港乗り換え時間が、過去最速のタイムを叩き出した。
走らずして、飛行機を降りてから、乗り換え便の搭乗口へ行くまでに、30分も掛からなかった。
途中、トイレにも行ったが、…。
飛行機から降りて、ヘルシンキで、「荷物検査」と「パスポートコントロール」などがあるにも関わらず、急げば、20分以内で、乗り換え出来るだろう。
日本からストックホルムまでの便だと、
・11時55分 : 成田空港発
→ 15時10分 : ヘルシンキ空港着。
☆ヘルシンキ空港で、乗り換え (55分)☆
・16時05分 : ヘルシンキ空港発
→ 16時05分 : アーランダ空港着。
*ヘルシンキ空港からアーランダ空港 (ストックホルム) までの飛行時間は、「約1時間」。ストックホルムとヘルシンキの時差は、1時間ある。*
という感じで、ヘルシンキ空港での乗り換え時間が、55分しかなくても、普通に、間に合った。
さすがに、その乗り換え時間じゃ、空港で買い物したりする時間はないけれど。
フィンランド航空 (FINNAIR) のデメリット
フィンランド航空のデメリットを色々考えてみたのだが、特になかった。
ただ、1つ改善点があるとすれば、
「座席スクリーンの画面の角度を変えられないこと」かな。
他の航空会社では、画面の角度を変えられるところが多いが、フィンランド航空のスクリーンは、変えられない。
なので、自分の前に座ってる人に、背もたれを全開で倒されると、非常に、画面が見辛くなる。
特に、映画を観ている時だと、結構見にくくなるので、そこは、改善してくれたら、有難いなぁと思った。
気になる「フィンランド航空のサービス」について
僕は、あまり過度なサービスを求める客ではないけれど、フィンランド航空のサービスは、普通に良いと思う。
普通に親切だし、成田からストックホルムの空港までの中で、航空会社の対応が悪いと感じる点は、全然なかった。
何かトラブルがあった場合の対応力は、わからないが、冷たくてあまり感じの良くない客室乗務員は、一人もいなかったし、個人的には、快適な空の旅を楽しめた。
☆ 注意点 : ヘルシンキ空港を利用する上で。☆
(その1) : 荷物検査の液体系が、厳しい。
ヘルシンキ空港は、さすがシンプル国「フィンランド」の空港だけあって、システムも、シンプルで、スムーズな乗り換えを行える。
ただし、日本人は、スムーズに乗り換えをするために、気を付けるべきことがある。
それは、ヘルシンキ空港での荷物検査だ。
この荷物検査では、日本人 (特に女性) が、大量に検査に引っかかる。笑
ヘルシンキ空港での手荷物検査は、「液体系が、非常に厳しい!」のだ。
というか、北欧全般 (スウェーデンなども含め)、液体は厳しめ!?
検査後の荷物のレーンは、「手前の問題なしゾーン」と『奥の問題ありゾーン』に分かれる。
僕は割と国際線の乗り換えに慣れてる方だが、いつも通り、荷物検査をすると、自分の荷物が、『奥の問題ありゾーン』に、流された。
「え、なんで引っ掛かったんだろう?」と思いつつ、作業員の行動を観察していると、
検査に引っ掛かった人が多過ぎて、しばらく順番待ち!
ヘルシンキ空港での乗り換えは、1時間もないので、ここでつっかえると、少し焦る。
順番を待って、自分の番がやって来た。
荷物検査に引っ掛かった原因は、
「ワックス、ハンドクリーム、コンタクト用の目薬」だった。
目薬などの少量の液体でも、透明な袋に入れて、スマホやパソコンと同じように、カバンの外に出して、荷物検査の機械に通さないと、ヘルシンキでは、足止めを喰らう。
日本では、これらの持ち物で、まず引っかかることはないので、大量の日本人が、検査に引っかかるのだ。
*基本、液体系は、どの国でも、透明な袋に入れるのが原則だが、あんまり厳密にチェックする空港は少ない。コンタクトの目薬くらいスルーされる。*
スムーズに、手荷物検査をクリアしたい方は、
少量の目薬などでも、
「液体は、透明な袋に入れて、カバンの外に出し、係の人に提示して」、機械へ通そう。
そこだけ注意しとけば、20分くらいで、乗り継ぎを行える。
特に女性の方は、「化粧用品 (香水、ローションなど)」も、普通にカバンに入れておくと、荷物検査で引っかかってしまう。
荷物検査をスムーズにクリアしたい方は、透明な袋に入れて、係の人に提示しよう。
(その2) : 乗り継ぎの時間に、注意。
ヘルシンキ空港での乗り換えは、非常にスムーズに行えるので、基本的に、乗り換え時間が、1時間弱で組まれてる。
だが、ヘルシンキ空港への到着が、30分以上遅れた場合、
乗り継ぎは、かなりギリギリになるし、最悪、間に合わないケースもある。
アーランダ空港 (スウェーデン) から、ヘルシンキ空港行きの飛行機は、30分〜1時間ほど遅延することが多いので、帰りの乗り換え時間は、少し余裕持っておいた方がいいかもしれない。
僕は、アーランダ空港からヘルシンキ空港行きの便の出発が、30分遅れて、乗り換えが、超ギリギリになった。
ヘルシンキ空港は、時間潰し困らない空港だし、乗り換えの時間を2時間にしても、全然悪くないと思う。
僕が、SASではなく、FINNAIRを選んだ理由。
それは、なんとなく、デンマーク経由のスカンジナビア航空 (SAS) よりも、フィンランド経由 (FINNAIR) で、ストックホルムへ行きたいと感じたから。
適当な理由だ。笑
まあ、一言でいうと、「直感」である。
料金は確か、1,2万円、SASの方が、安かったので、もしお金で決めてたら、フィンランド航空を選んでいなかっただろう。
でも、フィンランド航空を選んで良かったなぁと思う。
なぜなら、実際に、フィンランドのヘルシンキ空港に降りてみると、フィンランドは、今の自分と合ってる国のような気がしたのだ。
落ち着いていて、シンプルで、フィンランド人のキャラクターや、建築・デザインのスタイルだったり、「フィンランド」という国の雰囲気が、凄く今の自分に合ってるように感じた。
北欧は、どの国もシンプルなデザインで有名だが、意外と、個性は全然違う。
デンマークは、虚しいくらいシンプルで、スウェーデンは、可愛らいさがあるシンプルさなど。
さらに、国民性も全然違う。
僕は、空港から出てないので、ヘルシンキの街へ行ったわけではないのだが、空港で働いてる人や飛行機の乗客を観察しただけでも、その違いを感じ取れた。
直感に従った行動は、後々、思わぬ形で、将来に繋がっていくことがあるので、もしかしたら、フィンランドとこれから縁があるのかもしれない。
最後に
フィンランド航空 (FINNAIR) は、快適だったし、乗り換えもスムーズに出来て、良かったので、個人的に、凄くおすすめの航空会社だ。
ヘルシンキ空港のトイレも、シンプルで、綺麗なデザインだったし、新鮮だった。
おまけ
僕は、今回、フィンランド航空のチケットを予約した際、スカイスキャナーでチケットを調べて、楽天トラベルにて、購入した。
楽天トラベルを利用するのは初めてだったので、少し不安もあったが、全然問題なく利用出来たので、また利用するのもありかなぁと思っている。
公式サイトで買うよりも、旅行会社が押さえてるチケットの方が安い時もあるので、飛行機に乗る際の要領が分かってる人は、スカイスキャナーの利用も、おすすめだ。
今月、スウェーデンに家族で旅行に行く者です。
既に、フィンエアーで予約済ですが、たまたま貴殿の記事を拝見し、参考になったことと、フィンエアーで良かった!と安堵したため、お礼の気持ちを込めて、コメントさせていただきました。marimekkoの枕を楽しみに、出かけてきます。
ありがとうございました!
追記・・avicii の記事も良かったです!!
2016年、大阪でのライヴに、当時中高生の子供三人と連れ立っていってきたことが思い出されました。シンクロニシティを体験したり、まだかまだかと思いながら本人が現れるのを待ったりした、あの時の気持ちが思い起こされました。本当に楽しかったなぁ~。
読み応えのある記事を拝読させていただき、ありがとうございました。
貴殿の、ますますのご活躍をお祈りいたします。