タンザニア、ザンジバル島にある世界遺産の街「ストーンタウン (Stone Town)」。
このユニークで迷路のようなアラブの街には、多くのレストラン、ホテルが点在。
その中でも、夕方になると、一際賑やかになる場所がある。
フォロダニ公園の屋台
それが、「フォロダニ公園 (Forodani Garden) の屋台」だ。
夕方になると、フォロダニ公園には、観光客をターゲットにした屋台が、数多く並ぶ。
ロブスター、チキン、エビ、イカの串刺しに、ザンジバルピザ、サトウキビジュースなど売っていて、ここには、多くの観光客が集まる。
だが、興味本位でこの屋台へと足を運ぶ観光客は多いのが、実際に買う人はかなり少ない。
じゃあ、何で賑わっているのか。
それは、屋台の食べ物を売るための商売人の厚かましさだ。笑
日本にはないような鬱陶しさで、自分の屋台の飯をアピールしてくる。
こっちは興味なくても、これは、〇〇で、これは、△△。と説明し、勝手に、皿によそり始める。
「欲しい。とか一言も言ってないやんけ。強引過ぎるじゃろ…。」
と思いながら、僕は、すうっとその場を去る。
すると、7mくらい自分の後をついてくる。
タンザニア人の男は、だいたいこういう感じだ。笑
では、商売人が鬱陶しいから、あまり売れてないのだろうか?
だが、僕が思うに、理由は他にもある。
多くの観光客は、ザンジバル島に初めてくる人だ。
なので、屋台の存在をガイドブックなどで見て、一度は、訪れる。
だが、実際に商品である食べ物を見ると、「正直、珍しさはあるが、美味しそうじゃない。」
しかも、値段が高いのだ。
グリルしたロブスターの串刺しは、「1本、10000シリング (約500円)」。
グリルしたエビの串刺しでも、「1本、8000 or 9000シリング (約400-450円)」。
値段は、日本の祭りの屋台よりも高い。
それに、見た目もイマイチで、あんまり食べたいと思うような食べ物じゃない。
しかも、噂では、売れないから、何日も使い回ししてるとこもあるようだ。
個人的に、ローカル向けの屋台が、おすすめ
実は、ストーンタウンには、もう一つ屋台がある。
ダラジャニ市場周辺にある『ローカル向けの屋台』だ。
場所は、
「青色の枠」で囲まれた辺りが、ローカル向けの屋台。
フォロダニ公園の屋台は、観光客向けに対して、こっちは、
現地で暮らしてるザンジバル人向けの屋台。
なので、観光客はかなり少ないが、値段は安くて、美味しい。
まあ現地の人向けなので、観光客があまり手を出しにくい料理も多いけど、普通に食べてみたいと思うのも色々ある。
ザンジバルには、美味しいレストランが結構あるので、それと比べると、もちろん、屋台より、レストランの方が、おいしいけれど。
僕は、フォロダニ公園の屋台でも、こちらのローカル向けの屋台でも、『サトウキビ・ジュース』を飲んだ。
ちなみに、フォロダニの屋台だと、スモールサイズで、「1000シリング (50円)」だったが、ローカル向けの屋台で買う方が、これよりも、半額近く安い。
ザンジバル島で飲める『サトウキビ・ジュース』は、サトウキビをマニュアルな機械で縛ったエキスに、ライムも少し絞る。
サトウキビの甘さとライムの酸っぱさが良い感じに混ざると、最高だ。
でも、作る人によって、そのバランスは変わるので、基本的に、かなり甘い味に感じることが多いかも。
僕は、あとこの屋台では、
甘エビの唐揚げ (上の写真) を食べた。
1グループ (約8個) で、「1000シリング (50円)」。
普通に日本で食べるのと、同じくらい美味しかった。
最後に
ザンジバル島のストーンタウンには、2つの屋台がある。
多くの人は、フォロダニ公園の屋台にしか行かないが、個人的には、ローカル向けの屋台の方が、安くて、美味しくて、おすすめだ。
現地の生活をより近くで感じれるし、本来のストーンタウンの姿を味わえる。
でも、屋台は、食べるだけでなく、見て楽しむ場所でもある。
時間があるなら、2つとも行ってみて、是非、両方の雰囲気や料理を味わってみて欲しい。
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