Avicii の新曲は、今後EPとして、リリースされるのか?




2019年6月6日に、Avicii のアルバム「TIM」がリリースされて以来、約2年がたとうとしている。

そろそろ、コアなアヴィーチファンは、Avicii の新曲を渇望し始めた頃かもしれない。笑

2020年は、Timが生前に関わったシングルが、「計4曲」リリースされた。

だが正直、どのシングルも、

“Avicii自身”の』というよりは、

“それを最終的にリリースしたアーティスト自身”の』楽曲に近かった。

Forever Yours ”は、「Kygo」のシングル、“ Unbreakable ”と“ Crocodile Tears ”は、「Bunt.」のシングル、“ The Other-side ”は、「Cam」のシングル、というように。

だからきっと、コアなアヴィーチファンは今、「Aviciiの新曲」と言えども、Avicii自身新曲」を熱望していることだろう。

けれど、Tim Bergling (Aviciiの本名) は、もうこの世にはいない。

Timの家族や、Aviciiの担当をしていたレコード会社の代表らは、アヴィーチの新曲を、世界中の彼のファンと共有することに対して、前向きに考えているようだが、

彼らが最も頭を悩ませているのは、

Timの手掛けた未リリース曲を、彼なしで完成させた場合、AviciiらしさのないAviciiのシングルになりかねないということだろう。

おまけに、Avicii こと、Tim Bergling は、音楽界切っての完璧主義者で、彼の納得した状態なんて、他の一流の音楽家が妥協する地点の先の先を行く。

だから、一般的なケースなら、Avicii の新曲が今後リリースされることは、正直考えにくい。

だが、、、しかしだ。

多くのコアなアヴィーチファンが、なんか引っかかっているのは、この動画でアナウンスされた情報だと思う。

これは、アルバム『TIM』がリリースされる2ヶ月前に公開された動画なのだが、

ここでは、Timが生前、集大成として考えていたアルバムの収録曲として言及していたのは、「16曲」だったと語られている。

しかし、周知のように、実際に収録されたのは、「12曲」だった。

ではなぜ「4曲」も、直前でカットされたのか。

公表した期日までに完成させきれなかったからなのか、アルバムの軸を「TIM (Avicii というアーティストとしてではなく、一人の生身の人間としての Tim自身について)」としたために、そのテーマに合わなくなってしまったためなのか。

もしくは、どちらの理由も、実際にあって、「残りの4曲を、Avici EP ⑵ として、後々いつか、リリースする」という案が、最もあの時 (アルバム「TIM」のリリース直前) に感じた自然な流れだったのか。

決してその理由は定かではないが、

元々、2ヶ月前まではリリースする予定だったのだから、「その4曲は没になった」わけではなく、何らかの理由によって、「その4曲だけ、リリースが延期された」というのが、現時点での正しい表現だろう

アルバムのリリース後も、

Timの遺族やレコード会社は、なぜ「4曲」を省くことになったのか、全く何も触れなかった。

それは、『今後それらをリリースする可能性がなくはない』ということだ。

Timの家族やレコード会社の意向、そして彼らがTimから託されたバトンは、Timが死ぬ直前まで取り組んでいた「16曲」を完成させ、世に出すことで初めて、役目を終える。

だが、12曲しかリリースしてない今では、まだTimが出発させた船を、Timの望んでいた終点へ連れて行ってないのだ。つまり、Timの最後の船旅は、まだ大海を漂っている。

きっとそれが終わるまで、Timの家族も、レコード会社も、なんかスッキリしない、何かやり残した心地に、プッシュされるに違いない。

そこに、Avicii 自身の新曲が今後リリースされる希望がある、と僕は思う。

ところで、

最近ふと疑問に思ったことがあるのだが、

それは、アルバム「TIM」から実際にカットされたのは、

4曲ではなくて、『5曲か6曲』ではなかったのでは?」ということだ。

この動画において、

Avicii を長年担当してきた Geffen Records (レコード会社) の前代表 Neil Jacobson (ニール・ジェイコブソン) は、“ Heaven ”と“ Heart Upon My Sleeve ”の2曲は、Timが亡くなったから、それを今取り掛からねばならなくなった。と語っているからだ。

その箇所は、真上の動画の「15秒から50秒あたり」にある。

ちなみに、字幕は、日本語に設定可能なので、みんな理解できるはずだ。

*語尾などが、個人的に、しっくりくる日本語ではないけど、訳自体は間違ってはないよ。*

つまり、その「2曲 (Heaven, Heart Upon My Sleeve)」は、

Timが言及していた16曲には含まれていなかった可能性も高いのだ。

Timが亡くなったから、リリースのタイミングが今回になったということは、Timが生きていたら、その2曲は、相変わらずリリースの予定がなかったということも、考えられる。

だとしたら、

アルバム「TIM」に漏れた新曲は、「6曲」ということになる。

でも、“ Heaven ”は、Timのお気に入りだったし、『Avicii (サンスクリット語で、“無限地獄”を表す)』の最高傑作集の最後を締め括る曲として、それを入れるつもりだった気もする。

正直、“ Heaven ”に関しては、関係者ではない素人から得られる情報源では断定できないが、

ほぼ確実に言えるのは、

Timが死ぬ直前 (オマーンに着いた夜) に、言及していた「16曲」の中に、“ Heart Upon My Sleeve (ft. Imagine Drogons) ”は、入っていなかったということだ。

上の動画の Neil Jacobson の語っていることや、このシングルが、既に Avicii のファーストアルバム「True」にボーカルなしバージョンとして収録されていることから、それは濃厚である。

僕が思うに、

“ Heart Upon My Sleeve ”のボーカルバージョンが、アルバム「TIM」に収録されたのは、この曲の歌詞が、たまたま、Tim自身のある内面の状態を表していたからだ。

With my heart upon my sleeve
My head down low, I still feel broken

胸の内ををさらけ出すと
僕はまだ打ちひしがれている

だから、Timの家族が、アルバム名を「TIM」と名付けた時に、レコード会社は、この曲がこのアルバムにピッタリだと思った。

それに、Imagine Dragons のボーカルは、Timが亡くなった直後、自身のライブの途中に、“ Forever Young ”を歌い、追悼を捧げたし、世界を代表するビッグバンドである Imagine Drogons とのコラボ曲をリリースすることに、レコード会社にとって、抵抗は何もないだろう。

僕はその流れで、急遽、アルバム「TIM」のリリースのタイミングで、この曲も含めたのだと思う。

だから、Timが生前言及していた「16曲」から、アルバム「TIM」に収録されなかったのは、

4曲ではなくて、「5曲だった」というのが、僕の考察だ。

では、その「5曲」は、どんな曲だったのか。

僕なりの推測を、おまけとして少し書いて、この記事の最終章としよう。

僕は、この記事の最初の方で、

Avicii のシングル」の中でも、『Avicii 自身のシングル』を分けて言及したが、

EP Avici ⑵ として、リリースされるシングルは、前者ではなく、後者でなくてはならない。

じゃないと、AviciiらしさのないAviciiのシングルになってしまうからだ。

だから、おそらく、

Aloe Blacc とのコラボ曲も、Alex Ebert とのコラボ曲も、

Avicii自身の新曲としては、つまり、EP Avici ⑵ としては、リリースされないだろう。

あるとしたら、Avicii の曲としてではなく、Aloe Blacc の曲として、もしくは、Alex Ebert の曲として。また、唯一あり得るとするなら、Alex Ebert が歌っていた“ ID (How many Lovers) ”は、EP向きではあるかな。って感じだ。

それと、Aloe とのコラボ曲がリリースされるとしたら、Avicii vs Aloe 的な表記になるかもしれないが (Avicii へのリスペクトを込めて)、Avicii 自身のシングルとしてのリリースはないだろう。

こうやって考えていった時に、

僕が唯一、EP Avici ⑵ として、収録に濃厚だと考えられるのは、

Stepping Stone ”くらいである。

それは単に、僕個人のお気に入りの曲だから、期待を込めてではなくて、

Timが亡くなる前に、ある程度完成していた曲で、さらに、その中でも、『Avicii 自身のシングル』という感じのサウンド・テイストだったのは、このIDくらいだからだ。

また直感的に、Avicii がこの曲に感じていたワクワクは、ただこの曲を気に入ったというワクワクではなく、「この曲は是非リリースしたい」というワクワクだったように感じるのも、理由の一つに挙げられる。

追記① (2021年5月11日より)
ちょこっと書き忘れていたことがあったので、書き足しておくと、“ Stepping Stone ”は、2016年or2017年の段階で、既に完成していて (完成といっても、95〜98%くらいかもしれないが)、Timは、『EP Avici ⑵』として収録するシングルとして、キープしていたのではないか。だから、2017年あたりにピアノの演奏を公開して以来、再び、SNSなどで、2018年のセッションでも、チラ見せすることをしなかった。Timにとって、この曲はフィニッシュしていて、後はリリースのタイミングと、シングルか、EPか、アルバムかというパッケージ化の問題だったのだと思う。この ID が、Timの言及していた16曲に含まれていたのかは定かではないが、今後リリースするシングルの一つとして、キープしていたように、個人的に感じてならない。Timは、自身最高傑作のアルバムの完成をメインとして取り組んでいたが、EP ⑵のリリースも、1つのプロジェクトとして、頭にあったのではないだろうか?? ということで、…… 追記②へと続く。

おそらく他の収録曲は、

まだTimが一度も、SNSやライブなどでも公開したことのないシングルか、公開したことがあっても、10秒くらいのほんの一部分をチラ見せしただけで、曲名も定かではないようなIDなのだろうと思う。(Aviciiファンは、勝手に仮タイトルをつけまくっているが、…)

仮タイトル“ City of angels ”など、Timがピアノでメロディーを弾いてみせたものは、1番リリースされる可能性として高いのではないだろうか。

*“ ID (Faster Than Light) ”は、個人的なお気に入りだし、歌詞も素晴らしくて、リリースされて欲しいシングルだが、あれは、フェス向きシングルで、Avicii の芸術家としての作品としては、完成されないアイディアのように感じる自分がいる。万が一、リリースされるとしても、あのUMFで公開されたエネルギッシュな勢いはなくなり、歌詞とか、メロディー・ドロップの一部が採用される形となるというのが、僕の推測。

“ ID (Half The Man)は、リリース向きのシングルで、歌詞も、Avicii らしさがあるが、少しだけこれまでに、Avicii が過去にリリースしたことのあるシングルと雰囲気が似てる部分がある。歌詞は、The Nights と少しかぶるし、メロディーは、Troubleと近い。普通のアーティストならリリースされると思うのだが、Avicii は、これまでにリリースしたことがない要素の曲だけしかリリースしたがらない性格があるから、Timが言及していた16曲にはないかなぁ。*

*追記③ (2021年5月11日より) : ID (Someone New) を具体的に取り上げなかったのは、この曲が、1つの曲としての“メインメロディー”というよりは、“サブメロディー”に近かったと、個人的には感じるから。ドロップに入る前の間奏だったり。だから、1つの曲として考えた場合、カウントしなかった。ID (Too Much Fun) はあり得る。けど、それを没にして、Excuse Me Mr Sir の方を選んだ気もしなくはない。ID (All I Need) は、Siaから出る可能性の方が高い気がする。*

今後、Timの家族やレコード会社が、Timなしで、Aviciiシングルを仕上げるにあたって、1つのシングルとしての軸となる部分が、ガシッと決まっていなかったものを、完成させるのは、まず不可能だ。

確か、Timは、「16曲」に関して、ボーカルの候補となるリストもメモしていたはず…。それらのメモは、Timの意向に沿うための最も重要な手掛かりであるのは間違いない。

これは僕の推測でしかないけれども、

Timが言及していて、アルバム「TIM」の収録に漏れた『5曲』は、どの曲も、80%以上は完成していたんだと思う。

だが、もしそうだとしても、残りの10%、20%を、誰が埋めるのか。

そこが問題だ。

作品というものは、

ゼロから80%よりも、残りの20%の方が時間がかかるし、埋めようとしたとしても、Timがやる時間の倍以上かかってしまうだろう。

Avicii の仕事のコミットメントは、一流の作曲家と比べても、桁違いに早いからね。

Timが生きている間は、彼のペースに、レコード会社が頑張ってついていって、曲のリリースを行っていたが、Timの亡き今、そのペースは、Timの家族とレコード会社のペースに切り替わった。

つまり、僕たちは、Timのペースで、Aviciiの新曲のリリースを考えるのではなく、一般的なアーティストの活動ペースで、Avicii の新曲を待たないといけない

2021年の今年は、秋に、公式伝記本の出版がアナウンスされているし、今は、コロナで直接的なセッションを軽やかに行えない状況がある。

同じ国同士のコラボならできても、大陸をまたいだシンガーのレコーディングは、もう少しタイミングを待つ必要があるだろう。

オンライン上でできる範囲は進めるだろうが、2022年度が、可能性としては濃厚かもしれない。

もちろん、今年の後半、来年、再来年。それかリリースされない可能性もある。

だが、

物事は起こるべき時に起こるものだ。

僕はまだ、完成するためのピースが、整うべきタイミングを迎えていないだけなんだと思っている。

追記② (2021年5月11日より)
ということで、僕はこの記事にて、“ 今後 EP として ”、Aviciiの新曲がリリースされる可能性と、アルバム「TIM」から4,5曲もカットされた理由も含めて、現時点での僕個人の意見・考えを、まとめて記しておいた。だが、どの曲がリリースされるかについては、僕は正直、これ以上深く掘り下げるつもりはない。Avicii関連はいつも予想外で、想像を超えてくるし、仮にリリース前に、答えをわかったとしても、面白くないしね。だから、どの曲がリリースされるのかは、Timの家族やPer Sundin, Neil Jacobsonを通して、公式に発表された時のお楽しみとして、とっておきたいと思う。アンテナさえ張っておけば、必要な情報は必要なタイミングでもたらされるものだ。追いかけ回すことに意味(メリット)はないさ。



2件のコメント

Aviciiファンとしてはこれからも正式にリリースされることが望ましいですよね。様々な考案がある中で私の考えでは今後Avicii名義でのリリースの可能性は低いと考えています。TIMに収録されなかった残りの4曲はアルバムの方向性と雰囲気にフィットしなかったんでしょう。TIMの制作秘話動画の中では16曲から選ばれた楽曲がTIMとしてリリースされると告知されています。この16曲は2017年以降にリリースする予定だったEP2作と、その後リリースする予定だったアルバムの候補曲です。リリースされなかった4曲のうちの1曲は「someone new」という曲で確定しています。その他3曲は「Too Much Fun」や世に出ていないIDなのでしょう。それらの曲は今後リリースされる可能性は極めて低いと言えるでしょう。Aviciiのストーリー性から考えるとTIMで締めてしまうのが後味はいいと思います。しかしその後リリースされたForever Yoursのように他のアーティストを踏まえてリリースされる可能性はあると思います。元々Forever Yoursはsandro cavazzaも手掛けていた楽曲なので、同じ時期に親しんでいたKygoに制作をお願いしたんでしょうね。しかし残念ながらsandro cavazzaが絡んでいる楽曲については彼自身が今後リリースする予定は無いと言及している為、Our LoveやWE BURNのリリースはないですね。本記事にも書いてありますが、リリースの可能性は0ではないということです。これは楽曲に携わったアーティストそれぞれの行動や、意思によるものだと思います。それに伴ってレーベルやTimの家族の意向もあると思うので何がきっかけでリリースされるか、されないかはわかりませんね!私自身はアルバムTIMがリリースされてFade Awayで締めくくられた感じがとても感情深く捉えられるので中途半端に正式リリースされるよりかは、家族と各プロデューサーの元で生き続けて欲しいなと感じます。

こんにちは。コメント読ませて頂きました!
ありがとうございます。

人それぞれ、様々な考えがありますよね。
そして、Timは、今なお地球上で生きている僕たちに、色々な課題を残してくれたなぁと思います。笑

さて、早速本題に入りますが、

僕の考えは、rrさんの考えと非常に似ているんですけど、非常に異なります。笑
ややこしいですが、これから、その点を上手く伝えられたら良いなと思っております。
だいぶ長文になってしまいましたが、どうかお付き合い下さいませ。笑

まず、『確定した未来』というのは、ありません。
なぜなら、あなたが肉体を通じて、その点(瞬間)を通過するという体験を終えるまでは、
まだ未来にあるものは、後から取り下げることが可能だからです。後出しジャンケンが出来るのです。
つまり、未来には、色んなシナリオが存在しています。

例えば、アルバム『TIM』は、当初16曲と、YouTubeのAvicii公式チャンネルにて、発表されました。
公式が発表したのだから、その情報は確定だと、多くの人は捉えていたのかもしれません。
しかし、実際に、蓋を開けてみると、そのアルバムは、しれっと、12曲になっていたわけです。笑

それと同じで、「Someone Newは、アルバムに含まれなかった4曲のうちの1つして確定した」とはまだ言えません。
『まだ変更する余地のあるもの』は、『確定』とは言えません。たとえ、その1秒前まで、そうするプランであったとしても。
あなたがこの現実世界において、それを体験するその最後の瞬間までは、色んな可能性があるのです。

Sandroも、昨年あたりか、「自分の関わった楽曲をリリースする予定はない」と言及してますが、急に気が変わって、「やっぱり、Timの曲は、自分の中で生き続けるではなく、Aviciiファンみんなの中で、生き続けないといけない。この曲のメッセージを必要としてる人に伝えたい。だから、リリースすることを、Timの両親とレコード会社に打診したんだ」、なんてことを言い出すことも、なくはありません。笑笑
ただ個人的な考えでは、省かれた4曲には、Sandroが関わっている可能性が低いと感じがしていますし、Our LoveやWe Burnのリリースの可能性は、その他の理由からも、極めてリリースされる可能性は低いとは思っています。

次に、Timは、家族のために、作曲やDJなどの音楽活動をしていたのではありません。そして、彼と関わったプロデューサーやシンガーのために、作曲していたわけでもありません。
彼は、自分のために、音楽活動をしていました。彼にとって、作曲が自分の喜びであり、幸せであったから、あんなにのめり込んでいたし、自分の性に合っていなかった大変儲かるライブパフォーマス(DJ)という仕事を辞めたのです。手放したのです。

本当の意味で、自分を幸せにすること。つまり、自分の欲望や利益を満たすためだけに行われた仕事ではなく、自分の魂を喜ばせることは、みんなのためにやることの『至高』であります。

Timは、家族のため”だけ”に、関わったたくさんのプロデューサーやシンガーのため”だけ”に、作曲をしたのではなく、自分のため、そして、彼らを含めた『僕たちみんな』のために、作曲していたのです。Timの楽曲は、Aviciiの楽曲は、彼ら(家族やその曲に関わったアーティスト)の元だけで、生き続けるべきものでは決してありません。それはそれで、Timは怒ると思います。少なくとも、省いた4曲に関しては、Timが生前リリースする気持ちが強かったというか、リリースする気でいた、その意思があったシングルなのですから。

Aviciiの未リリース曲が、今後リリースされる可能性は、0ではないし、楽曲に関わったアーティストそれぞれの行動や、意思が必要不可欠です。でも、もっと言うと、彼らの意思を動かすのは、あなたです!
rrさんです。僕です。そして、僕たちAviciiファン(それを必要とするすべての人)です。
Timの家族も、レーベルも、コラボしたアーティストも、「Aviciiの新曲を必要としてる人に届けたい」、そう思うのは、彼らがTimの親だからでもなく、儲けたいからでもなく、いちAviciiファンだからです。彼らは、僕たちの意思に動かされます。つまり、原動力であるその根っこは、Timの家族やレーベルだけでなく、rrさんであり、僕やその他Aviciiファンです。僕たち次第です。

それと、物事というのは、準備が整った時に起こるものです。そして、それは全て完璧なタイミングで起こります。もしそれが中途半端であったとしたら、リリースされるべきでないなら、今回のLet Me Show You Love (Enough is Enough)のように、リリースするタイミングが流れます。そして、そのタイミングは、また来るかもしれないですし、もう二度と来ないかもしれません。

僕には、現在の多くのAviciiファンは、Aviciiの未リリース曲を受け取る準備が整っていないように思います。
このままのファンの心構えで、Aviciiの新曲がリリースされたとしたら、きっと多くのAviciiファンは、こう言うでしょう。

「これは、Aviciiサウンドじゃない。中途半端ならリリースするな。Aviciiが生きていたら、もっと違う曲になってた」

でも、そう捉えるのは、今の多くのAviciiファンが、『Aviciiの楽曲はこうあるべきだ』とか、そういった特定の期待を抱いているからです。
もし僕が天国にいるTimだとしたら、「自分の新曲をそうやって捉えるなら、新たにリリースするのは、辞めておこう」と思います。
みんなのためにも。(僕たち一般リスナーのためにも、Timの家族のためにも、その楽曲に関わったすべての人のためにも)

これはAviciじゃないとか、そういう意見が生じるということは、Aviciiを信じていない証拠だし、Timがバトンを託し、それを受け取ったTimの家族やレーベル、その曲に関わった全てのアーティストを信頼してないのと同じです。そんな心構えの人に、Aviciiの未リリース曲を受け取る資格はないと思いませんか?

僕は、アルバム『TIM』の全収録曲12曲を、全てありのまま受け止めていますし、他のアーティストからリリースされた「Cam-The Otherside」、「Kygo-Foever Yours」なども含めて、全て完璧だと思っています。もちろん、その楽曲のテイストに個人的な好き嫌いは感じますが…。

僕たちは、特定の期待を手放す必要があります。そして、物事は全て完璧なタイミングで起こるのだと、100%信頼する必要があります。
「いつリリースされるかなぁ、早くリリースされないかなぁ」 そういう執着した期待は、逆に、現実化するタイミングを遠ざけてしまいます。
僕たちは、Aviciiの最後のバトンを受け取ったTimの両親、レーベル、その楽曲と関わったアーティスト・プロデューサーを信頼して、宇宙の流れを信頼して、あとは、自分の人生を最大限生きるのです。そしたら、そのご褒美として、Aviciiの未発表曲はリリースされるかもしれません。はたまた、リリースされないかもしれません。笑 しかし、もし現実化するなら、そのタイミングというのは、突然来ます。そのタイミングを計らうのは、僕たちの肉体意識(頭)ではなく、天(宇宙)です。ハイヤーセルフです、魂です(言い方は色々ありますが、自我を超えたもの)です。Avicii関連は今までも特にそうでしたが、その瞬間まで本当に何が起こるか分かりません。

最初の方で、『未来には、色んなシナリオがある』と書きました。物理学の話をすると、過去・現在・未来は、今ここにすべて同時に存在しています。その中で何を選ぶのか、それは僕たちの自由意思に委ねられています。Aviciiの未リリース曲がリリースされている未来(シナリオ)もあるし、リリースされていない未来(シナリオ)もあります。もっと言うと、リリースされたバージョンにも、いくつかのバージョンがあります。*厳密な話をすると、それらはその時の自分の周波数で決まるので、自分が凄くワクワクする世界、まあまあワクワクする世界、あまりワクワクしない世界、全然ワクワクしない世界、その周波数に応じて、色んなシナリオがあります。だから、自分の状態・周波数というのが最も大事なのです。だから、僕は『あなたで決まる』と言いました。*

あなたは、どの未来を選びますか? どの未来をダウンロードしますか?

rrさんのコメントを読んでいると、『未来は自分の意思にはどうにでも出来ない』というようなポジティブな諦めではなく、ネガティブな諦めを感じます。でも、実際は、この世の中は、この現実世界というのは、そういう風に出来ていません。確かに、物事はあなたの意思というよりも、縁起によって起こっていきます…ですが、

未来はあなたが選ぶのです。

そして、それは、rrさんの『期待(こうなって欲しい)』に動かされるのではなく、決まるのでもなく、rrさんの周波数(心構え、心の状態、在り方)で決まります。

Timだけでなくて、Timの両親、レーベル、彼の関わった全てのアーティストを、そして、この宇宙の流れを、信頼しませんか?
僕らに出来るのは、Aviciiの未リリース曲を、ああだこうだジャッチしたりすることでもなく、色眼鏡をかけて見ることでもなく、そのままをありのままに受け取れる準備をしておくことだけです。

それと、Avicii関連においては、『中途半端にリリースされる』ということは、心配しなくていいです。それは、Timが絶対に許しません。笑
そのリリースされたものをどう受け取るかは、その人次第ですが、公式にリリースされるということは、全てが整ったからです。それが完璧だということです。

以上が、rrさんと僕の似て非なる意見です。笑

決してrrさんの反論してるわけでも、否定してるわけでもないので、ただただ、いち人間の考えとして、受け取って下さい。

長々と、失礼致しました。それでは!!

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