Avicii New ID シリーズ「2012(with Noonie Bao)」




ただ今刊行中の記事———Avicii(アヴィーチ)の New ID シリーズ。

構想時は今回の記事の制作予定はなかったが、このシリーズを書き進めていく中で、ポコんと生まれ出てきた。

今回は、スウェーデンのシンガーソングライター Noonie Bao(ヌーニー・バオ)を切り口に、AviciiNew IDをいくつか紹介していきたい。

I Could Be The One“(シングルでリリース),
Always On The Run“(1stアルバム「True」収録),
City Lights“(2ndアルバム「Stories」収録),
Fades Away(3rdアルバム「TIM」収録)”

彼女は、この4曲のボーカルを務めている。

それでは、これより故アヴィーチの解剖を開始する。

Avicii × Noonie Bao

 New ID は、記事の中盤・・・・・から紹介してます。

リリース済み

Noonie Bao(ヌーニー・バオ)

1. Avicii – I Could Be The One (アコースティック Ver.)

アコースティック・バージョンはあまり知られてないが、甘い一曲で、おすすめ。

ヌーニー・バオは、ほとんど表に出ないので、貴重な映像である。

I Could Be The One“は、Aviciiの1stアルバム「True」には収録されなかったが、2025年5月16日にリリースされる予定のコンピレーションアルバム「Avicii Forever」には、収録されている。

関連記事 : [夜宮] アルバム AVICII FOREVER 3 Week(4/25〜5/16)を、勝手に開催!

2. Avicii – Always On The Run (ギター Ver.)

Always On The Run“のギターバージョン。

アコースティック・バージョンもチルな感じですごくおすすめ。

因みに、”Always On The Run“は、1stアルバム「True」に収録されているが、『Bonus Editon』の方に収録されている。

3. Avicii – City Lights

2ndアルバム「Stories」の収録曲であるが、

2014年夏のライブで、Aviciiは、既に披露しており、割と古参である。

アルバム収録バージョンは、前後にカチカチとイントロ、アウトロが長いが、ラジオ向けの編集バージョンをリリースしていれば、もっと人気の楽曲にはなっていたと思う。

4. “Fades Away” (ft. Noonie Bao) [制作秘話]

動画の後半で、ヌーニーバオが話しているシーンがあるが、話し方が結構、Timに似てる。

Mike Posnerにしてもヌーニーバオにしても、Aviciiとのコラボするまでは、長い間、売れない時期を経験している。

ヌーニーバオは、自身の関わった楽曲達の中で、”I Could Be The One“が、最初で最大のヒット曲だと語っている。彼女の語りを聞いていると、気の強い女性であると同時に、精神的に成熟しているものを感じる。

New ID

1. Avicii – Utopia (feat. Noonie Bao)

リーク日 : 2022年9月1日

AviciiUMF (Original Mix)」と同じメロディーで、ボーカル違い。

関連記事 : Avicii New ID シリーズ「2012(with Mike Posner)」

AviciiGimme Dat (ft. Mike Posner)」と同じメロディーで、ボーカル違い。

2012年のデモなので、10年後にリークした形である。

Gimme Dat“も素晴らしいが、

この”Utopia(理想郷)”も、かなり魅力的。デュエットさせるタイプの楽曲ではないが、男性バージョンを、Mike Posner(マイク・ポズナー)、女性バージョンを、Noonie Bao(ヌーニー・バオ)で、ボーカルをテストしたのだろう。

2. Avicii – Before The Night Falls (ft. Noonie Bao)

リーク日 : 2022年9月1日

UMF (Original Mix)”、
Gimme Dat“、
Utopia(理想郷)”に続き、

同じメロディー。

この”Before The Night Falls“も、Noonie Bao(ヌーニー・バオ)が歌っているが、また全然違う楽曲に感じる。

3. Avicii – Kingdom Come (ft. Noonie Bao)

リーク日 : 2022年12月9日

Aviciiのシングル「X You」のボーカル・バージョン。

X You」自体は、ボーカルなしのインストロメンタルだが、Waillinをボーカルに採用したバージョンは、公式にリリースされている。

Kingdom Come“のボーカル部分も、魅力的だと思う。

3- 1. Avicii – Wild and Free (ft. Wailin)

これはこれで魅力的だが、

僕個人としては「X You」はインストロメンタルが最高過ぎて、ボーカルなしのバージョンが一番好き。

3- 2. Avicii – X You

Avicii X You」はAviciiのシングルであり、Aviciiだけのシングルではない。

全世界の音楽家から、アイディア(おそらくBPMなど何かの基準は設けた上で)を送ってもらい、楽曲を構成するメロディー、Bassline(バスライン)、Beat/Rhythm(ビート・リズム)、ブレイク、エフェクトなど、それぞれのパーツごとに採用して、Aviciiの引き出しと共に作り上げた一つの楽曲が「X You」。

Avicii(アヴィーチ)」XかけるYou(あなた)」という意味で、「X You」。

総勢4199組のアーティストが、参加した楽曲となった。

公式ミュージックビデオの中で、それぞれのパーツ毎に採用したアーティスト名が表示されている。1つのパーツに複数人採用している部分もある。

このプロジェクトの企画そのものが凄く面白いが、2013年2月27日に「X You」の公式ミュージックビデオが公開されている。

よって、

Levels“、”I Could Be The One“などリリースし、ヨーロッパを中心に注目度があり、まだ”Wake Me Up“はリリースされていない時期に行われたプロジェクトである。

4. Telephone ID (ft. Sarah Aarons, Noonie Bao, John Hill)

Telephone ID (Making Of / Behind The Scenes)

2017年11月1日、

AviciiがSNS上でこの”Telephone (ID)”の制作映像を公開した。当時、自分もその映像を見ていたが、後にYouTube上の音源は削除された。

Part.1(音声有り)
Part.2(音声なし)
Part.3(音声有り)
Part.4(音声有り)
Part.5(音声なし)
Part.6(音声有り)

映像は上の6つ。
音声「有り」と「なし」がある。

その映像を見て貰えば分かるが、4人で制作している。

Avicii(Tim Bergling)
Sarah Aarons(サラ・アーロンズ)
Noonie Bao(ヌーニーバオ)
John Hill(ジョン・ヒル)

上の画像は、その4人の写真だ。

赤毛の彼女が、Noonie Bao(ヌーニーバオ)だが、少しだけSarah Aarons(サラ・アーロンズ)を紹介したい。

また、John Hill(ジョン・ヒル)は、アメリカの音楽プロデューサー・作詞家であり、これまで以下のアーティスト達を裏方で支えているヒットメーカーである。

Banks, Bleachers, Carly Rae Jepsen, Charli XCX, Christina Aguilera, Christina Perri, Demi Lovato, Elle King, Eminem, Florence + the Machine, Foster The People, Imagine Dragons, Jay-Z, Kesha, Khalid, Kimbra, Kings of Leon, M.I.A., Nas, Natasha Bedingfield, P!nk, Big Boi, Phantogram, Portugal. The Man, Rihanna, Shakira, Tinashe, Wu-Tang Clan, and Zara Larsson.

Wikiより

4 – 1. Zedd – The Middle

Sarah Aarons(サラ・アーロンズ)は、オーストラリアのメルボルン出身、1994年生まれのシンガーソングライター。

Zeddの人気曲”Middle“を作詞している。

4 – 2. Middleの制作ドラマ

真上の動画で、

Zeddの人気曲”Middle“がどう制作されたか、その歴史が語られているが、制作期間は1年間。

Sarah Aarons(サラ・アーロンズ)のデモから始まり、曲の重要なラインが定まった。そこから、サラよりも上手く歌えて、かつサラの歌声に似たボーカルを14人も試した末、ようやく、マレン・モレスという、カントリーシンガーに決まったようだ。

この真上の制作映像を見ていると、

タトューとメガネ、シャツの着こなし、そして歌声から、2017年11月1日、AviciiがSNS上で制作映像を公開した”Telephone (ID)”のボーカルと同一人物であることがわかる。

ただサラも、ヌーニーバオも、裏方のシンガーソングライターなので、もし公式なリリースがあったとしても、別のシンガーをボーカルにする可能性は高い。

最後に

Avicii New ID(with Noonie Bao) [厳選掛け流し]

Telephone (ID)”を除く、全5曲。

3つのID」と「2つのアコースティック・バージョン」を、プレイリストにしている。

まとめて聞きたい方は、ぜひご利用あれ。

2曲目の”Utopia(理想郷)”は、イチオシ!