サルを見るなら、『マニヤラ湖国立公園』に行くしかない!




東アフリカの「タンザニア」にある『マニヤラ湖国立公園』。

 前回の

「ムトワンブ」という町から『マニヤラ湖国立公園』へ。

 という記事で、マニヤラ湖国立公園が、どの辺にあるのか。

また、宿泊場所から、国立公園へ入園するまでのストーリーを書いたので、

今回は、

僕が実際に体験した「マニヤラ湖国立公園」のサファリの様子を届けたいと思う。

「マニヤラ湖国立公園」の魅力

国立公園は、それぞれに特徴がある。

セレンゲティ国立公園」は、面積がバカでかく、自然環境は、『果てしない草原』って感じ。そして、ライオン、チーター、ヒョウなども見ることが出来る。

逆に、「マニヤラ湖国立公園」は、コンパクトな国立公園で、動物に近づきやすい。

マニヤラ湖国立公園 (Lake Manyara)

また、草原は少なく、林が多いため、サルが過ごしやすい環境だ。

だが、チーター、ヒョウはいないし、ライオンは、ほぼ見られない。

大物の野生動物をより確実に見たいなら、「マニヤラ湖国立公園」ではなく、「セレンゲティ国立公園」や「ンゴロンゴロ」を優先した方がいいと思う。

でも、動物をより近くで見たいとか、サルが、すごく好きな人には、「マニヤラ湖国立公園」が、かなりおすすめだ。

僕が見た「マニヤラ湖国立公園」

実際に、「マニヤラ湖国立公園」でのサファリがどんな感じだったのか。

写真を交えて、紹介したいなと思う。

マニヤラ湖国立公園のゲート

このゲートをくぐり抜け、ツアーリーダーが公園の管理室で手続きを済ませ、

早速入園。

サファリ開始。

まず、いきなり現れたのは、

ウォーターバックのオス

ウォーターバック (Waterbuck) のオス。

「ナイバシャ湖」や「ナクル湖国立公園」で見たウォーターバックと、色が微妙に違う

ナイバシャ湖のウォーターバック

なんか食べてる草というか、土壌が違うと動物の毛の色も微妙に変わるみたいだ。

上の2枚の写真を比較すると、微妙に違うというか、割とけっこう毛の色が、違う。

実は、ヌー (wildebeest) も、「オレンジ色」と「紺色」と「黒色(灰色)」がいる。

マニヤラ湖国立公園のヌー

「マニヤラ湖国立公園」のヌーは、毛の色が、オレンジ系だった。

*上の写真の中央が、ヌー*

マサイマラとかセレンゲティにいる普通のヌーは、黒色(灰色)。

「ンゴロンゴロ」にいたヌー

そして、

早速、サルを発見!

ブルーモンキー (Blue Monkey)

これは、ブルーモンキー (Blue Monkey)。

マサイマラ、セレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ保全地域、アンボセリ国立公園、ナクル湖国立公園では、一度も見かけなかった。

僕は、「マニヤラ湖国立公園」のみで、ブルーモンキーを見た。

サナギみたいに見える
正面から見ると、こんな感じ。

けっこう、変わった顔をしてる。

可愛い親子
いないないばあっ!してるみたい。

少し車を走らせると、

今度は、ヒヒ (Baboon) を発見。

人間みたいな表情してる。素晴らしい。

ヒヒ (Baboon)
ギンガオサイチョウ (Silvery-cheeked hornbill)

これは、

ギンガオサイチョウ (Silvery-cheeked hornbill)」。

マサイマラ、セレンゲティ、ンゴロンゴロでも、一度も見かけなかったので、ケニア・タンザニアでは、なかなか見れない貴重な鳥。

なんかずっとキョロキョロしてた。

3,4分でどこかへ飛び立ってしまった。

数分、林の中をサファリカーで移動すると、

いきなり、「怒号」が聞こえた!

多分、「ライオンとゾウの怒号だと思うんだけど、

残念ながら、主役の彼らは、林の奥にいて、写真に収められなかったので、動画で録音してみました。

一緒にサファリカーに乗っていたツアーメイトとツアーリーダーも、話してたんだけど、たまに、木の上にいるライオンに対して、ゾウが凄い怒ることがある。

おそらく、その怒号だと思う。

動画でも伝わりはすると思うが、実際にその場にいて、あの怒号を聞いたときは、正直、鳥肌が立った

凄まじい音量で、自分の耳とか、肌とか通り越してくるくらいの振動数を感じた。

野生のライオンを生で見るよりも、この出来事の方が、個人的に、インパクトのある体験だった

しばらくすると、林の中から、ゾウが、

ゾウ
耳をパタパタさせてた
こっちをガン見してる。

このゾウが、怒ってたのかな??

すぐ近くには、イノシシも。

イボイノシシ (warthog)
視力が弱そう。

イノシシを見た後、全然動物がいなくて、

けっこう、静かだなぁと思っていると、

正面から、奴らがやってきた

ヒヒの群れ
みんな、木ノ実に、夢中。
結構大きいヒヒ。
素敵な親子のヒヒも。

背中合わせに、同じ仕草をしてるところが、少しグッときた。

ヒヒの大群が、過ぎ去り、

林の中を抜けると、

広いスペースが出てきた。

近くに、

小さな池?沼?も。

マニヤラ湖ではなく、池。
エジプトガン

そして、

カバ (hippopotamus)

カバは、匂いがすごい。臭い。

雑草?

池の周りに生えてた雑草?的なのだが、

ツアーリーダの「バルタザール」が、この草は、「湖に良くない。or 池に良くない」と話してた。

周りを見渡すと、

雑草にまぎれて、親分がいらっしゃいました。

バッファローとアマサギ
顔が、…
アマサギ (子分)

アマサギ :「親分、しっかりしてくだせぇ!

すぐ近くに、カワセミもいた。

カンムリカワセミ (Malachite kingfisher)

今まで自分が撮った鳥の写真の中で、

カワセミは、ハチドリの次に、ちゃんとピントを合わせて、良い写真を撮るのが難しい。

林 (ブッシュ)

池をぐるっと回って、

再び、林のサファリロードへ

まずは、

シュモリドリ (Hammer kop)

ケニアにあるナイバシャ湖でのボートサファリしたとき以来の再会。

シュモリドリ (Hammer Kop)。

関連記事 : バードウォッチングは、ナイバシャ湖の『ボートサファリ』が、おすすめ。

ヒヒ (Baboon)

このヒヒは、1匹だけ、ポツンといた。

良い表情!

「マニヤラ湖国立公園」でのサファリは、アフリカに来て、7回目のサファリだったので、これまでに、ライオンやヒョウ、チーター、クロサイなど、多くの野生動物を見てきた。

色んな野生動物を観察してきた中で、個人的に、1番面白いと感じたのは、

サル (Monkey)。

本当に、色んな行動や表情を見せてくれる。

もし、アフリカでサファリをしたら、是非、サルをスルーせずに、観察してみて欲しい。

サルは、すごく面白い!

上の1匹でいたヒヒを観察してると、

近くから、「俺を見てくれ!」と言わんばかりの存在感を出してきたサルが、…

おい、俺はここにいるぞ!

はい、ブルーモンキーと再会しました。

ブルーモンキー (Blue Monkey)
何か匂ってる。
メスかな?

ブルーモンキー様、乳首が丸見えです…。

目が怖い…

そして、最後に、

素敵な瞬間に出くわした。

この出来事は、別の記事で、紹介したいと思う。

今回は、ここまで。

最後に

ちょっと長くなってしまって、申し訳ないが、マニヤラ湖国立公園の魅力は、少しでも伝わっただろうか。

マニヤラ湖国立公園では、サルをたくさん見る機会があった

そして、ブルーモンキーやギンガオサイチョウなど、マサイマラやセレンゲティなどでは、一度も見なかった野生動物もいた。

あと、何よりも、コンパクトな国立公園なのが、魅力だと思う。より近くで野生動物を見れるのは、マサイマラやセレンゲティにはない魅力だ。

もしセレンゲティやンゴロンゴロに行く機会があれば、是非、ついでに寄ってみて欲しい。



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