オーストラリア留学中、Avicii のライブで、『自分が本気で生きてないこと』を見透かされた。




Avicii (アヴィーチー)

本気で惹かれたアーティスト

遡ること、大学一年の夏休み、

僕は、人生で初めて、本気で、あるアーティストを好きになった。

スウェーデン出身の音楽プロデューサー、DJ  Avicii (アヴィーチー) だ。

これまで色んなアーティストの音楽を聞いてきたが、その曲を好きになっても、アーティスト (人間) に惹かれることは一度もなかった。

しかし、“ Avicii – Wake Me Up ”という曲に衝撃を受け、他のシングルも聴き始めると、詩的な歌詞、斬新な音楽、意味深なミュージックビデオ。

彼の芸術の底深さに、僕は、どんどん魅了されていった。

そこから、Alesso, Hardwell, Martin Garrix など、EDM全般も聴き始めて、メディアやSNSでも、海外の音楽情報を探すようになる。

2014年の9月末、

僕は、大学一年の春休みに、オーストラリアの「ブリズベン (Brisbane)」という街で、5週間の語学留学することを決めた。

セレンディピティ (予期せぬ幸運)

留学の申し込みも終わって、約2ヶ月後のこと。

たまたま、ある音楽メディアを見ていると、

オーストラリアで開催される「Future Music Festival (フューチャー・ミュージック・フェスティバル) 」に、Avicii が登場する

という情報を得た。

この「Future Music Festival」は、

オーストラリアの都市5ヶ所で行われるフェスのようで、その5つの内の1つに、僕の留学先である「ブリズベン」も含まれていた。

しかも、ちょうど日程 (3月7日) が、僕の留学中と被っていて、ドンピシャだったのだ。

*留学期間は、2月7日〜3月14日*

これは行くしかない!」と感じ、慣れない英語表記のみの「公式サイト」から、チケットを買うことに。

このフェスは、1人でチケットを複数枚買えるシステムだったので、

1人で行くのもなんだから、留学先で、誰か誘おう。

ということで、行く相手を決めてない状態で、チケットを2枚買った。

因みに、これが僕にとって、人生初ライブ (初フェス)

ライブのチケットの買い方さえ知らない僕は、いきなり海外のサイトでのチケットの購入で、もちろん、かなり手こずった。笑

だが、無事に購入でき、僕は、オーストラリアへ飛び立った。

2015年3月7日土曜日

留学も、約4週間が経ち、遂に、この日がやってきた。

オーストラリア @Future Music Festival

僕は、オーストラリア第3の都市「ブリズベン (Brisbane)」の学校に通っていたのだが、

フェスの会場は、その学校から、車で30分くらいの場所だった。

Future Music Festival」は、フェスティバルなので、

もちろん、Avicii 以外にも他に、たくさんのアーティストが、ラインナップにしている。

ステージは、いくつかあり、メインステージは、「2つ」。

片方のトリが、大人気ラッパーの Drake (ドレイク) で、もう片方のトリを務めるのが、Avicii (アヴィーチー) だ。

上の画像のラインナップを見ればわかるが、

Afrojack (アフロジャック), Martin Garrix (マーティンギャリックス) のライブセットもある。

1番の目的は、Avicii だったが、僕たちは、昼過ぎから、フェスを楽しんだ。

最初は、スペースに余裕のあったステージ前も、夕方になると、人で溢れてくる。

Martin Garrix, Afrojack の時には、もうギュウギュウ詰めだ。

そして、遂に、Avicii のライブセットの時間がやってきた。

一気に後ろの方から、人の圧が高くなり、超満員。

ステージでは、係の人が、Avicii のライブセットの準備をしている。

5〜7分ほど、空白の時間があり、観客は、Avicii の登場を待ちわびる。

Avicii は、2013年、2014年と、来日公演をドタキャンしている。

だから、2015年時点で、彼のライブに行けた人は、必ず海外でのライブに参加した人だ。

*因みに、2015年の来日公演も、Avicii は、健康上の都合で、ドタキャンし、2016年に4度目の正直で、日本初の来日公演をする。だが、その年に、DJ を引退し、2018年に亡くなったので、彼のライブは、日本人にとって、非常に、レアである。*

時間の20時半が過ぎても、なかなかステージに現れない。

彼は来ないんじゃないかな?」と思い始めた。

僕は、半信半疑だった。

彼は、本当に人間なのかなぁ。笑

実は、宇宙人でした。みたいなオチはないよね…。笑

とか、色々考えていると、

ステージの一部が光始め、「Avicii のロゴマーク」が出現した。

さあ、Avicii の登場だ。

Intro (For A Better Day)

イントロの音楽が流れると、オーストラリアの人たちも、まるで日本人のように、スマホで動画を撮り始めた。

Avicii (アヴィーチー) が、登場した瞬間、

観客は、大絶叫!!

そして、僕は生まれて初めて、Avicii を30m先に見た。

イントロの直後に流れた曲は、当時 (2015年3月時点)、まだリリースされておらず、ライブ初披露でもあった新曲“ For A Better Day ”。

全く予想していなかった流れに、僕は飲み込まれていった。

ライブセットを体感して

Avicii – The Days (2015 Version)

女性ボーカルのイントロから入り、途中でいつの間にか、正規の男性ボーカルへ。

*Jasmine Thompson (女性カバー) →Robbie Williams (男性シンガー)*

そして、別の楽曲と MashUp (マッシュアップ) するという流れ。

観客は、Avicii の音楽の中で、巧みに、転がされる。

僕は、ライブセットを体験していて、彼が、すごく細かなところまで、工夫してるのを感じ取れた。

リリース済のシングルをそのまま流すことは決してなく、全てリミックスされたバージョンで、1曲1曲の繋ぎ方や全体の起承転結。

そのどれをとっても、自分の予想以上であり、期待以上に良かった。

Coldplay – Atlas (Avicii Remix)

スクリーンの映像も立体感があって、

見ていると、自分が実際にスクリーンの中に入り込んだ気分にもなった。

この曲は、Coldplay の “ Atlas ”というシングルを Avicii が、リミックしたバージョン。

結局、リリースされることはなかったけれど、暗く落ち着いた状態から、自然と明るく盛り上がる感じとか、Avicii らしくて、素敵な楽曲だと思う。

彼のライブセットは、まるで音を操ってるようだった。

Avicii – Wake Me Up (2015 Version)

僕が、ライブで最も聴いてみたかった曲“ Wake Me Up ”。

しかも、ライブバージョンに進化していて、凄く新鮮だった。

関連記事 : Avicii (アヴィーチー) の人気曲「Wake Me Up」の本当の意味は、『死なせてくれ』だった!?

因みに、上の動画の続きで、Coldplay と Avicii の共作である“ A Sky Full Of Stars (Avicii Edit) ”が、流れたのだが、

動画の撮影ボタンを押し忘れたせいで、記録に残ってない…。

だが、携帯の記録ではなく、自分の魂には刻まれた。

あの瞬間は、今でも忘れられない。

自分に大きな影響を与えた「原体験」

Avicii (アヴィーチー) のライブセットは、圧巻だった。

オリジナル曲は、どれも微妙にアレンジされ、まだリリースしてない新曲も、4,5曲披露し、曲の繋ぎ方、スクリーンの映像など。

音楽だけでなく、演出も、素晴らしかった。

だが、約1時間半にわたる彼のライブセットを体感して、最も強く感じたものは、彼の本気度だ。

彼のライブセットを肌で味わい、

自分が、人生を本気で生きていないということを見透かされた気分になった

周りにどう思われるかに囚われ、自分が人生で本当にやりたいことへ挑戦してない。

勝手に周りへ変に遠慮して、いつも自分の本気を出さない。

目の前のことを120%で取り組めてない。

まだ自分はやれる。もっと自分を追い込める。

僕は、Avicii の DJ する姿を約30m前で見ていて、とにかく、

彼の人生へ取り組む「本気度」が、ビシビシと伝わってきた。

彼のいるステージと僕の間にある空気から、僕の肌へと伝導してきた。

一度切りの人生だし、もっと思いっきり、生きないと。

周りの目を気にしたり、変に遠慮していては、本当の自分の人生を歩めはしないと。

Avicii のライブセットを生で体感し、目の前で、彼の DJ する姿を見て、

僕は、『周りへ変に遠慮して、全力で生きてない』ことを見透かされた気がした。

僕が、オーストラリアで参加した「Future Music Festival」というフェスティバルは、2006年から、毎年行われていたのが、僕が参加した2015年で幕を閉じることになる。

つまり、僕が行った時が、最初で最後だ。

また、Avicii (アヴィーチー) と自分の人生が、交差した“時と場所”でもだった。

もうあれから、5年が経とうとしている。

今振り返ってみると、

この時の経験が、今の自分の生き方をつくった原体験の1つであることは、間違いない

Thank you Avicii.

Tim Bergling, Rest In Peace.



2 件のコメント

  • このページ正直言って最高ですね。僕はライブに行けなかった側の人間ですが、言葉で何かこみ上げてきました。。言葉を選ぶセンスが良すぎる。僕はそう感じました(笑)

    • こんばんは。

      自分だけの体験に閉じ込めるのではなくて、僕以外の方にも、
      Aviciiのライブを体感してもらえたら嬉しいなぁと思って、
      この記事を書きました。嬉しいコメントありがとうございます‼︎

      平均身長190cm近いオーストラリア人たちの集団の中で、負けずと、
      背伸びし、腕を目一杯伸ばしながら、必死に動画を残してきたので、
      楽しんで頂けると、その甲斐があったなぁと思います。笑

      また是非、気が向いた時やAviciiのエネルギーを感じたくなった時は、
      この記事に遊びに来て、彼のエナジーをもらっていって下さい!

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です