ストーンタウンの街歩きで見えてくる、ザンジバル人の暮らし。




ザンジバル島の Stone Town (ストーンタウン) は、すごくユニークで、魅力的な街なのだが、日本ではまだまだ知名度が低い。

そこで今回は、ストーンタウンの街歩きをした時に撮った写真を通して、ザンジバル人の暮らしやストーンタウンの魅力を少しでも知ってもらえたら嬉しいなぁと思う。

では、早速、ストーンタウンの街中へ。

街歩きスタート

ストーンタウンの朝

ストーンタウンの朝は、そんなに早くはない。

6時頃は、フォロダニ公園周辺で、ランニングをしてる人がいたり、ビーチでは船を磨いてる人がいたりするくらいで、街中では、ほとんど人を見かけない。

朝の8時ぐらいまで、ショップや飲食店は、まだオープンしないので、割とスローな出だしだ。

街中には、7時ぐらいになると、チラホラ人が現れ始め、7時半頃には、小学生たちの通学が始まる。

僕は、今までイスラム色の強い街を訪れたことがなかったので、コーランの放送が聞こえたり、スカーフを被ってる女性の姿を見たりすると、すごく新鮮に感じた。

イスラム教にも色々あるが、ザンジバルは、緩めのイスラム教だ。

スカーフを頭に巻くが、顔は隠さない。

ストーンタウンは、イスラム文化というよりも、スワヒリ文化と言った方が正確かな。

お母さんと手を繋いで学校へ行く女の子も。

海外を旅しても、あんまり現地の子が学校へ行ってる様子など見る機会がない。

家も、ホテルも、飲食店も、モスクも、全てが、バラバラと点在してるコンパクトなこの街を歩いていると、彼らの暮らしと身近になれる。

これは、街中で見かけたアートワーク。

なんか目に留まった。

かつてのストーンタウンは、きっとこんな感じだったんだろうなと想像しながら、街歩きをしていた。笑

ゾロゾロと、学校へ向かう小学生たちに対して、

おじさん達は、通りで、のんびりとコーヒーを飲みながら、くつろぎタイムだ!

すごく和やかな雰囲気が、この通りに漂っていた。

コーヒーを淹れてる

僕は、コーヒーが苦手なので、飲まなかったけれど、もしコーヒー好きなら、是非試してみると良い。

苦めらしいが、結構美味しいという噂だ。

しかも、日本円にすると、5円か10円くらいで、信じられない安さ。

ストーンタウンの街中は、こんな感じで、

基本的に、道が狭い。

車が通れない道がほとんどなので、歩きか、バイクがほとんどだ。

通りが、ほとんど路地裏って感じ。

このトンネルから、光が少し差し込んでくる感じが、個人的に好き。

逆に、海沿いの道とかは、道幅が広い。

なので、街の中央部にある宿へは、街の外側か、中心部を途中まで通る道で、車から降り、徒歩で移動する感じになる。

オールドアラブ砦の裏道を歩いていると、ゴミを集めてる人たちがいた。

ここは、ゴミ置場的な感じで、いつ通っても、ゴミがたくさんあった。

壁が、ボロボロだ。

だが、そこに歴史を感じる。

兄弟なのかな?

仲良く手を繋いで小さい子を思いやる少年の姿は、忘れられない。

キュートな瞬間だった。

ストーンタウンの独自の文化

ザンジバルドア

ザンジバル島のストーンタウンは、世界遺産に認定されてる。

その大きな理由は、この街が、世界で他にない独自の歴史を守ってるからだ。

上の写真は、「ザンジバルドア」というものなのだが、アラブとインドの影響を受け、独自に進化したドア。

ザンジバルドア

ザンジバルドアは、街中で、たくさん見かけるが、どれもデザインが違う。

街歩きの際に、ザンジバルドアだけを観察するだけでも、すごく楽しいと思う。

ザンジバルチェスト

ザンジバルドアの他には、ザンジバルチェストも有名だ。

衣装箱なのだが、このデザインも、ザンジバルドアのように、ユニークで良い感じ。

からゆきさんの家

ここは、からゆきさんの家。

*からゆきさんとは、人の名前ではなく、日本から外国へ売春のために売られていった娼婦の別称。*

現在は、1階にいろんなショップが入っていて、2階は、現地の人が住んでるのかな。

ザンジバル島に住む人たちは、日本のように、テレビが一家に一台とかない。

なので、町に一個あるようなテレビをみんなで共有して見てる。

じっと見てる時もあれば、盛り上がってる時もあって、ザンジバル人の暮らしを垣間見てるようだった。

街中では、サトウキビジュースを売ってる人も。

見て欲しい、この水の量を。笑

こんなにたくさんまとめて置かれたペットボトル (水) を僕は初めて見た。笑

Small サイズで、500シリング (25円) くらい。

大サイズもある。

この人の作るサトウキビジュースは飲まなかったけど、結構美味しかった。

かなり甘かったけど。

サトウキビの液を出すために、押しつぶし機械があるのだが、マニュアル式でそれを見てるのもなかなか新鮮だった。

最後に

他国へ訪れた時はいつも、街歩きをするようにしてる。

なぜなら、街を歩くことで、よりその街やその街に暮らす人々をより知ることが出来るから。

そして、ただ歩くだけでなく、まだ店が開いてない時間帯の朝だったり、夕方、夜など。

その街に何日か滞在する時は、時間帯も変えながら、街歩きをするように心掛けてる。

今まで、色んな国の色んな街を歩いてきたけど、ザンジバル島のストーンタウンは、特に印象的だった。

こんなにユニークで、当時の雰囲気もそのまま残る街は、なかなかないと思う。

この記事を通して、ザンジバル島の魅力が少しでも伝わったら嬉しい。



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